オーダーパターンをまとめて紹介!FX初心者におすすめのオーダーとは?

オーダーパターンをまとめて紹介!FX初心者におすすめのオーダーとは?

FXには、様々なオーダーパターンがあり、それらの組み合わせや使い方次第で、トレードをより有利に進めことができます。

ただFXについてあまり詳しくない初心者の方からすれば、オーダーパターンの種類が多すぎて、次のような疑問を感じてしまうのではないでしょうか。

  • FXのオーダーの仕組みが分からない
  • 各オーダーを使いこなすメリットとは?
  • 初心者におすすめのオーダーはどれ?

本記事ではこれらの疑問を解決できるよう、FXの各オーダーパターンの使い方、注意点について紹介してきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

FXのオーダーに関する基礎知識

本記事では、各オーダーパターンの仕組み、使い方について紹介していきますが、その前に知っておくべきポイントがいくつかあります。

以下の点を読めば、オーダーについて理解するハードルが多少は軽減できると思いますので、気軽に読み進めてみてください。

まずは「エントリー」と「決済」から

FXのオーダー全ての基本は、「エントリー」と「決済」です。

どのような条件で「エントリー」「決済」を行うかによって、オーダーのパターンが決まります。

「エントリー」と「決済」それぞれの注文については、以下のように覚えておきましょう!

・エントリー → 新規に発注してポジションを保有すること

・決済 → 保有ポジションを決済して損益を確定すること

難しく考える必要はなく、実際にやってみればこんなものかと、すぐに理解できるはずです。

オーダーを全て覚える必要はない

次節より、各オーダーのパターンについて紹介していきますが、それら全てを覚える必要はありません

大きく稼ぐ個人トレーダーの中でも見ても、全てのオーダーパターンを網羅して、それぞれを使いこなしているという人は滅多にいないでしょう。

なぜなら、自分に適したオーダーを1つ習得するだけで勝ち切れるようになるため、わざわざ他のオーダーを試してまでリスクを負う必要がないからです。

もちろん、知識として知っておく分に問題ありません。

ただ重要なのは、自分に合ったオーダーを見つけるということであって、覚えることに労力を割く必要はないのです。

FXのオーダーパターンをまとめて紹介!

ここからは、FXのオーダーパターンをまとめて紹介していきます。

ただテキストだけの説明で理解するのは難しいかと思われますので、デモトレード等を活用して、実際のトレード経験からも理解に努めてみてください。

成行注文

「成行注文」とは、現在の価格で取引を行う注文方法であり、FXにおいて最も基本的な注文方法です。

「今すぐに取引すべきだ」と判断して、新規にエントリーもしくは決済を行なったとすれば、それは成行注文になります。

指値注文

「指値注文」とは、現在のレートより上がったら売り、下がったら買う等、あらかじめ予約しておく注文形式です。

24時間相場を監視し続けることは不可能ですが、指値注文が活用できれば時間に縛られず、今よりもより有利な条件で取引できるでしょう。

逆指値注文

「逆指値注文」は、その名の通り「指値注文」とは反対の目的で使われる注文です。

現在のレートより上がったら買い、下がったら売りとすることで、損失を一定範囲に抑えることができます。

また、ある程度の含み益が出ているポジションに対して、相場が反転しても一定の利益を残せるよう、事前に設定することも可能です。

IFD注文

「IFD注文」とは、「IF DONE注文」の略であり、「最初に出した注文が成立したら次の注文を出す」という流れの注文形式です。

1つの注文で買い注文・売り注文、それぞれまとめて設定できるだけでなく、利益確定と損切り、いずれにも役立つ注文方法なので、使い慣れておきましょう。

OCO注文

「OCO注文」とは、「One side done then Cancel the Order」の略であり、直訳すると「一方が成立したら、もう一方はキャンセル」という意味になります。

「IFD」注文に似た注文パターンではありますが、大きな違いは、1つの注文で利益確定と損切り、どちらのシナリオにも対応できる点です。

IFO注文

「IFO注文」は、「IFD注文」と「OCO注文」を組み合わせた注文パターンになります。

〇〇になったら△△して、〇〇になったらXXする、逆に〇〇になった場合は〜する、というように、想定した投資シナリオに対して、1回の注文で設定できる大変便利な注文方法です。

トレール注文

「トレール注文」は、相場の動きに追従して、逆指値注文の値も上昇させる注文方法です。

誰しが、含み損は大きく耐えることができるのに、一度得た含み益が減ってしまうことについては我慢することができません。

そんな時、この「トレール注文」で「値幅」を設定してあげることで、減らされる含み益に歯止めをかけることができます。

レートが上昇する続ける限り、トレール注文で設定した逆指値注文も上昇するため、トレンドがどこまで上昇するのか、一定の利益を残しながら、見守りたいという方におすすめです。

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ストリーミング注文

「ストリーミング注文」とは、「成行注文」を行う際に、スリッページの許容範囲を設定した上で取引できる注文方法です。

FX会社によっては、「成行注文」の代わりに、最初から「ストリーミング注文」が用意されていることもあり、スリッページによって生まれる損失を防ぎたい方におすすめです。

トレード手法ごとの最適なオーダーパターンは?

実際にどのオーダーパターンを使うかは、トレーダーの判断によりますが、ここで重要なのは、自身の取引手法にあった注文方法を取るということです。

そこでここでは、よく使われる4つの取引手法の説明と、それぞれに適しているオーダー方法についてご紹介したいと思います。

スキャルピング

スキャルピングとは、数秒単位もしくは数分単位で細かい売買を繰り返し、利益をコツコツ積み重ねていくトレード手法です。

一日に数十回〜数百回ものトレードを繰り返し行い、新規注文から決済注文までにかかる時間が非常に短いため、成行注文が適しています。

相場の細やかな動きを見極めながら、素早く一瞬で判断をくだす場面が多いため、慣れてないうちは値動きの予想が難しいかもしれません。

もし、画面が見れなくなるような場面では、逆指値注文で相場の急落に備えておくとよいでしょう。

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デイトレード

デイトレードは、数十分~数時間、長くて一日の間に売買を完結させ、翌日にポジションを持ち越さない取引です。

基本的には、スキャルピング同様、成行注文が有効ですが、売買価格を指定して行う指値、逆指値、OCO注文も向いています。

FXを始めたころは、ついついポジションを持っていたいという感情に陥りがちですが、適切なタイミングでトレードする感覚を身につけていかないと、なかなか勝ちには結びついていきません。

ただ、スキャルピング同様、一日の間でしっかり向き合う必要があるので、仕事等をこなしながらデイトレードを行うのは、なかなか難しいでしょう。

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スイングトレード

スイングトレードは、数日から数週間にかけて中期的に取引を行っていく手法です。

同じトレンドが続く間は保有し続け、様子を見ながら相場の波に乗るように取引を行うため、成行注文はむいていません。

指値、逆指値、OCO注文に特化すると効率的に利益を得ることができますが、損切りのタイミングが難しいという特徴もあります。

また、日を跨いでポジションを保有するため、突発的なイベントなどでストレスを抱えてしまうことも少なくありません。

しっかりとファンダメンタルズを確認して、気づかずに損失を抱えてしまうことのないように注意しましょう。

初心者が最も勝てる手法!FXはスイングトレードから始めるべき理由とは

ポジショントレード

ポジショントレードは、スイングトレードよりもさらに長く、数週間や数ヶ月、場合によっては数年単位でポジションを保有するトレードです。

時間軸が長めのトレードになるため、大きな利益やスワップポイントが狙える一方で、損失についても、大きくなってしまう可能性があります。

売買期間が長く、相場の変動幅が広くなることが多いので、細かくシナリオを指定できるIFO注文が有効です。

トレード中は相場に張り付く必要がないため、仕事をしながらの人でも一度で大きな利益を狙うことができます。

ただスイングトレード同様、日々の経済指標の動向にはしっかり注目するようにしましょう。

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FX初心者必見!最初に覚えるべき注文方法とは?

(オーダーパターンについては理解できたけど、初心者は何から覚えるべきなの?)

オーダーに関する知識だけ取り入れても、何をすべきか具体的な指針が明確でなければ、得た知識も無駄になってしまうでしょう。

そこで本節では、初心者がFXで失敗しないためにも、以下の指針を提示させていただきます。

最初に覚えるべきオーダーとは?

上述した通り、FXには様々なオーダーパターンが存在しておりますが、それらを全て網羅する必要はありません。

特に初心者の方であれば、ひとまず「成行注文」「指値注文」「IFD注文」これら3種類のオーダーが使いこなせるようになれば、もう十分と言えます。

なぜなら、その他のオーダーパターンは、これら3種類をベースとした派生系になっており、「成行注文」「指値注文」「IFD注文」を組み合わせるだけで問題なく稼げるようになるからです。

自分のトレードスタイルを探す

トレードスタイルとは、どのような運用でFXを戦い抜くのか、得意とする分野や、大まかな方針となるものです。

日々の生活と照らし合わせながら、自分にはどのようなトレードスタイルが適しているのか、模索してみてください。

例えば、腰を据えてガッツリと取引したいのであれば、「成行注文」「ストリーミング注文」を活用することになるでしょう。

また長期の取引であれば「IFD注文」「IFO注文」など、予約制の注文を頼ることも一案であり、さらには自動で売買できるようになる「リピート系IFD注文」にも興味を持つかもしれません。

全注文パターンを熟知して使い分けることを目指すよりも、まずは1つの注文パターンを自分の生活に落とし込み、ストレスなく取引を継続できるか、確認してみて下さい。

「勝つ」より「負けない」を徹底

FXにおいて「損切り」は極めて重要となりますが、まだ大きな損失を抱えたことがない人にとっては、そのの重要性がよく分からないのではないでしょうか。

おそらくFXを始めるからには、稼ぎたいという目的があってこそであり、自分から損を確定させる動きは取りづらくなるはずです。

資金を稼ぐことばかりに目を向けていると、資金を守るための動きが疎かになり、手痛い経験をした後になって、ようやくその重要性に気づくことになるでしょう。

またFXトレーダーは、経験年数が長くなるほど勝率が高くなりますが、勝率が高かったから生き残り続けることができた…というわけではありません。

「勝つ」より「負けない」ことを優先的に考えて、チャンスを待てるからこそ結果的に勝率が高くなり、長期にわたって稼ぎ続けることができているのです。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言があるように、皆さんには是非、強制ロスカットを経験する前に、負けないためのオーダーを覚えていただきたく思います。

逆指値注文をうまく使って損切りに強くなる

金融先物取引業協会の調査によると、FXの取引で損失を出してしまう理由の半分以上が、「損切りができなかったから」と答えています。

また、初心者であればあるほど損をしたくない一心で、なかなか思い切って損切りをすることができません。

この負けたくないという感情が余計に勝ちを遠ざけてしまいます。

ですので、損切りが苦手という人ほど、逆指値注文を上手く使って欲しいと思っています。

事前に注文して損失を一定範囲に抑えることができれば、その分多くの利益を得ることができるでしょう。

まとめ:各オーダーを使い分けて、より有利なトレードを!

本記事ではFXのオーダーパターンについて、以下のポイントを中心にお伝えしました。

  • FXのオーダーに関する基礎知識
  • オーダーパターンについて
  • 初心者が覚えるべきオーダーとは

FXにおいて、リスクとリターンは常に表裏一体であり、100%勝ち続けるなんてことはありません

そのため取引をするにあたっては、より効率的に利益を確定させるオーダーや、傷口を広げないためのオーダーを使いこなしていく必要があります。

特にFX初心者の方は、それぞれの注文パターンを一通り試した上でメリット・デメリットを把握し、ぜひ自分に適したオーダーを見つけてみて下さい。

以上、参考にしていただければ幸いです。