【9/18~9/30】FXのスワップポイント運用は本当に稼げる?「複利」×「利確幅」のリアル検証【第14・15週目】

FXスワップ運用のリアル検証は第14・15週目。

今回は設定どおりのレンジ運用を淡々と回し、売買は必要最小限に留めて口座配分のバランスを整えました。

日々のスワップを着実に受け取りつつ、レバ5倍以下の資金管理を堅持しています。

この記事では、約定履歴と保有状況、通貨ごとの地合いを手がかりに、次週へ向けた見直しポイントを簡潔に整理していきます

第14・15週のFXスワップ運用結果を振り返り

第14・15週(9/18~9/30)は、既定レンジ内での分散発注と回転を淡々と実施。

決済2件・新規1件で、口座バランスの微調整を行いました。以下、期間内の約定内容と最新の累計、そして新規建ての概要を整理します。

利確状況・累計利益・新規ポジション

第14・15週の確定利益は 9,688円です。

確定利益のうち、決済利益は 6,312円、付与スワップ 3,376円で、どちらも順調と言えます。

なお、現時点での累計益は以下の通りです。

  • 累計決済利益(為替差益):41,598円
  • 累計スワップ益:13,883円
  • 累計利益合計:55,481円

チャート推移については後述しておりますが、最近は緩やかな上昇トレンドとなっております。

続いて、第14・15週における新規ポジションは以下の通りです。

新規のポジションはメキシコペソ円の1セット(3Lot)のみで、レバレッジは1.4倍と、堅実な運用を維持しています。

保有ポジションが少なくなれば付与スワップも貯まりにくくなるため、そろそろ一度大きな下落、つまりポジションを貯めるフェーズが待ち遠しい状況です。

現在の保有ポジション(9月30日時点)

最後に、現在のポジション状況です。

現在は、メキシコペソ円と南アフリカランド円、それぞれ1つ(3Lot)ずつしか保有していない状況で、2ポジ合計の評価合計は +610円です。

MXNは建値がやや高く足元の反発待ち、スワップの積み上げで時間を味方にしつつプラテンを狙います。

ZARは評価益+スワップでプラス維持。引き続き、レンジ内の分散発注と回転で口座バランスを保ちつつ、日々のスワップ付与を積み増していきます。

【9/18~9/30】各通貨ペアの値動き

今期間は通貨ごとに性格が分かれました。MXN/JPYはじり高基調で8.00台へ定着し、押し戻されても下値を切り上げて推移しています。

ZAR/JPYは上下の往復が続き、後半は8.40台半ばで伸び悩みました。どちらも急伸・急落は限定的で、レンジ上限・下限を意識した動きです。

メキシコペソ円(MXN/JPY)

18〜24日は断続的に切り上げ、25〜27日にかけて上げ足が加速して8.14円前後まで上伸しています。

その後は達成感から伸び悩み、月末にかけて8.05〜8.08円へ押し戻されました。

全体としては7.98〜8.15円のレンジ内で推移し、直近では8.14〜8.15円が上値抵抗、8.03〜8.05円が一旦の押し目の目安です。

短期トレンドは依然として上向きだが、上抜けには出来高・勢いの上積みが必要という地合いでした。

南アフリカランド円(ZAR/JPY)

序盤は戻りを試しつつ小刻みに上昇し、24〜27日にかけて8.63円近辺まで高値を更新しています。

その後は上値の重さが意識され、29〜30日は8.55円前後まで値を消す展開です。

期間全体では8.40台後半〜8.65円のボックスで、8.62〜8.65円に厚い抵抗、8.52〜8.55円が目先サポートとして機能しました。

高値圏での持ち合い継続となっており、次期はこのレンジのどちらへ放れるかが焦点です。

【9/18~9/30】メキシコ・南アフリカ情勢まとめ

為替の推移どおり、MXN/JPYは8.00台を維持しつつ上値試し後に反落、ZAR/JPYは高値圏での持ち合いが続きました。

高金利によるキャリー需要が下支えする一方、世界景気減速や外部ヘッドラインへの感応度は高い状況です。

メキシコ(MXN)の情勢

  • 政策面の新材料は限定的。高金利長期化観測が継続し、キャリー需要は底堅い。
  • 対円は8.00台を維持しつつ一時8.14付近まで上伸、その後8.05~8.08へ整理。
  • 物価・景気は強弱混在で、急速な利下げ観測は広がらず。外部環境(米金利・株式)の影響を受けやすい。
  • 目先のテクニカル目安は8.03~8.05が下値、8.14~8.15が上値。
  • 運用上は、既定レンジ内での小口回転とスワップ積み上げが適合。突発ヘッドライン時の急変動に注意。

南アフリカ(ZAR)の情勢

  • 資源価格と世界のリスク選好が方向性を左右。高金利の支えは維持されるが、成長・財政・電力の不確実性が上値を重くする要因。
  • 対円は8.62~8.65で上値が重く、押し目は8.52~8.55で下支えされやすい高値圏ボックス。
  • 中国関連ヘッドラインや金属市況の変動に対する感応度が高く、短期的な往来が続きやすい。
  • 運用上は、抵抗帯付近での段階利確と、下押し局面での間隔固定の分散発注が基本。大きなブレイク時は数量調整でリスク管理を。