休暇明け、新しい月のスタートで動意が出るか注目【2021年6月1日】

休暇明け、新しい月のスタートで動意が出るか注目【2021年6月1日】

おはようございます。だいまんです。

2021年6月1日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、英米市場が休場で、参加者が減少していることで動意に薄い中、ドルが軟調な展開となった。OECDが、今年の世界成長率見通しを4.8%に上方修正、米国、ユーロ圏や中国の見通しを引き上げた一方、 ワクチン接種の遅れから日本の見通しを0.1%下方修正したが、主だった反応は見えなかった。

ドル円は109.35まで下落、ユーロドルは、独5月消費者物価指数・速報値が予想を上回る結果となったが、特段反応はなかったが、1.2231まで反発、ポンドドルも1.4218まで買い戻された。

一方クロス円では、ユーロ円は133.66まで下落後133.96まで反発、ポンド円は155.31から155.63で推移、オージー円が84.65まで値を下げ、NZD円は79.76まで上昇、カナダ円は90.53まで利食いに押された。

6月1日の注目材料

  • インドネシア市場休場
  • 07:45 (NZ) 4月住宅建設許可件数 [前月比] (前回17.9%)
  • 08:50 (日) 1-3月期四半期法人企業統計調査・全産業設備投資額 [前年同期比] (前回-4.8% 予想-7.2%)
  • 10:30 (豪) 第1四半期経常収支 (前回145億豪ドル 予想177億豪ドル)
  • 10:30 (豪) 4月住宅建設許可件数 [前月比] (前回17.4% 予想-10.0%)
  • 10:30 (豪) 4月民間住宅着工許可件数 (前回0.1%)
  • 10:30 (豪) 第1四半期企業在庫 (前回0%)
  • 10:30 (豪) 第1四半期企業総利益 (前回-6.6%)
  • 10:45 (中) 5月財新製造業PMI (前回51.9)
  • 13:30 (豪) 豪準備銀行・政策金利発表 (現行0.10% 予想0.10%)
  • 15:00 (英) 5月ネーションワイド住宅価格 [前月比] (前回2.1% 予想0.8%)
  • 15:00 (英) 5月ネーションワイド住宅価格 [前年比] (前回7.1%)
  • 15:30 (スイス) 4月実質小売売上高 [前年同月比] (前回22.6%)
  • 16:00 (スイス) 第1四半期GDP [前期比] (前回0.3% 予想-0.4%)
  • 16:00 (スイス) 第1四半期GDP [前年同期比] (前回-1.6% 予想-0.2%)
  • 16:30 (スイス) 5月SVME購買部協会景気指数 (前回69.5 予想70.0)
  • 16:50 (仏) 5月製造業PMI・改定値 (前回59.2 予想59.2)
  • 16:55 (独) 5月製造業PMI・改定値 (前回64.0 予想64.0)
  • 16:55 (独) 5月失業者数 [前月比] (前回0.90万人 予想-0.90万人)
  • 16:55 (独) 5月失業率 (前回6.0% 予想6.0%)
  • 17:00 (ユーロ圏) 5月製造業PMI・改定値 (前回62.8 予想62.8)
  • 17:30 (英) 5月製造業PMI・改定値 (前回66.1 予想66.1)
  • 18:00 (ユーロ圏) 4月失業率 (前回8.1% 予想8.1%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 5月消費者物価指数・速報値 [前年同月比] (前回1.6% 予想1.9%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 5月消費者物価指数コア指数・速報値 [前年同月比] (前回0.7% 予想0.9%)
  • 21:30 (加) 第1四半期GDP [前期比年率] (前回9.6% 予想6.8%)
  • 21:30 (加) 3月月次GDP [前月比] (前回0.4% 予想1.0%)
  • 21:30 (加) 3月月次GDP [前年同月比] (前回-2.2% 予想6.5%)
  • 22:30 (加) 5月マークイット製造業PMI・季調値 (前回57.2)
  • 22:45 (米) 5月製造業PMI・改定値 (前回61.5 予想61.5)
  • 23:00 (米) 5月ISM製造業景況指数 (前回60.7 予想61.0)
  • 23:00 (米) 5月ISM製造業価格指数 (前回89.6)
  • 23:00 (米) 5月ISM製造業新規受注指数 (前回64.3)
  • 23:00 (米) 5月ISM製造業雇用指数 (前回55.1)
  • 23:00 (米) 4月建設支出 [前月比] (前回0.2% 予想0.6%)
  • 23:00 (米) クオールズFRB副議長「インタビュー」
  • 23:30 (米) 5月ダラス連銀製造業業況指数 (前回37.3)
  • 00:00 (英) ベイリー英中銀総裁講演
  • 03:00 (米) ブレイナードFRB理事講演
  • OPECプラス閣僚級会合

6月1日の相場見通し

昨晩は、英米市場が休場で動意に薄い展開でしたが、本日は英米の参加者が戻って来ること、加えて重要な経済指標の発表も多く、相場に動きが見えるか注目して対応しましょう。

金融政策としては、豪準備銀行が政策金利を発表します。豪州では、ワクチン接種者の拡大や感染者数の減少を受けて、7月にも豪州中銀がテーパリングを開始するとの思惑が高まっています。今回政策金利が据え置かれても、声明などで、こういった面がクローズアップされるなら、豪ドル相場の強い上昇につながるか注目しましょう。

経済指標としては、NZ4月住宅建設許可件数、日本の1-3月期四半期法人企業統計調査、豪州では、第1四半期経常収支、4月住宅建設許可件数・住宅着工許可件数と第1四半期企業在庫・企業総利益、中国の5月財新製造業PMI、英国では、5月ネーションワイド住宅価格と製造業PMI・改定値、スイスでは、4月実質小売売上高、第1四半期GDPと5月SVME購買部協会景気指数、ユーロ圏では、各国の5月製造業PMI・改定値、独ユーロ圏5月失業者数・失業率、ユーロ圏5月消費者物価指数・速報値、カナダでは、第1四半期と月次GDP、5月マークイット製造業PMI、米国では、5月製造業PMI・改定値とISM製造業景況指数、4月建設支出と5月ダラス連銀製造業業況指数などが発表されます。

豪州の材料が多いですが、中銀の政策金利の発表を控えて、結果に強弱が出ても影響は出難いでしょう。ユーロ圏では、5月消費者物価指数の速報値に強弱が見えた場合、一定の動きが出るでしょうが、サプライズとしては、弱い結果の方が悪影響は強そうです。

また、米国では、ISM製造業景況指数が焦点です。結果次第ですが、米長期金利に動きが見えた場合、ドルの動きが荒れた展開となることは、留意しておきましょう。

要人発言としては、米英ユーロ圏の要人発言が続きますが、直近市場が注目しているテーパリングに関して、一定の言及があった場合、思惑を誘い易いので注目しておきましょう。

6月1日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

豪ドルドル

  • 予想レンジ:0.7700~0.7800
  • 基本戦略: 押し目待ちの買い
  • 予想時間:08:34 予想時レート: 0.7744

上昇が0.8008でトピッシュなり、日足の雲を割り込むも、現状は0.7532を維持して、保合が続いている。次の保合からレンジブレイクが発生するか注目されるが、ただ、スロー・ストキャスティクスが、反転下落を続けており、弱い可能性が残ることは留意しておきたい。

上値は、0.7797-0.7858の戻り高値圏が抑えるとレジスタンスが有効となる。0.7892の戻り高値を越えて、0.7900や0.7950のサイコロジカルが視野となるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで0.8008の直近高値を超えて0.8068や0.8337の2018年の戻り高値が視野となるが、こういった位置の上抜けは現状不透明となる。

一方下値は、0.7676-78の戻り安値圏の維持では強いが、維持出来ない場合、雲を割り込むこととなり、0.7583-0.7635の戻り安値圏まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.7532の戻り安値を割れると調整が深まり、0.7515、0.7462の下ヒゲ、0.7374-0.7423の戻り安値まで視野となるが、この位置はそれ以前の高値圏で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持できない場合0.7339―52、0.7255―81まで視野となるが、この維持は不透明も0.7223の安値まで割れると、ロングランのサポートを崩す形から0.7029-50まで視野となる。また0.6992安値まで割れると下落が加速する可能性となり、0.6878-73ゾーン、0.6810-33ゾーンまでターゲットとなる。この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.6778の戻り安値まで割れと過去のレンジゾーンとなる0.6255-0.6571までターゲットとなる。

デイの戦略としては、本日はRBAの政策発表で、相場が荒れる可能性に注意となる。政策金利の変更は想定されていないが、市場では7月にもテーパリング開始の可能性が高まっている。こういった面が今回の声明で明らかとなった場合、豪ドルの押上となるが、一方でテクニカル面では、売りが未だ示唆されている。どちらを優先するかは不透明だが、中銀が警戒感を残す可能性もあり、あまり強い期待感を持つのは避けておいた方が良さそうだ。

従って、デイの戦略としては、思惑が覆される可能性もあり、あくまで押し目を待って買うのが良さそうだ。下値は0.7700-20ゾーンが維持されると買っても、0.7676を割れるなら止めるスタンス。ターゲットは、0.7760-80が抑えると利食い、0.7797-14の戻り高値を越えるケースからは、0.7820-60ゾーンでは利食い優先となる。またこの位置の売りは0.7892をストップとしても、逆に下値は0.7760-00ゾーンが維持されると利食いとなる。

休暇明け、新しい月のスタートで動意が出るか注目【2021年6月1日】

ユーロ円

  • 予想レンジ:133.20~134.50
  • 基本戦略:押し目買い
  • 予想時間:08:45 予想時レート:133.96

上昇が、134.06まで拡大。上値は、今後134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。

一方下値は、132.52-93の転換線と絡む位置、132.14-17の基準線と絡む位置、131.48-64の戻り安値の維持では強く、131.04の戻り安値で、雲の上限を割れると130.21-57の戻り安値、130円前後の雲の下限が視野となるが、維持では堅調も129.59を割れると、128.83-129.23ゾーンまで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、128.29-39の戻り安値や128.13を割れると調整が深まり、127.50-77の戻り安値、126.98-127.32ゾーンが視野となるが、過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-126.70、125.60-126.10の戻り安値圏まで視野となる。こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。

従ってデイの戦略としては、上値追いは出来ず、あくまで押し目待ちとなる。133.60-70ゾーンへの押し目から、133.20-40まで買い下がりで、ストップは132.93割れ。ただし、このターゲットは134円がCapされると利食いで、また134.06の直近高値を超えても、134円ミドル、135円を前にしっかりと利食いたい。

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