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FXスワップ運用のリアル検証、第3週目に突入しました。
今週は、相場の変動がやや大きく、利確のタイミングや追加資金の判断が試される展開になりました。
今回は、そうした運用中のリアルな葛藤や判断の裏側、そして3週目の結果を詳しく振り返っていきます。
目次
第3週目のFXスワップ運用結果を振り返り
第3週は、相場の変動に合わせて複数のポジションを利確する展開となりました。
特に、含み益が利確基準(+3,000円)に到達していても、指値を入れていなかったことで利確のタイミングを逃す場面があり、手動での判断の難しさを実感した週でもあります。
また、ポジション数の増加により証拠金維持率が低下しはじめたため、運用の安定性を優先し、10万円の追加入金を実施。
今後も変動の大きい局面では、資金の再配分や利確幅の調整が求められそうです。
含み損益・スワップ益・利確の有無を公開
今週は、ZARJPYおよびMXNJPYの4ポジションを利確。
各決済タイミングでの建玉損益とスワップ益を合わせた合計損益は15,276円となりました。
利確タイミングは明確にルール化しているものの、実際には指値を入れずに手動決済しているため、含み益が3,000円を超えても逃す場面もありました。
決済日時 | 通貨ペア | 建玉損益 | スワップ益 | 決済損益(合計) |
---|---|---|---|---|
07/04 07:37 | ZARJPY LIGHT | ¥3,936 | ¥666 | ¥4,602 |
07/04 07:37 | MXNJPY LIGHT | ¥3,756 | ¥738 | ¥4,494 |
07/08 16:27 | ZARJPY LIGHT | ¥2,346 | ¥54 | ¥2,400 |
07/09 08:54 | MXNJPY LIGHT | ¥3,606 | ¥174 | ¥3,780 |
¥13,644 | ¥1,632 | ¥15,276 |
一方で、スワップ益は毎日着実に積み上がっており、合計損益の約1割を占める結果に。今後、再投資を視野に入れた「複利戦略」の加速が期待される局面です。
保有ポジションの推移と通貨別の値動き
第3週の間、メキシコペソ円(MXN/JPY)と南アフリカランド円(ZAR/JPY)は、ともに値動きが活発でした。
特にランド円は一時的に下落幅が広がり、含み損に転じる場面も見られます。
ただし、全体としては利確機会を数回得られる展開となり、ポジションの一部を整理することができました。
ポジション数は前週よりもやや増加しており、買い増しルール(0.1円下落ごとに3万通貨)に従い、段階的に追加エントリーを実施。
これに伴い、維持率の低下に備えて10万円を追加入金し、リスク管理を図っています。
今週のメキシコ・南アフリカ情勢まとめ
FXスワップ運用では通貨のファンダメンタルズが収益に直結します。
ここでは、メキシコペソ円(MXN/JPY)と南アフリカランド円(ZAR/JPY)それぞれの最新情勢を整理し、今週の運用戦略へのヒントを解説します。
メキシコ:利上げペース鈍化&ペソ安リスクに備えを
6月26日の利下げ以降、メキシコ中銀(Banxico)は0.5%の段階的引き下げ継続と、今後は抑制的な姿勢を示しました。
6月の消費者物価は4.32%に上昇し、コアインフレも4.24%に達していますが、利下げスピードを抑えながら年末に7.5%へ目標利下げする方向です
▶ 今週のポイント:高金利が続く一方、ペソ安リスクも意識すべき局面。スワップ重視と併せて利確タイミングの見極めが重要!
南アフリカ:インフレ抑制と金融緩和の本格化
米追加関税発表でランドは乱高下気味といえます。
アメリカが南アフリカへの関税圧力を強めた一方、一部緩和されたとの報道により、ランドは短期的に約0.6%の上昇→急落。今週は17.6250〜17.7550台を推移しました
5月のインフレは2.8%、コア期待も3.9%に低下し、SARBはさらなる緩和に前向きです。7月には利下げを行う可能性が高まり、将来的にはインフレ目標3%への移行も模索中です。
▶ 今週のポイント:利下げ期待でスワップ減少が懸念材料。一方、ランド高反発局面での利確チャンスも到来。キャリートレード視点では慎重な戦略が求められます。
今後の戦略について
通貨ペア | 為替への動向 | スワップ運用上のポイント |
---|---|---|
ペソ円(MXN/JPY) | 利下げペース鈍化→中長期的にやや弱含み | 高金利維持中だが、ペソ安リスクと合わせて 利確判断を強化する必要あり |
ランド円(ZAR/JPY) | 利下げ期待→反発しやすい展開も含む | 利下げでスワップ率減少の可能性あり。 反発局面での利確検討も有効 |
ペソ円:高スワップが続いているため保有継続は推奨されますが、中長期的には為替リスクもあるため、含み益が出たタイミングでの利確余地を検討。
ランド円:緩和期待と関税報道の影響で値動きが大きい。スワップ目的よりも、値動き狙いの短期利確戦略も有効です。