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おはようございます。だいまんです。
2021年9月13日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、欧州時間は、週末を控えてドルの売り戻しが優勢となるも、米8月卸売物価指数が予想を上回ったことで、米10年物国債利回りが、1.355%まで上昇、また引けにかけてNY株価3指数が、マイナス圏に大きく沈んだことで、リスク回避的にドルは下げ渋った。今夜もメスター・クリーブランド連銀総裁が「インフレには上向きのリスクが見られる」、「テーパリングを今年開始し、2022年上期にかけて終了することを支持」と発言したが、影響は限られた。
ドル円は、109.99から109.79で揉み合い、ユーロドルは、1.1851まで反発後1.1811、ポンドドルも1.3889まで上昇後1.3831まで利食いが優勢となった。
一方クロス円では、ユーロ円は、130.28まで上昇後129.77まで利食いに押され、ポンド円が152.65から151.95、オージー円は81.44から80.76、NZD円は78.65から78.111、カナダ円も87.32まで反発後86.63まで値を下げた。
9月13日の注目材料
- 07:45 (NZ) 8月食品価格指数 (前回1.3%)
- 08:50 (日) 7-9月期四半期法人企業景気予測調査・大企業全産業業況判断指数 (前回-4.7)
- 08:50 (日) 7-9月期四半期法人企業景気予測調査・大企業製造業業況判断指数 (前回-1.4)
- 08:50 (日) 8月国内企業物価指数 [前月比] (前回1.1% 予想0.2%)
- 08:50 (日) 8月国内企業物価指数 [前年同月比] (前回5.6% 予想5.6%)
- 03:00 (米) 8月月次財政収支 (前回-3021億ドル 予想-1730億ドル)
- ノルウェー総選挙
- OPEC月報
9月13日の相場見通し
金曜日は、揉み合い気味の展開に留まりました。ただ、米株価3指数が、軟調な推移となっており、一部に今週末のクォダブル・ウィッチングに向けて、NY株価の軟調が指摘されています。今週は、来週のFOMCを前に、テーパリングの開始時期が、市場で大きく注目を集める中、米消費者物価指数や小売売上高の発表を控えています。強い結果が相場を混乱させる可能性に、留意しておいた方が良いかもしれません。
経済指標としては、日本の7-9月期四半期法人企業景気予測調査と国内企業物価指数、米国では8月月次財政収支、OPEC月報ぐらいしか、材料がありません。経済指標の影響はほとんどなさそうです。
週初で、相場の行方が、おぼろげになり易いですが、今週のイベントを控えて、株価は米長期金利に、ポジション調整的な動きが見えた場合、為替市場にも一定の影響があることは、留意しておきましょう。
9月13日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ユーロドル
- 予想レンジ:1.1760~1.1860
- 基本戦略: 逆張りも戻り売り優先
- 予想時間:06:44 予想時レート:1.1815
上値を1.2351や1.2266でCapされて、下落が1.166でまで拡大も現状はこの位置を維持して反発的。ただ、戻りが1.1909でCapされて、月足や日足のスロー・ストキャスティクスが反転下落となっており、一定の下値トライがありそう。
上値は、1.1885-86の戻り高値が抑えると弱い。1.1909の戻り高値を越えて1.1930-45の90日移動平均と絡む位置、1.1975の戻り高値を越えても、1.1995-1.2007の下落スタート位置に雲の上限が控えている。更に超えても1.2009、1.2032-57、1.2094-1.2101の日足の窓の上限、1.2135-48の戻り高値を超えても1.2193-95,1.2218-55が抑えると上値は追えない。あくまで直近高値の1.2254-66を超えて、1.2285の戻り高値を目指す動きとなるが、上抜けは不透明で、1.2349の今年の高値をしっかりと超えて、1.2400のサイコロジカル、月足からは、1.2414-1.2476の戻り高値圏、1.25のサイコロジカルまで視野となる。ただ、1.2555の戻り高値を越えるかは、現状不透明となる。
一方下値は、基準線と絡む1.1783-94の維持では強いが、割れると1.1726-35、1.1690の戻り安値が視野となるが、維持では良いが1.1664の安値や1.1650のサイコロジカルを維持出来ずに、1.1603の安値を割れるケースで、その場合調整が深まり、それ以前の高値1.1495から1.1422ゾーンまで視野となるが買いが入り易い。またもし割れても1.12-1.14ゾーンは、揉み合いを経たゾーンで、こちらも買いが入り易い。あくまで1.1168の戻り安値を割れるまでは、堅調相場が続くと見たい。
従ってデイの戦略としては、揉み合い気味で、本日材料に薄く、揉み合いが想定されるが、軟調な株価が、リスクオフのドル買いにつながるか注目しておきたい。
上値は、まず1.1851-54ゾーンが抑えると戻り売りから、ストップはこの位置で、超えても1.1909をストップに、1.19手前は売り上がり。ターゲットは、1.1783-02の維持では買い戻しも、割れるなら1.17ミドルを前に利食いを優勢。またこの位置の買いは、1.1725をストップに検討される。この買いのターゲットは、1.18前半では利食いを優先したい。
ユーロ円
- 予想レンジ:129.00~130.50
- 基本戦略: 戻り売りから
- 予想時間:07:21 予想時レート: 129.82
上値を134.13でCapされて、調整が127.94まで拡大も現状はこの位置を維持して反発的。ただ、反発が130.75レベルでCapされて、スロー・ストキャスティクスが反転気味。直ぐにではないとしても、調整リスクが残ることは留意しておきたい。
上値は、130.28-32が抑えると弱い。130.75の戻り高値を越えて131.09の戻り高値、131.36の雲の上限が視野となるが売りが出易い。ただ、超えると131.86-132.24の戻り高値、132.43-70-88の戻り高値圏を超えて、133.58-70や134円のサイコロジカルが視野となるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで134.13の高値を越えて、134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。
一方下値は、129.67-69が支えると良いが、割れると129.50-60、129.16―34の基準線と戻り安値を割れると、128.30-77の戻り安値圏まで視野となるが、維持では堅調が続くが、127.94を割れると127.50-77の戻り安値、126.98-127.32ゾーンが視野となるが、過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-70、125.60-126.10の戻り安値圏まで視野となる。こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。
従ってデイの戦略としては、揉み合い気味も戻り売り優先。上値は、130.70-75をストップに、130円ミドル方向への上昇で売り狙い。ターゲットは、129.50-67の維持では利食いも、割れると128.90-20では利食いを優先。またこの位置の買いは128.59をストップ、または127.93をストップして、128円前半まで買い下がりも検討されるが、こういった下落のターゲットは、129.50-70が抑えると利食い優先が安全となる。