【比較表あり】手数料も無視できない!損しないための賢いFX口座選びとは?

【比較表あり】手数料も無視できない!損しないための賢いFX口座選びとは?

「賢くFX口座を選んで、できるだけ手数料を安くを抑えたい!」

FXを始める目的は、誰もがお金を稼ぐことなので、手数料に関してもシビアにいきたいところです。

そもそもFXにおいて、手数料とは何を指しているのか、詳しくご存知でしょうか?

実はスプレッドだけでなく、FXでは様々な箇所において、手数料が徴収される罠が張り巡らされています。

そこで本記事では、できるだけ手数料で損しないように、FX会社ごとの比較や上手な口座の選び方について解説していきますので、ぜひ参考にしてください!

FXにおける手数料とは

FX会社は、手数料を徴収しなければ企業として成り立ちませんので、様々な形で手数料を徴収します。

おそらく、何かしらの投資経験を持つ人の多くが「手数料=スプレッド」と決めつけているかもしれません。

しかし、手数料の種類はスプレッドだけにとどまりませんので、その他にも「取引コスト」「スワップポイント」といったものがあります。

以下より、それらの詳細について見ていきましょう。

手数料1:スプレッド

スプレッド(spread)は「広がり」という意味であり、FXにおいては、通貨ペアの「買値」と「売値」の差を表します。

例えばUSD/JPYにおいて、【買値:120.000】【売値:120.002】である時、スプレッド(売値 – 買値)は【0.2銭】です。

またスプレッドは、1通貨あたりの取引コストになります。

1通貨売買するときは0.2銭のビハインド、10,000通貨売買するときは20円(2,000銭)のビハインドからトレードが始まることになり、その分はFX会社に徴収される仕組みです。

各FX会社がこぞってスプレッドの「狭さ」をPRしているのは、スプレッドが狭いほどコストが抑えられるためであり、トレーダーにとってメリットが大きい、ということになります。

手数料2:取引コスト

スプレッドとは別に、取引コストを設けているFX会社もあります。

取引コストとは、FX会社がトレーダーに代わって取引を成立させるためのコストです。

さすがに、どれだけ凄腕のトレーダーであっても、インターバンク市場に直接アクセスして取引することは叶わず、言わばその代行料のようなものです。

ただ、最近では多くのFX業者が「取引コスト無料」を提示しており、トレーダーの実質的な負担は、スプレッドによるものに限られるでしょう。

また一部のFX自動売買のように、自動売買のシステム利用料として取引コストが掛かる場合もありますので、その点も事前にチェックしておかねばなりません。

手数料3:スワップポイントの調整額

通貨ペアにおける金利差が、そのままスワップポイントとして反映されるわけではありません。

金利差を考慮し、そこからさらにFX会社の調整を加えた上で、初めて付与されるスワップポイントが決定されます。

例えば、本来であれば10.0円分の金利が付与されるところを、FX会社が調整という名目で一部徴収し、付与されたスワップポイントは9.0円だけだった…ということも至って普通のことです。

また買いポジションと売りポジションにおいて、極端に差がついている事例は、誰しもが目にしたことあるのではないでしょうか。

本来であれば、付与される金利も、支払う金利も同額であるはず。

それにもかかわらず偏りが生じているということは、やはりその点においても、FX会社が手数料として抜いているというわけです。

またFX会社ごとのスワップポイントの比較については、以下の記事にてまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

FX初心者必見!スワップポイントの計算方法と注意点まとめ! FX初心者必見!スワップポイントの計算方法と注意点まとめ!

FX会社ごとのスプレッド比較

手数料の大部分は、やはりスプレッドです。

一回あたりのスプレッド差は微々たるものでも、その積み重ねは微々たるものではありません。

では、どのFX会社を選べば、スプレッドによるコストを抑えることができるのでしょうか?

各FX会社がどの程度のスプレッドで提供しているか、以下表の通りです。

FX業者/通貨ペアUSDJPYEURJPYGBPJPYAUDJPYNZDJPYCADJPYCHFJPYZARJPYEURUSDGBPUSD
FXネオ(GMO)0.2銭0.5銭1.0銭0.6銭1.2銭1.7銭1.8銭0.9銭0.4pips1.0pips
DMM FX0.2銭0.5銭1.0銭0.6銭0.8銭0.7銭1.2銭1.0銭0.4pips1.0pips
LINE FX0.2銭0.3銭0.5銭0.3銭0.5銭0.5銭1.6銭1.0銭0.3pips0.5pips
MATSUI FX0.2銭0.5銭1.1銭0.7銭1.2銭1.7銭1.8銭1.0銭0.4pips1.0pips
外為オンライン0.9銭1.9銭3.4銭3.2銭3.6銭3.1銭3.2銭14.9銭1.4pips2.8pips
LIGHT FX0.2銭0.4銭0.9銭0.6銭1.0銭1.5銭1.6銭0.8銭0.3pips0.6pips
みんなのFX0.2銭0.4銭0.8銭0.6銭1.0銭1.6銭1.7銭0.9銭0.3pips0.8pips
インヴァスト証券0.3銭0.5銭1.0銭0.6銭1.7銭1.9銭2.0銭1.8銭0.3pips1.4pips

最近は、FX会社の企業努力もあり、スプレッドについては大きな差が見られなくなりました。

強いて言えば、いずれの通貨ペアにおいても、LINE FXが頭一つ抜けている状態です。

また【NZD/JPY】や【GBP/USD】など、主要通貨から少し外れる通貨ペアに関しては、若干の差がありますので、その辺に注目して比較されてみてはいかがでしょうか。

手数料比較のポイント

スプレッドだけで判断しない

スプレッドが広い=悪い、と一概に判断するべきではありません。

というのも、スプレッドが広いFX業者では「他が提供していない自動売買システムを利用できる」といった利点もあるため、スプレッドの広さだけで優劣がつけられないからです。

重要なのは自分の目的やトレードスタイルに合わせることで、もしスキャルピングやデイトレードのように、取引頻度が多いことを前提とするならば、そのときはスプレッドの狭い口座を選ぶべきでしょう。

「取引コスト無料」が得するとは限らない

国内におけるFX自動売買サービスは、システムの手数料が取られる場合があります。

FX会社トライオートFXiサイクル2取引みんなのシストレトラッキングトレードループイフダンちょいトレFXトラリピQUOREA
手数料片道20円片道20円(90日間無料)片道0円 片道20円 片道0円片道1円片道0円月間総取引の0.05%

上記の手数料は、1000通貨トレードするときに発生する手数料です。

1000通貨トレードするために20円徴収されるということは、実質的に2pips損することと同じであり、その重みは決して無視できるものではありません。

また、せっかく無料のFX会社があるのだから、あえて手数料を取られる口座を選ぶ理由もないのでは…?と思われるかもしれません。

しかし手数料を無料化しているFX自動売買は、大概スプレッドを広くすることで、取引コストを大きくしています。

例えば、マネースクエアの手掛ける『トラリピ』を見てみると、【USD/JPY】のスプレッドは3.6銭!

国内大手の口座においては、0.2銭であるスプレッドが、その18倍もの高く設定されているところを見ると、いかに搾取されているかお判りいただけるのではないでしょうか。

手数料を抑えやすい!おすすめFX口座3選

上表で紹介した中から、スプレッドが狭く使いやすい、おすすめのFX業者を紹介します。

どのFX業者をメイン口座にするか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

LIGHT FX

引用元:LIGHT FX

LIGHT FXの主な特徴:

  • 使いやすいシンプルなチャート機能
  • スワップポイントが業界最高水準
  • 1000通貨から取引可能

スプレッドやスワップポイント、全体的な口座スペックをバランスよく求めたい方はLIGHT FXがおすすめです。

FXのライト層(初心者)向けに設計されているので、どなたでもストレスなくFXに取り組めるでしょう。

強いてデメリットを挙げるのであれば、インジケーターの種類が少ないことくらいですが、TradingviewMT4など、チャート分析専門のアプリを併用することで弱点をカバーすることができます。

LINE FX

引用元:LINE FX

 

LINE FXの主な特徴:

  • 安定してスプレッドが狭い
  • LINE通知で、ファンダメンタル的な材料が受け取れる
  • スマホメインで取引が完結できる

記事内でもお伝えした通り、LINE FXのスプレッドはほとんどの通貨において、他のFX会社よりも勝っています。

プッシュ通知で、相場に関するお得な情報も受け取れますので、スマホをいつも身近に置いている人、取引タイミングを逃したくない人にとっても、これ以上ない環境といえるでしょう。

ただ唯一のネックとしては、新鋭のFX会社でもあるため、トラブル等の対応経験が少ないことが挙げられるでしょうか。

DMM FX

引用元:DMM FX

DMM FXの主な特徴:

  • 最狭水準のスプレッドでFXを楽しめる
  • 口座利用者数も多く歴史も長い、トラブル等に強い
  • 他の人の注文状況が分かる

DMM FXは、口座開設数日本一の実績を持つ、国内最大手のFX会社です。

他者の注文状況を確認できる「売買比率」機能をチェックすることで、どのように立ち回るべきか参考にすることができ、口座数が多いからこそ提供できるサービスと言えるでしょう。

また標準のスプレッドが狭いのは勿論のこと、一部の通貨ペアではキャンペーンが適用されることもあり、さらにコストを抑えて取引できるようになります。

まとめ:手数料のこだわりすぎにも注意!

本記事ではFXにおける手数料について、以下のポイントを中心に解説しました。

  • FXにおける手数料とは
  • FX会社ごとのスプレッド比較表
  • 手数料比較のポイント
  • 手数料を抑えやすいおすすめ口座3選

重要なのは、トレードスタイルに応じて口座を選択するということです。

裁量トレードメインであればスプレッドにこだわるべきであり、自動売買を主軸とするなら、取引コストやスワップポイントを意識するべきでしょう。

FXにおいて手数料と言えば、ついスプレッドばかりに目を向けがちになりますが、その他の点についても留意しておかねばなりません。

以上、参考にしていただければ幸いです。