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投資と聞いてすぐに思い浮かぶのは「株」や「不動産」ですが、中でも人気が高い投資商品といえばやはり、「FX」ですよね。
20年以上続く金融商品としての歴史と、平日24時間いつでもトレードできることがFXの大きな魅力。
中でも様々な証券会社が今「FX」を押している理由は、やはり圧倒的に小資金から始められる、そのハードルの低さではないでしょうか。
しかも他の投資とは比べ物にならない、即金性とリターンの大きさを期待できるのが、何よりFXの魅力ですよね。
だからこそ、収入格差が叫ばれるこの時代に、多くの証券会社がFXのCMや広告を出しているんだと思います。
では、なぜFXは即大きなリターンを見込めるのか、あなたはご存知ですか?
その秘密こそ「レバレッジ」なんです。
今回はFXの優位性を一番体現している「レバレッジ」について、詳しく解説していきたいと思います。
目次
FXのレバレッジとは?
FX最大の魅力であるレバレッジとは、口座に入っているお金よりも、大きな金額を動かせる制度のことで、よく「テコの原理」と表現されたりします。
FXは通貨を売買する投資なので、普通は等価交換になります。
「1ドル=100円」
たとえば上記の交換レートなら、100円で1ドルしか手に入りませんが、ここにレバレッジを使えば100円しかなくても、10ドル、100ドルと、より多くの通貨量でトレードすることができます。
日本では最大で25倍までのレバレッジをかけることができます。
なので、100円あれば、2500ドルを取引できることになります。
レバレッジのメリット
レバレッジを使う最大のメリットは、「リターンの大きさ」です。
先ほども説明しましたが、FXは取引する通貨の量(ロット)で、1pipsあたりの利益が変わってきます。なので、多くのロット数でトレードしたほうが、少ない値動きで大きな利益を得ることができます。
利回りというのは年間で5%以上いけば良いほうだと言われています。
ですが、レバレッジを使えば、10万円から始めても、1万通貨や10万通貨でトレードできるので、1ヶ月で3万円稼ぐことだって可能です。
これだと月利30%となるわけです。
こんなに利回りの良い投資案件なんて、普通は一部のお金持ちくらいにしか紹介されません。
それを誰もが実現できる、というのがFX最大のメリットだといえるでしょう。
レバレッジのデメリット
レバレッジのデメリットは「リスクも大きくなる」ことです。
10万通貨でトレードすれば「1pips=1000円」の利益ですが、逆に考えると相場を読み間違えたら、たった1pipsでマイナス1000円になってしまうと言い換えることができます。
レバレッジを効かせると、逆行したときのリスクも大きくなってしまうので、その点は注意しましょう。
レバレッジ効果によるリターンの違い
ここからは、レバレッジは実際どれくらいの効果を発揮しているのか、ちょっと目線を変えて解説していきます。
先ほどもお伝えしましたが、FXは通貨を売買する投資なので、普通は等価交換になります。
「1ドル=100円」
という交換レートなら、手元に100円がないと、1ドルを手に入れることができません。
これが、レバレッジをまったく使っていない状況です。
では、この状態をトレードに置き換えてみましょう。
せっかくですから、1ドルなんてケチなことはせず、10万円を元手に、1000ドルを買うとしますね。
つまりあなたは、これから1000通貨でトレードすることになります。
「1ロット10万通貨」と考えたら、「0.01ロット」で買いエントリーしたことになります。
シンプルに言い換えれば、1pips動くごとに10円の利益。
つまり、1万円の利益を得るのに1000pipsもの大変動を待たなければいけません。
いま例えに挙げているドル円どころか、よく動くと言われているポンド系の通貨でも、1000pips動くとなると3ヶ月くらいかかります。
しかも、もちろんこれは一方向に動き続けた場合のこと。
長期でもみ合いになれば、1年、2年はかかることも珍しくありません。
たった1万円の利益のために1年、2年も待つくらいなら、別のことをやったほうが絶対に得です。
ですが、ここでFX特有の「レバレッジ」が力を発揮します。
レバレッジをかけることで、10万円あれば、1万ドル(1万通貨)は最低でも動かすことができますし、証券会社によっては10万円で10万通貨を動かすことも可能です。
1万通貨でトレードすれば、1pipsで100円の利益なので、100pips動くだけで、1万円の利益です。
これが10万通貨なら、1pipsで1000円。
ということは、この場合はたった10pipsで1万円の利益を手にできます。
もし、レバレッジを使わずに10万通貨でトレードしようと思ったら、1000万円が必要になるので、レバレッジという制度のおかげで、FXは小資金から稼いでいくことが可能なんです。
レバレッジの計算方法
続いては、レバレッジの計算方法をお伝えします。
レバレッジは保有するポジションの時価総額に対する、口座資金の割合で求められます。
計算式は以下のとおりです。
レバレッジ =(交換レート×ロット数) ÷ 時価評価総額
もう少しわかりやすいように、数字を入れてみましょう。
- 【レバレッジの例1】
- 口座に1000万円入金
- 交換レートは1ドル=100円
- 10万通貨でトレード
計算式:(100円×10万通貨)÷1,000万円 = 1
これだと、レバレッジは「1倍」ということになります。
- 【レバレッジの例2】
- 口座に200万円入金
- 交換レートは1ドル=100円
- 10万通貨でトレード
計算式:(100円×10万通貨)÷200万円 = 5
これなら、レバレッジは「5倍」になります。
いかがですか。
こうやって計算式を出されると、「これって実際にやらないといけないの?」と、面倒な気持ちが湧いてきますが、その心配はありません。
こんなことは一切やらなくて結構です。
「FXはロットを上げると1pips当たりの利益が変わるから、そこを気をつける」
これさえ覚えておけば、自分が今、何倍のレバレッジで取引しているか?なんてことは、1秒も考えなくて大丈夫です。
レバレッジを使う際のポイント
レバレッジという制度のおかげで、FXに秘められた可能性は本当に大きな物となっていますが、最後は、レバレッジを使う際の注意点を解説していきたいと思います。
ポイント1:レバレッジをかけるタイミング
レバレッジの倍率を上げれば、当然リターンも増えますが、その分逆行したときのリスクも増えます。なので、レバレッジには「かけるべきタイミング」が存在しています。
レバレッジをかけていいのは、「勝率が高いポイント」です。
どんなに優れたロジックを持っていても、100%の勝率で勝ち続けることは不可能です。
なので、10回トレードしたら3、4回は負けることを覚悟しないといけません。
なのに、普段からレバレッジの倍率を上げていると、たった2回3回の損失でトレードの資金が底をついてしまい、相場から強制退場することになり、わかりやすいチャンスが来ても、トレードができません。
なので「高勝率」のところ以外では、高レバレッジをかけたトレードをするのは控えましょう。
ポイント2:証拠金は多めに預ける
ここまでさんざん、レバレッジの話をしてきましたが、ここで少しだけ残念なお知らせがあります。
実は、レバレッジの倍率を上げたいなら、口座にたくさんお金を入れないといけません。
FXのトレードは下記の図式で取引がされているんです。
為替取引の情報はインターバンクにしかないのですが、あなたはインターバンクと直接取引することはできません。
なのであなたの注文は、証券会社が一旦肩代わりしてインターバンクとやり取りしているんです。
仮に100万円の損失が出た場合、証券会社が100万円の損失を一旦肩代わりしている状態になります。
FXのトレードはこういう図式で行われているので、「レバレッジの倍率を上げる」ということは、ずばり「証券会社から借金をしてトレードしている状態」なので、支払い能力のない人間に、高倍率のレバレッジで好き放題トレードさせてしまえば、証券会社は損失だけが増えてしまいます。
そこで登場するのが「必要証拠金」というわけです。
普通はお金を借りる際に保証人が必要になりますが、FXの場合は、保証人の代わりが「必要証拠金」なんです。
なのでレバレッジを上げるには、多くの必要証拠金を用意しないといけません。
ただ10万円で始めた場合、レバレッジを高く設定することは難しいので、逆に言えばどうあがいてもいきなり巨額の損失が出てしまうことはありえませんので、これからFXを始めたいと思っている方は、ご安心ください。
ポイント3:レバレッジを引き上げるのは、慣れてきてから
実際にトレードしていけばわかると思いますが、レバレッジを上げると、精神的な負担が増えます。
誰でもそうなるわけではありませんが、一度に増減する金額を見ていると、どうしても不安な気持ちが積もっていき、普段どおりのトレードできなくなってしまうトレーダーは、決して少なくありません。
なので、レバレッジをあげて、大きな利益を狙いたいときは、相場になれるだけでなく、トレーダーとしての自分自身もよく理解できるようになってから取り組むようにしましょう。
FXレバレッジ:まとめ
レバレッジの解説はいかがでしたか。
レバレッジという制度は、株や不動産では使うことができないので、FX最大の魅力がレバレッジなんです。
しかし、ほとんどの証券会社は、口座に入金した段階で強制的にレバレッジが発動してしまうので、「FXはすぐにお金がなくなってしまう」という、ネガティブなイメージの原因も、レバレッジによるもの。
「強制発動」とはいえレバレッジの倍率は必ず自分で設定できるので、許容できる損失や適切な損切り額を事前に決めておく必要があります。
レバレッジによって資金を失ってしまう人の多くのは、「いつか戻るだろう」と楽観的になり、損切りをせず放置し、一気に資金を失ってしまうんです。
資金管理さえ徹底していれば、大きな損失を避けられるだけでなく、少しずつでも利益を残していけるようになるので、「レバレッジ」を上手く活用し、今後の資産形成を進めてください。