[AD] 運営維持のため、一部広告リンクを設置する場合がございます(詳細)
FXスワップポイント運用のリアル検証は第10~11週目。
今週も、あらかじめ定めた発注間隔・利確幅・数量ルールを淡々と回し、スワップを積み上げていきます。
レンジの妥当性とポジション配分、レバ5倍以下の資金管理を再点検しつつ、保有状況・約定履歴・通貨別の値動きから、次週に向けた設定見直しの要点を整理します。
目次
第10・11週のFXスワップ運用結果を振り返り
第10・11週(8/21~9/3)は、運用ルールに沿ってZAR/JPYで利確2件・新規1件。
以下、期間内の約定内容と最新の累計、そして期末(9/3時点)の保有状況を整理します。
利確状況・累計利益・新規ポジション
第10・11週の確定利益は 6,814円です。
なお、現時点での累計益は以下の通りです。
- 累計決済利益(為替差益):29,286円
- 累計スワップ益:5,408円
- 累計利益合計:34,694円
運用開始から10週間が経過し、1週あたりの確定利益が大体3,000~3,500円の範囲に収まりつつあります。
微々たる利益に思えますが、運用資金が30万円である点を踏まえると、毎週3,000円の利益はかなり効率が良いと言えるでしょう。
また、第10・11週における新規ポジションは以下の通りです。
新規にポジションを抱えたのは1件のみで、こちらは上述にある通り決済済み。
新規ポジションを抱えないということは、つまり所定のレンジ内に留まり続けているということです。
こういった動きの少ない相場では決済利益が得られにくいため、衝動的にポジションを増やすなど取引ルールを逸脱してしまうかもしれません。
しかし、ルールを順守しコツコツとスワップ利益を積み上げられる胆力こそが、FXで成功するためには不可欠です。
現在の保有ポジション(9月3日時点)
最後に、現在のポジション状況です。
ポジションの含み損は多少出ているものの、付与スワップが6,000円を超えており、トータル的には相殺できている状態です。
含み益が3,000円に到達しないと決済できないため、それまではコツコツと付与スワップを貯めていきます。
【8/21~9/3】各通貨ペアの値動き
今週は全体として大きなトレンドは出にくい展開ながら、通貨ごとに強弱が分かれました。
MXN/JPYは上昇後の持ち合い→小反落、ZAR/JPYは往復の大きめな振れが特徴です。
いずれも急伸・急落は限定的で、レンジの上限・下限を意識した推移となりました。
メキシコペソ円(MXN/JPY)
21~23日にかけて買いが先行し、7.93~7.95近辺までじり高。
その後は23日の上下振れを境に伸び悩み、27~30日は7.90前後を中心とした持ち合いに移行しました。
月替わり以降は一時的に7.95台まで持ち上がる場面があったものの、4日にかけて7.90近辺へ戻す小反落。
週を通じた値幅は限定的で、7.88~7.96のレンジが意識されます。短期的には、7.96近辺が上値抵抗、7.88~7.90が下値メドとして機能しやすい地合いでした。
南アフリカランド円(ZAR/JPY)
21~23日にかけては上昇が続き8.43~8.44まで高値を更新、その後は反落局面に入り、25~29日にかけて8.30台前半へ下押ししました。
月末から月初にかけては買い戻しが優勢となり、3日には8.41~8.42まで再び戻すも、4日には失速して8.36前後へ。
結果として8.31~8.44の広めのボックス内で往復する形となり、上値は8.42~8.44が重く、下値は8.31~8.33帯がサポートとして意識されやすい一週間でした。
【8/21~9/3】メキシコ・南アフリカ情勢まとめ
今期間は国内イベントが限られる一方、米金利の振れとコモディティの上下が新興国通貨の強弱を左右しました。
為替の値動きどおり、MXN/JPYはレンジ中心、ZAR/JPYは戻りと反落を往復する流れになっています。
高金利のキャリー需要が下支えする一方で、景気減速や外部リスクの見出しが上値を抑える構図が続いています。
メキシコ(MXN)の情勢
- 目立った政策イベントは限定的。高金利長期化観測は維持され、キャリー需要は底堅い
- 景気・物価は強弱混在で、積極的な利下げ観測は広がらず。対円はレンジ回帰が基本線
- 対外環境では米金利の上下が重石/追い風を交互に提供。突発的なボラは外部要因起点になりやすい
- 中期では製造業・対外需給が下支え。急伸は追わず、既定レンジの向きの地合い
- リスクは米景気サイクルの失速、原油価格の急変、要人発言などのヘッドライン
南アフリカ(ZAR)の情勢
- 資源市況の振れと世界のリスク選好がランドの方向性を左右。週内は戻り局面と反落が交互に出現
- 金利は高止まり観測が継続し、キャリー需要は生きているが、成長・財政・電力関連の不確実性が上値を抑制
- テクニカルには広めのボックスでの推移が続き、戻り売りと下値拾いの綱引き
- 手動トラリピの観点では、レンジ再確認と間隔・利確幅の固定運用が有効。トレンド追随の必要性は低い
- リスクは資源価格の急変、中国関連ヘッドライン、世界金利の再上昇