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こんにちは。鈴木郁夫です。
今週の、為替相場予測です。
目次
【2020年11月16日週】概況・展望
米大統領選で敗戦濃厚となったにもかかわらず、トランプ大統領が敗北を認めていない以上、法廷闘争に持ち込む可能性があり、政治空白の事態に陥る可能性が強まっている。また、議会上院は民主・共和ともに48議席で拮抗する中、残り4議席如何ではねじれ現象になる可能性もあり、今後は法廷闘争に対する司法の判断次第ではトランプ大統領の支持派とバイデン支持派との争いに拍車をかける可能性も否定できない。
また、依然として、市場の話題はコロナワクチン開発期待に注目が集まっているが、欧米でのコロナ感染者数が激増中であり、実用化の目途が判明するまでは安易にポジションを取りづらい外部環境にある。そして、市場は米大統領選の行方やコロナ対策に注目が集まっているが、米中対立構造の激化懸念が払しょくされたわけでもなく、相対的にはリスク回避の動きが強まる可能性にも注意が必要である。
いずれにしても、様々な憶測が飛び交う中、相場の難易度を高めているだけに、株式及び為替市場は神経質な相場展開を余儀なくされている。引き続き、直近のレンジ幅で臨機応変な売買が求められる。
【2020年11月16日週】注目経済指標
先の米10月ISM製造業景況指数が大幅に改善される中、米株式市場は過剰流動性資金を背景に堅調に推移している。ただ、コロナ感染拡大懸念や米中対立構造などの不安材料を抱えており、経済指標のみでの拙速的な売買は慎重にならざるを得ない。基本的には不確実性要因が多々ある以上、相場が大きく動意づいてからの逆張り始動で対応することが得策である。
注目指標
- 16日(月)日7-9月期四半期実質国内総生産(GDP)速報値 改善の見込み
- 11月ニューヨーク連銀製造業景気指数 10.5→13.9
- 17日(火)豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
- 18日(水)米10月小売売上高(前月比) 悪化見込み
- 欧10月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) 横這い
- 19日(木)トルコ中銀政策金利 10.25→15.00%
- 20日(金)10月全国消費者物価指数(CPI)
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。売買基準は乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。
各通貨ペア動向
各通貨ペアの動向です。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.0425
- 現状乖離幅 0.0273→0.0371
先週の強めの買いシグナル103.35円から上昇に転じており、今週は弱い買いシグナル104.60円が点灯している。
★売りシグナル(ドル円105.00円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 19.25円
- 現状乖離幅 19.40→19.20円
先週の弱めの売りシグナル1.1877から若干下落しており、今週は利益確定買いを伴い、様子見1.1836が点灯している。
★様子見(1.1836)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 29.25円
- 現状乖離幅 28.35→28.55円
先週の弱い売りシグナル0.7257から若干上昇しているが、今週も弱い売りシグナル0.7271が点灯している。
★買いターゲット(0.7200)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 33.00円
- 現状乖離幅 32.65→33.40円
先週の弱い売りシグナル1.3159から若干上昇しており、今週も引き続き弱い売りシグナル1.3193が点灯している。
★買いターゲット(1.3100)
本ペットチャートは3~5段階の少な目からの分散投資をお勧めします。尚、売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。