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こんにちは。鈴木郁雄です。
今週の、為替相場予測です。
目次
【2020年10月12日週】概況・展望
米大統領選まで残り一ヶ月を切る中、市場では様々な不安材料が回遊しており、安易にポジションを構築できない情勢にある。その中、米大統領選の討論会実行委員会は15日に予定していた大統領候補の第2回テレビ討論会を中止する旨を発表、新型コロナ感染から復帰したトランプ大統領の健康状態如何であるが、先の討論会のような泥試合ともなれば、双方痛み分けの状態となり、既に世論調査において、圧倒的に優勢であるバイデン候補に屈する可能性が高いとの見方が支配的になっている。
次回予定されている討論会(22日)でトランプ大統領が弱みを見せるような事態になれば、11月の選挙で勝ち目がほぼ消滅する可能性が大であろう。そして、欧州圏では再びスペイン、フランスなどの主要国がロックダウンに突入しており、また、EU離脱後の交渉を巡るポンドの動向など不確実性要素が多々あるだけに、引き続き直近のレンジ幅の中で少なめの売買を対応することがリスクの軽減に繋がるであろう。
【2020年10月12日週】注目経済指標
今週は目ぼしい材料は見あたらないが、依然として、コロナ・ウィルスに感染したトランプ劇場を巡り、様々な憶測が飛び交うであろうが、他には米中対立構造や過熱感が生じている株価動向、そして、超低金利政策の持続性など、あまりにも多種多様な売買材料がマーケットを席捲している関係上、相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。
注目指標
- 12日(月)米国市場 コロンブスデーで休場
- 13日(火)米9月消費者物価指数(CPI)若干悪化
- 14日(水)ラガルドECB総裁発言 追加緩和策の有無
- 米9月卸売物価指数(PPI) 横這い
- 15日(木)豪失業率 6.8%→7.1%悪化 米失業保険継続受給者数
- 16日(金)米9月小売売上高
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。売買基準は乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。
各通貨ペア動向
各通貨ペアの動向です。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.0500
- 現状乖離幅 0.0434→0.0449
先週の弱めの買いシグナルドル円105.35円から若干上昇に転じているが、今週も引き続き弱い買いシグナルドル円105.60円が点灯している。
★売りターゲット(106.30円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 18.75円
- 現状乖離幅 18.05→19.35円
先週の弱い買いシグナル1.1713から上昇しており、利益確定売りを伴いながら、今週は弱い売りシグナル1.1832が点灯している。
★買いターゲット(1.1750)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 29.50円
- 現状乖離幅 29.90→29.10円
先週の弱い買いシグナル0.7162から上昇に転じており、今週は利益確定売りを伴い、弱い売りシグナル0.7244が点灯している。
★買いターゲット(0.7200)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 32.00円
- 現状乖離幅 30.90→30.55円
先週の弱めの買いシグナル1.2933から上昇しており、今週は利益確定売りを伴い、様子見1.3054が点灯している。
★様子見
本ペットチャートは3~5段階の少な目からの分散投資をお勧めします。尚、売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。