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おはようございます。だいまんです。
2021年9月6日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、失業率は予想通りも8月非農業部門雇用者数が、+23.5万人と市場予想の+75.0万人を大きく下回ったことで、ドル売りが優勢となった。ただ、米10年物国債利回りは、1.267%まで下落後1.336%まで反発したが、ドルの買い戻しは限定された。また、NYダウは一時174ドル下落も、その後値を戻しており、株価面では、8月雇用統計の悪影響は、大きく出ていない。
ドル円は109.59まで下落、ユーロドルは、ユーロ圏各国のサービス業PMIの改定値が下方修正されたことで1.1866まで下落後1.1909まで一時反発、ポンドドルは、1.3816から1.3892まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円は130.74から130.19、ポンド円は、151.73から152.29で上下、オージー円は87.04から81.52、NZD円は78.66から78.20、カナダ円は87.91から87.44で揉み合った。
9月6日の注目材料
- NY市場、オタワ市場休場(レーバーデー)
- 15:00 (独) 7月製造業新規受注 [前月比] (前回4.1% 予想-1.0%)
- 15:00 (独) 7月製造業新規受注 [前年同月比] (前回26.2% 予想18.9%)
- 17:30 (ユーロ圏) 投資家センチメント指数 (前回22.2)
- 17:30 (英) 8月建設業PMI (前回58.7 予想56.9)
- 20:10 (英) マン英MPC委員講演
- 非公式EU財務相会合
- 米失業者追加給付金終了
9月6日の相場見通し
週末の相場は、サプライズ的な米雇用統計の結果を受けて、ドル売りが進むも、動きはあまり大きなものになっていません。不透明感が残りますが、弱い非農業部門雇用者数の結果にも、米長期金利の低下が限定されたことなどが、要因と指摘されています。恐らく、この結果であっても、FRBのテーパリングの流れは、変わらないとの見方が優勢なのかもしれません。
その面では、今週も米国債の入札が実施されます。長期金利の動向には、引き続き注目しておきましょう。一方ユーロ圏では、ECB理事会が開催されます。今回はスタッフの景気見通しも発表されることで、注目が集まりそうです。ただ、変異株の蔓延が不透明な中、現状市場が想定しているタカ派スタンスが示される可能性は低いでしょう。ECB理事会後のユーロ売りには注意しておきましょう。
ただ、本日はNY市場が休場です。参加者の減少もあって、動意に薄い展開が続くことを前提に対応しましょう。
経済指標としても、独7月製造業新規受注、英8月建設業PMIぐらいしか、発表はありません。イベントも重要なものはなく、暴騰している日経平均株価に対するリスクオンの動きも見えておらず、逆張り的な戦略が考慮されそうです。
9月6日のデイ・トレード戦略
ドル円
- 予想レンジ:109.45~110.00
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:08:23 予想時レート:109.73
上昇が111.66でCapされて、下落が日足の雲を割れて、108.72まで拡大も、サポートに守られて反発も、揉み合いが続いている。ただ、瞬間雲を上抜けたが、上げ渋っており、またスロー・ストキャスティクスが、丸みを帯びていることは注意したい。
上値には、一旦雲を超える動きが見えたが、110.42で抑えられており、引き続き日足の雲、110.42-55が抑えるとレジスタンス的。110.80を越えて、110.82-111.20の戻り高値圏、111.50のサイコロジカルが視野となるが、やれやれの売りが出易い。あくまで111.66や111.71の戻り高値を越えて、112.15の月足の雲の上限や112.23の戻り高値まで視野となる。こういった位置は125.86の高値から99.02の安値までの調整の50%(112.44)の位置に相当することで、上抜けは相当厳しい位置となる。ただし、超えると114.55,114.73、115.51、118,66-60のトランプ大統領就任後の高値まで視野となる。
一方下値は、109.59や109.41の戻り安値を割れると、サポートが崩れる。ただ、109.11の戻り安値を割れてもサイコロジカルな109円前後が維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、108.72まで割れると調整色が強まり、108.56-57の戻り安値圏、108.35の戻り安値まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、108.03の戻り安値や108円を維持出来ずに、もし107.48まで割れると相場は崩れる。その場合107.16のそれ以前の高値、106.94の戻り安値、106.37-64の戻り安値、サイコロジカルな106円前後まで視野となるが、大きな流れのネックラインからは、買いが入り易い。
ただ、105.83-85の戻り安値まで割れると105.20、サイコロジカルな105円が視野となるが、更に突っ込み売りは出来ない。ただ、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
デイの戦略としては、ただで下げ動かない相場が、NYの休場で更に動きづらいそう。狭いレンジでの逆張りが検討される。上値は110円方向への上昇で売って、ストップは110.12や110.42越えとするか、思い切るなら110円ミドルまで売り上がりの気持ちで、ストップは110.80越え。ターゲットは、109.50を前に下げ渋りでは利食い。109.41を割れても、109円前半ではしっかりと利食いたい。一方買いは、一回109円ミドルの維持では買っても、109.41を割れるなら止めて、再度109円前半は買い下がりで、このストップは108.72割れに置いて買い下がるが、この場合のターゲットは、109.41-59が抑えると利食い優先が安全となる。
豪ドル円
- 予想レンジ:81.30~82.00
- 基本戦略:あくまで押し目待ち
- 予想時間:08:29 予想時レート: 81.76
上昇が85.81でCapされて、調整が月足の雲の下限を若干割り込んで77.90まで拡大も現状はこれを維持して反発的。特に雲の下限を超えており、スロー・ストキャスティクスも反転上昇が続いていることで、一定の上値トライが見えるか注目される。
ただ、上値は、82.03の直近高値を越えても82.54の戻り高値圏に雲の上限が控えており売りが出易い。82.83-86の戻り高値を越えて、83.35の戻り高値、84円のサイコロジカルが視野となるが、抑えると上値追い出来ない。84.20や84.36上ヒゲを超えても84.42-82、84.94-85.06の戻り高値圏の上抜けは不透明。あくまで85.19や85.29-45の戻り高値圏の上抜けから、85.81の直近高値を越えて、サイコロジカルや86円や87円、月足からは、87.20の窓の下限、88.12や89.08の戻り高値が視野となるが、90.30の2017年の高値越えは不透明となる。
一方下値は、80.41-89の転換線と絡む位置、79.99-80.08の戻り安値で、基準線と絡む位置、79.40-42の戻り安値、78.14-79.02、78円のサイコロジカルの維持では良いが、77.90を割れると77.50-86,76.46-77.12,75.73-76.09なども視野となるが、75.41の安値まで割れると74.57-75.08の戻り安値圏、73.62-74.08まで視野となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ない。このリスクは73.14を維持出来ずに、72.54の安値まで割れるケースで、その場合過去の揉み合いゾーンとなる67.30-70.18ゾーンまで視野となるが、フィボナッチ・リトレースメントや日足のサポートと合わせても良い位置となる。リスクはこれを維持できないケースだが、それでも64.41、62.76の戻り安値を割れるような調整は、現状あまり想定していない。
従ってデイの戦略としては、上値追いは出来ず、早期は82円が抑えると手前から売って、できれば82円ミドルまで売り上がり姿勢。ストップは、82.83越えで、ターゲットは、81.30-50が維持される利食いとなる。また、こういった下落では、買いを狙うが、81円まで買い下がって、ストップは80.80割れ。この場合のターゲットは、82円が抑えると利食いが安全となる。
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