来週はイベントに注目

来週はイベントに注目

こんにちは。YEN蔵です。

今週の相場振り返りです。

今週(12月7日週)の振り返り

先週のドル円は一時103.67まで下落しましたが、再び103.50~60のサポートが機能して反発しました。

4日に発表された米雇用統計はさえないものでしたが米国株はダウ、SP、ナスダックが高値を更新しました。9日に高値まで上昇後に3指数とともにやや調整しています。

9日に発表された10月米卸売売上高は前月比1.8%と予想を大きく上回りました。10月のJOLTS(Job Opening and Labor Turnover Survey 米求人労働移動調査)によると求人数は665.2万件と減少の予想に対して増加し予想の649.4万件も上回り7月以来の最高求人数となりました。

コロナ感染の再拡大や外出禁止が続く中で強い経済指標が出て求人数が回復局面で最高になるなどを材料に米国株は最高値まで上昇し、米10年債利回りも0.96%まで上昇しドル買いの流れとなりました。

ドル円はこの数字と米長期金利の上昇に反応して104.40まで上昇しました。10日のドル円も堅調に推移し一時104.58まで上昇して週の高値となりました。その後はECB理事会で追加緩和が予想通り行われましたが、ほぼ予想の範囲だったことや通貨高に対してあまりけん制発言がなかったことでユーロドルが上昇しドル安となりドル円も11日に104円割れまで下落しました。

注目ポイント

来週は多くのイベントが予定されており、クリスマス休暇前に最後に相場が動くチャンスかもしれません。

まずは中央銀行の会合が予定されています。15~16日にFOMC、17日に英中銀、スイス中銀、ノルウェー中銀、メキシコ中銀、17~18日に日銀の会合が開かれます。

特にFOMCでは緩和はないでしょうが今後の緩和に対する示唆があるのではないかとの予想も出ています。米国の財政刺激策の決定が遅れる中で追加緩和が期待されつつあります。

11月下旬に発表した11月4~5日開催のFOMC議事要旨で量的緩和に関して多くの時間討議し、先行きを示す指針をかなり早期に強化するとの見解で一致しました。そうなるとフォワードガイダンスをさらにハト派的に変更してくる可能性が高く、来週の会合で変更を示唆するヒントが出るのかが注目されます。そうなるとドル安が継続する可能性があります。一方で緩和を示すヒントがなければややドル高に振れるかもしれません。

また米国では18日に株式のメジャーSQや21日のテスラのSP500の組み入れを前にして動きが出る可能性があり米国株の動きも注目されます。

米国株が下落するようならドル高、さらに大きく下落し日本株もつられて下落するようならドル高ですが円高にもなるというのが最近の動きなので米国株の動きには注目されます。

ドル円の予想

今週は引き続き103.90~104.60の狭い範囲で推移しました。米大統領選挙後にドル円は103.20~105.70のレンジで変動しましたが、最近2週間ぐらいは103.65~104.75と104円をはさんだ1円ほどの狭いレンジで推移しています。

来週はイベントに注目

やはり米国株や日経平均が27,000円近づくなど株価の上昇はドル売りの流れを加速させますが株高の状況だとクロス円が上昇し全般的に円安の流れになりますからドル円の下落は円安で打ち消されてドル円が硬直してしまうという状況が続いています。

来週もFOMCでフォワードガイダンスの強化など緩和が強化されれば株価の上昇につながりますが、米国株はメジャーSQで波乱の可能性もあります。

基本は103.60~104.70のレンジを予想します。株安を伴う円高が進んだ場合103.50~60が下抜けした場合は103円付近が重要なサポートとして意識されます。103円は3月に101.20まで下落して以来維持されていますから103円が維持されないと再び101円方向への下落が意識されます。

一方で107.70~80も11月16日以来レジスタンスタンスとして機能しています。ここを上抜けできないとレンジが予想されますが、上抜けした場合は11月11日の高値105.70付近への上昇を予想します。

来週を含めてしばらくは103.50~104.80のレンジをどちらに抜けるかに注目しつつ、このレンジでの動きを予想します。