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おはようございます。だいまんです。
2020年11月25日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、米国の一般調達局が、「民主党の大統領候補バイデン前副大統領が、今年の大統領選の勝者と思われると判断した。トランプ大統領はGSAに対し協力するよう要請した」と発表したことなどを好感して、NYダウが、始めて3万ドルを超えたことで、リスクオンの展開となった。
ただ、トランプ大統領は、未だ敗北宣言をせず、開票結果については引き続き法廷で争う姿勢を示した。また米経済指標としては、9月ケース・シラー住宅価格指数など住宅指標は強い結果となったが、1月消費者信頼感指数や11月米リッチモンド連銀製造業景気指数はともに予想より弱い結果となり、影響は限定された。
ドル円は104.76まで上昇、ユーロドルは1.1894から1.1841、ポンドドルも1.3381から1.3294で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が124.35、ポンド円は139.85、オージー円は76.95、カナダ円は80.43まで反発もNZD円は73.04から72.75の狭いレンジの動きに留まった。
11月25日の注目材料
- 08:50 (日) 10月企業向けサービス価格指数 [前年同月比] (前回1.3% 予想-0.6%)
- 17:00 (南ア) 10月消費者物価指数 [前月比] (前回0.2% 予想0.0%)
- 17:00 (南ア) 10月消費者物価指数 [前年同月比] (前回3.0% 予想3.0%)
- 18:00 (スイス) 11月投資家信頼感指数 (前回2.3)
- 18:00 (ユーロ圏) ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演
- 19:00 (南ア) 第4四半期BER企業信頼感指数 (前回24)
- 22:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回74.2万件 予想73.0万件)
- 22:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回637.2万人 予想599.3万人)
- 22:30 (米) 第3四半期GDP・改定値 [前期比年率] (前回33.1% 予想33.1%)
- 22:30 (米) 第3四半期個人消費・改定値 [前期比年率] (前回40.7% 予想41.2%)
- 22:30 (米) 第3四半期コアPCE・改定値 [前期比年率] (前回3.5% 予想3.5%)
- 22:30 (米) 10月耐久財受注 [前月比] (前回1.9% 予想0.9%)
- 22:30 (米) 10月耐久財受注・除輸送用機器 [前月比] (前回0.8% (0.9%) 予想0.4%)
- 00:00 (米) 10月個人所得 [前月比] (前回0.9% 予想0.0%)
- 00:00 (米) 10月個人消費支出 [前月比] (前回1.4% 予想0.3%)
- 00:00 (米) 10月個人消費支出・デフレーター [前年同月比] (前回1.4% 予想1.2%)
- 00:00 (米) 10月個人消費支出・コアデフレーター [前月比] (前回0.2% 予想0.0%)
- 00:00 (米) 10月個人消費支出・コアデフレーター [前年同月比] (前回1.5% 予想1.4%)
- 00:00 (米) 11月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値 (前回77.0 予想77.0)
- 00:00 (米) 11月ミシガン大学消費者信頼感指数/現況指数・確報値 (前回85.9)
- 00:00 (米) 11月ミシガン大学消費者信頼感指数/期待指数・確報値 (前回79.2)
- 00:00 (米) 10月新築住宅販売件数 [前月比] (前回-3.5% 予想1.7%)
- 00:00 (米) 10月新築住宅販売件数 [年率換算件数] (前回95.9万件 予想97.5万件)
- 00:30 (米) 週間在庫統計 (前回+76.9万バレル)
- 02:00 (米) 10月ダラス連銀・PCE価格指数 (前回0.9%)
- 04:00 (米) 米連邦公開市場委員会・議事録公表 (11月4日-5日分)
- 王毅中国外相・来日
- 香港行政長官・施政方針演説
11月25日の相場見通し
昨晩の海外市場は、米国の一般調達局、GSAが、「民主党の大統領候補バイデン前副大統領が、今年の大統領選の勝者と思われると判断した。トランプ大統領はGSAに対し協力するよう要請した」と発表したことなどを好感して、NYダウが、始めて3万ドルを超えたことで、リスクオンの展開となりました。
ただ、トランプ大統領は、未だ敗北宣言していません。引き続き開票結果について法廷で争う姿勢を堅持しています。また波乱があるか注意しましょう。
一方でファイザーやモデルナのワクチンに関しては、一部副作用が指摘されています。今後悪いニュースが、聞こえてくる可能性が残っていることは留意しましょう。
今夜の経済指標としては、南ア10月消費者物価指数、米国では、第3四半期GDPと個人消費の改定値、週間新規失業保険申請件数、10月耐久財受注、10月個人所得・消費支出、11月ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値、10月新築住宅販売件数とダラス連銀のPCE価格指数などが公表されます。
引き続き経済指標に対する関心度が低下していますが、第3四半期GDPは、過去の数字ですので良い結果としても、週間新規失業保険申請件数や10月個人所得・消費支出などは弱い可能性があることは、注意しておきましょう。
また、NY午後には、11月4日-5日開催分のFOMCの議事録が公表されます。長期に渡る低金利政策の維持や追加の経済対策の必要性が、示されると思いますが、一定の織り込みがあることで、サプライズがなければ、相場に対する影響はなさそうです。
その他、歴史的に始めて3万ドルを超えたNYダウや最高値を更新したS&P株式指数ですが、一定の達成感が出る可能性も考慮しておきましょう。
11月25日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ポンドドル
- 予想レンジ:1.3250~1.3450
- 基本戦略: 押し目買いから吹き値売り
- 予想時間:09:56 予想時レート:1.3361
反発が1.3177で抑えられて、調整も下値を1.2676や1.2855で支えて再反発の動き。スロー・ストキャスティクスも再度上昇となっており、未だ上値トライの可能性があるか注目したい。ただ、英欧FTA交渉の結果がまだ見えていないが、合意しても一部の内容に留まるとポンド相場の材料出尽くし感が出る可能性があることは注意しておきたい。
上値は現状の戻り高値となる1.3398や1.3403が上値を抑えると上値は追えないが、超えると1.3482の戻り高値や1.3513の上ヒゲまでポイントが薄くなるので注意。ただ、こういった位置にはチャートの青い矢印のように、ファン・ファインが走っており、月足の2.1158の高値からのレジスタンスも位置しており、ピークをつける可能性のあることは留意しておきたい。あくまでこういった位置までしっかりと超えて、1.3608-18、1.3771、1.4032などがターゲットとなる。ただ、2016年のブレグジット決定後の戻り高値となる1.4377まで超える動きは、想定しづらい。
一方下値は、1.3255の転換線、1.3126の基準線、雲の上限となる1.3080、90日移動平均の1.3043、サイコロジカルな1.30前後にロング・ランのサポートが控えて維持されると強いが、維持できない場合雲の下限となる1.2974、1.2906-33の戻り安値圏まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ない。ただし、1.2855の安値を割れると1.2752の戻り安値、1.2676や1.2648を割り込むと1.2435-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.24前後のサポートが視野となるが、維持では堅調も、1.2360や1.2252まで割れると1.2200のサイコロジカルまで視野となる。更なるリスクは1.2073の戻り安値割れとなる。
デイの戦略としては、米感謝祭を控えて小動きに可能性もあり、上値追いは出来ないが、下値は1.33前半が支えると堅調が続く見通しで、昨日の安値1.3293をストップにして、買い下がっても、ターゲットは1.34が上値を抑えると利食い優先が良い。また超えても1.3482や1.3513を前に上げ渋りでは利食いながら対応したい。また、1.33を維持出来ない場合、若干調整リスクが高まりそうで、その場合深押しを待つも1.3196の安値を前に、1.32ミドルなどを買い直して、1.3196をストップ、この場合の利食いは、1.3300-50ゾーンが抑えると利食いながらとなる。
一方売り狙いは、サイコロジカルな1.35は強い位置とみられ、若干ベンチャー気味だが、この前後から売り狙い。できれば1.35ミドルまで売り上がりの余裕を持って、ストップは1.3618越えなどで対応したい。またこういった売りの利食いは、1.34前後が逆サポートすると利食い、また割れても1.33ミドルに切り上がる60分足のサポートでは利食っておきたい。
ユーロ円
- 予想レンジ: 123.50~125.00
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:10:15 予想時レート: 124.36
下値を122.38と121.62で、ダブル・ボトム的に支えて、一時指摘した125.09-125.00の戻り高値圏を超えて125.13まで上昇も、現状はだまし的な展開に留まっている。スロー・ストキャスティクスも不透明な展開を続けており、今後も再度雲の上限位置となる124.73が抑えると、引き直したレジスタンスが有効で上値追い出来ない。125.13をしっかりと超えて125.77-126.13まで視野となるが、上抜けは不透明で、あくまで126.47や127.08の戻り高値を超えて、130円方向への上昇期待となる。
一方下値は、121.62から122.85の戻り安値を引いた短期サポートで基準線の位置となる123.38が支えると強いが、122.85や122.66を割れると121.82-122.23ゾーンの戻り安値まで視野となる。この維持は不透明だが、121.62や121.48の戻り安値を割れるとフィボナッチ・リトレースメントの50%と絡めて、120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。
デイの戦略としては、現状反発的だが、上値追いは不透明。あくまで押し目待ちで、124円前後は維持を見ながら対応。できれば124円割れからサポートが控える123円ミドルまで買い下がって、ストップは122.85割れとしたい。ターゲットは124円ミドル、日足の雲の124.75前後ではしっかりと利食いで、また125円までは上げ渋りでは売り狙いで、このストップは125.13越え。この場合の利食いは、124.15が維持されると利食い。また超えても126.46を超えるまでは、125円ミドル、126円と売り直しから入ってみて、この場合のターゲットは、125円が逆サポートするなら利食いが良い。