[AD] 運営維持のため、一部広告リンクを設置する場合がございます(詳細)
FXには様々な種類のトレードスタイルがあります。
自分に合ったトレードスタイルを見つけることで、これからどうやって利益を出していくのかが明確になり、ブレることなく取引ができるようになります。
しかし、FX初心者の方は「どんなトレードスタイルがいいのか分からない」という状態になってしまうことも多いです。
そこで今回は、メジャーなトレードスタイルのひとつである「スイングトレード」について解説していきましょう。
目次
FXのスイングトレードとは
スイングトレードとは1日〜数週間、長いときは数ヶ月に渡ってポジションを持ち続けて、利益を狙っていくトレードスタイルのことです。
ポジションをどのくらいの期間保有するかによって、トレードスタイルの名称は変わります。
ちなみに、代表的なトレードスタイルとポジションの保有期間は以下の通りです。
- スキャルピングトレード:数秒〜数分
- デイトレード:数時間〜1日
- スイングトレード:1日〜数ヶ月
スキャルピングトレードやデイトレードは、短時間で「注文→決済」を行うので、取引中にパソコンやスマホを小まめにチェックする必要があります。
ですが、スイングトレードは1日数回チャートを確認するだけでOK。
そのため、サラリーマンの方や主婦の方など、なかなかトレードに時間をかけられない方に向いているトレードスタイルだと言えるでしょう。
「本当に1日数回確認するだけでいいの?」と思った方もいるかもありません。
実は、これにはスイングトレードで使用する”時間足”が大きく関係しているのです。
スイングトレードの時間足について
スイングトレードで見るべき時間足は、「日足」です。
また、日足と1時間足を組み合わせてトレードするのが有効だと言われています。
「日足+1時間足」をベースにして、4時間足や週足、月足なども参考にしながらトレードしていくのがメジャーなスタイルです。
日足は1日に1本、1時間足は1時間に1本しかローソク足を形成しないので、1日に何回も相場を確認する必要はありません。
ちなみに、1時間足以下の時間足をチェックするのはオススメしません。
短い時間足もチェックしてしまうと、相場の変動で不安になってしまい、方向性を見失って、混乱してしまうことが多いからです。
まずは日足で相場の方向性を分析し、1時間足を見ながらエントリーのタイミングをはかっていくと、初心者の方でも混乱することなくトレードしていけるでしょう。
スイングトレードのメリット
次に、スイングトレードのメリットについて解説していきましょう。
スイングトレードのメリットとしては、以下の3つのポイントが挙げられます。
- チャンスをじっくり待つことができる
- 多少エントリーがずれても利益を上げられる
- 次回ポイントでの利益を狙いやすい
3つのポイントについて、順番に解説していきます。
チャンスをじっくり待つことができる
FXで利益を上げるには、勝てる可能性が高いポイントを狙ってトレードしていく必要があります。
スイングトレードはポジション保有期間が、1日〜数ヶ月と比較的に長いので、じっくり戦略を練りながらチャンスを待つことができます。
また、チャートを目の前にすると、自分が想像している以上に平常心が保てなくなります。
自分のお金がリアルタイムで増えたり減ったりするのは、大きな精神的ストレスになるのです。
できるだけメンタルを安定させるという意味でも、特にトレードに慣れていない初心者の方にはスイングトレードがピッタリと言えるでしょう。
多少エントリーがずれても利益を上げられる
スキャルピングトレードやデイトレードは小さな利益をコツコツ積み重ねていくのが基本なので、エントリーが遅れるのは致命的です。
一瞬のチャンスを逃さないように相場を見張っておく必要があります。
ところが、スイングトレードはエントリー時に5〜10pips程度ずれたとしても、取れる値幅が大きいので、多少エントリーが遅れても利益を狙うことができます。
また、相場の動きをしっかり確認してからエントリーできるので、損切りも回避しやすく、勝率が高くなりやすいです。
スワップポイントでの利益を狙いやすい
スワップとは、「2つの通貨の金利差」のことです。
FXでは金利が低い通貨を売り、金利が高い通貨を買うことで、ポジションを持ち続けることでスワップポイントを受け取れます。
このスワップポイントでの利益を狙う、「スワップトレーダー」というトレーダーもいます。
長期間ポジションを保有することも多い、スイングトレードならではの利益の上げ方ですね。
スイングトレードのデメリット
次に、スイングトレードのデメリットについて紹介します。
スイングトレードのデメリットとしては、以下の2つのポイントが挙げられます。
- エントリーを待つ時間が長くなりがち
- 急激な相場の変化への対応が難しい
こちらもひとつずつ、解説していくことにしましょう。
エントリーを待つ時間が長くなりがち
先ほどもお伝えしましたが、スイングトレードは「日足+1時間足」をベースにトレードしていくのがメジャーです。
日足は1日に1本、1時間足は1時間に1本しかローソク足を形成しないので、当たり前ですが動くのに時間がかかります。
チャートを開いてすぐにチャンスがあってエントリーできれば問題ありませんが、一度タイミングを逃すとエントリーチャンスがしばらく来ないこともあります。
急激な相場の変化への対応が難しい
FXでは、経済指標の発表や要人発言、災害などのニュースの影響を受けて、相場が急な動きをすることがあります。
数日~数週間かけて動くレートが、わずか数分から数時間で動いてしまうことがあるのです。
スキャルピングトレードやデイトレードであれば、すぐに対応できますが、スイングトレードだと対応が難しくなります。
エントリー時にあらかじめ決済指値や逆指値を入れておき、何かあったときは自動で利益確定や損切りができるようにしておく必要があるでしょう。
オススメの通貨ペア
最後に、スイングトレードをする上でオススメの通貨ペアを紹介します。
中〜長期間ポジションを保有するトレードスタイルなので、スイングトレードではトレンドにしっかり乗ることがとても大切です。
そのため、トレンドがはっきり出る通貨ペアを選ぶのが良いでしょう。
また、安定してトレンドを作ってくれる通貨ペアであることが好ましいです。
ここでトレンドの発生率と関係しているのが「通貨の流動性の高さ」で、メジャー通貨は流動性が高いという特徴があるので、メジャー通貨を選びましょう。
これらの点を考慮して、オススメしたいのは、
- ドル円
- ユーロ円
- 豪ドル円
- ポンド円
上記4種類の通貨ペアです。
まずはこれらの通貨ペアでトレードしてみて、少しずつ自分に合った通貨ペアを見つけていきましょう。
スイングトレード:まとめ
スイングトレードは常にチャートに張り付く必要がなく、精神的なストレスも少ないので、初心者の方には特にオススメです。
トレンドの方向性を見極める力を培えるので、スイングトレードで身につけた技術をスキャルピングトレードやデイトレードにも応用できます。
ぜひ、あなたもスイングトレードに挑戦してみてくださいね。
豪ドルの5年後見通しは?100円超えの可能性や相場分析から見る買い時とは【2022年最新】