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おはようございます。だいまんです。
2020年12月8日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、英欧FTA交渉を睨んで、ポンド相場が荒れた展開となった。バルニエEU離脱首席交渉官が、漁業権で合意が近いとの見方を否定したとの報道、英関係筋が「交渉に進展がないなら7日に協議を打ち切る可能性がある」、EU外交官も「英国とEUは、大きな相違を埋められていない」と発言、英スカイニュースが、「EU外交筋の話として、合意の見通しは暗い」と報道したことから、ポンドドルは、一時1.3225まで売り込まれたが、その後英タイムズ紙が「英国とEUの交渉は進展」と報じたこと、「ジョンソン首相とフォンデアライエン欧州委員長が、対面で協議を行う見通し」などの報道を受けて、1.3405まで買い戻しが優勢となった。また、ユーロドルは、1.2079まで下落後1.2166まで反発、ドル円は104.31から103.92での小動きに留まった。
一方クロス円では、ユーロ円が125.97の安値から126.49、ポンド円は137.91まで下落後139.38まで反発、オージー円が76.91から77.50、NZD円が73.08から73.46まで値を回復したが、カナダ円は81.48から81.18まで売りに押された。
12月8日の注目材料
- 08:30 (日) 10月全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比] (前回-10.2% 予想2.4%)
- 08:30 (日) 10月毎月勤労統計調査-現金給与総額 [前年同月比] (前回-0.9% 予想-0.7%)
- 08:50 (日) 7-9月四半期実質GDP・改定値 [前期比] (前回5.0% 予想5.0%)
- 08:50 (日) 7-9月四半期実質GDP・改定値 [年率換算] (前回21.4% 予想21.6%)
- 08:50 (日) 10月経常収支・季調前 (前回1兆6602億円 予想2兆1171億円)
- 08:50 (日) 10月経常収支・季調済 (前回1兆3455億円 予想1兆8292億円)
- 08:50 (日) 10月貿易収支 (前回9184億円 予想1兆825億円)
- 09:01 (英) 11月BRC小売売上高調査 [前年同月比] (前回5.2%)
- 09:30 (豪) 11月NAB企業景況感指数 (前回1)
- 09:30 (豪) 11月NAB企業信頼感指数 (前回5)
- 09:30 (豪) 第3四半期住宅価格指数 [前期比] (前回-1.8% 予想-0.4%)
- 09:30 (豪) 第3四半期住宅価格指数 [前年同期比] (前回6.2% 予想3.3%)
- 14:00 (日) 11月景気ウオッチャー調査-現状判断DI (前回54.5 予想52.5)
- 14:00 (日) 11月景気ウオッチャー調査-先行き判断DI (前回49.1 予想47.9)
- 15:45 (スイス) 11月失業率 (前回3.2% 予想3.3%)
- 16:45 (仏) 10月貿易収支 (前回-57.45億ユーロ 予想-54.16億ユーロ)
- 16:45 (仏) 10月経常収支 (前回-57億ユーロ)
- 18:30 (南ア) 第3四半期GDP [前期比年率] (前回-51.0% 予想54.6%)
- 18:30 (南ア) 第3四半期GDP [前年同期比] (前回-17.1% 予想-7.4%)
- 19:00 (独) 12月ZEW景況感調査・期待指数 (前回39.0 予想46.0)
- 19:00 (独) 12月ZEW景況感調査・現況指数 (前回-64.3 予想-69)
- 19:00 (ユーロ圏) 12月ZEW景況感調査 (前回32.8)
- 19:00 (ユーロ圏) 第3四半期GDP・確定値 [前期比] (前回12.6% 予想12.6%)
- 19:00 (ユーロ圏) 第3四半期GDP・確定値 [前年同期比] (前回-4.4% 予想-4.4%)
- 20:00 (加) 11月景気先行指数 [前月比] (前回0.14%)
- 20:00 (米) 11月NFIB中小企業楽観度指数 (前回104)
- 22:30 (米) 第3四半期非農業部門労働生産性・改定値 [前期比] (前回4.9% 予想4.9%)
- 03:00 (米) 3年物国債入札(560億ドル)
- 06:45 (NZ) 第3四半期製造業売上高 [前期比] (前回-11.9%)
- 英・ファイザーのコロナワクチン接種開始
- 米大統領選・各州選挙結果の認定期限
- トランプ大統領・新型コロナワクチン巡る会合開催
12月8日の相場見通し
昨晩は、英欧FTA交渉を睨んで、ポンド相場が荒れた展開となりました。9日が合意期限と見込まれているようです。本日もこの続報には注意して対応しましょう。
経済指標としては、日本では、7-9月四半期実質GDPの改定値、10月国際収支と11月景気ウオッチャー調査、英国の11月BRC小売売上高調査、豪州では11月NAB企業景況感指数・信頼感指数と第3四半期住宅価格指数、 南アの第3四半期GDP、独ユーロ圏12月ZEW景況感調査、ユーロ圏第3四半期GDPの確定値、カナダ11月景気先行指数、米国では、11月NFIB中小企業楽観度指数と第3四半期非農業部門労働生産性の改定値、NZ第3四半期製造業売上高などが発表されます。
経済指標に対する反応が限定される展開が続いていますが、注目は、独ユーロ圏ZEW景況感調査とユーロ圏の第3四半期GDPの確定値となります。欧州の新型コロナウイルスの再拡大やロックダウンにも、良好が続いているユーロ圏の指標ですが、流石に弱い結果が見えた場合、ユーロ相場の上値を押さえそうです。
イベントとしては、米大統領選に絡めて各州の選挙結果の認定期限を迎えます。バイデン氏の勝利が確定するとしても、こういった面は、既に織り込まれていることから影響は見えないでしょう。その他、引き続き新型コロナウイルスの感染状況やワクチンに関するサプライズな報道、株価の動きなどにも注目して対応しましょう。
12月8日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
豪ドル・ドル
- 予想レンジ: 0.7350~0.7450
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:08:49 予想時レート: 0.7417
豪ドル・ドル相場は、0.7415を高値に調整も、下値を0.7006と0.6992でダブル・ボトム的に支えて、0.7415の高値を超える動き。スロー・ストキャスティクスも再度上昇気味の動きを示しており、上値トライが続くか注目となる。
上値は0.7455の高値を越えると月足から0.7485、0.7677、0.7814-17の戻り高値圏が視野となるが、更に0.8068や0.8337の2018年の戻り高値が視野となるが、この位置にはロング・ランのレジスタンスが控えている。上昇が続いても一旦の達成感となる可能性には注意しておきたい。
一方下値は、0.7326-40、0.7255-80の戻り安値圏の維持では強く、0.7223を割れても、横ばいの雲の上限0.7203、0.71前後の雲の下限の維持では堅調が続く。ただし0.7029-50の戻り安値圏を維持出来ずに、0.6992の安値割れると、下落が0.6878-73ゾーン、0.6810-33ゾーンまでターゲットとなるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.6778の戻り安値まで割れと過去のレンジゾーンとなる0.6255-0.6571まで視野となるが底堅い位置となる見通し。また、フィボナッチ・リトレースメント(0.5508から0.7415)から見ても、61.8%=0.6687、50.0%=0.6462、38.2%=0.6236などは下値目途となる。
デイでは、基本慎重に押し目待って買いとなるが、まず昨日の安値0.7374をストップに、0.74前後の維持では買ってもターゲットは、0.7455を超えないなら利食い優先。また様子見とするなら、0.73ミドルの60分足のサポートへの下落があれば買いを狙って、ストップは0.7255割れとして、買い下がりでの対応となる。ただ、利食いは、こちらも0.7455が上値を抑えるなら利食い優先。超えてもサイコロジカルな0.75を前にしっかりと利食いたい。また、0.75レベルのCapでの売りは、0.7555越えなどをストップに対応。売りの場合の利食いは、0.74が支えるとしっかりと利食いとなる。
スイスフラン円
- 予想レンジ: 116.00~117.00
- 基本戦略:早期は売りも。買いはしっかりと押し目待ち
- 予想時間:09:12 予想時レート: 116.70
スイスフラン円は、113.28と113.78-78の戻り安値で、トリプル・ボトム的に下値を支えて、反発が直近戻り高値を越える動きとなっている。スロー・ストキャスティクスの上昇傾向もあって、今後上値を更に拡大するか注目となる。
上値は昨日の高値117.16を超えて、117.30-50、117.80が視野となるが、117.89の高値を前に上抜けは不透明となるが、もしこういった位置まで超えると、月足からは118.06-60ゾーンの上髭圏が視野となるが、こういった位置は過去のレンジ的相場の上限を形成しており、戻り売りが出易い。あくまでこの位置を超えて、119.07、120.38などもターゲットとなるが、120円はサイコロジカル的にも、達成感が広がることは、留意しておきたい。
一方下値は、116.39-57、115.87-116.00ゾーンに転換線が控え、更に115.33-58の日足の雲に、短期上昇サポートが控え、維持では強い。ただし、割れると114.56-68、114.16-22の戻り安値まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、リスクは113.78-77や113.28の戻り安値を割れるケースで、その場合相場は崩れ、112.96-113.02、112.43-67なども視野となるが、更に112円を荒れると110円方向への調整リスクとなる。
デイの戦略としては、上値追いは避けなければならず、早期には117円が上値を抑えると売り狙いで、ストップは117.16越え。ターゲットは116.50前後の維持では買い戻しも、116.39を割れると115.50-116.00ゾーンでの利食いで、kの位置の買いは、114.56をストップ、買いのターゲットとは、116.50が逆に上値を抑えると利食いで、また超えても117円を前にしっかりと利食いたい。
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