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こんにちは。鈴木郁夫です。
今週の、為替相場予測です。
目次
【2021年1月18日週】概況・展望
世界中に拡大し続けている新型コロナ・ウィルスの感染を背景に、米国では新規感染者数が過去最多となる中、フランスでは夜間外出禁止令の開始時間前倒し、ドイツもロックダウンを一段と強化する方針を示すなど、世界経済の先行き不透明感が増幅している。そして、今後もロックダウンの長期化懸念が強まれば、欧州当局者側からはユーロ高牽制発言の可能性も否定できない。ただ、米国でも米議会での民主党の勝利が伝わる中、既に暴徒化しており、将来的には分断化の恐れも危惧されている。いずれにしても、安易にポジションをどちらにも傾けづらい外部環境にあると言わざるを得ない。当面、世界中がコロナワクチンの実用化に依存せざるを得ないが、当面、ECBによる根強い追加緩和観測はあるが、コロナ対策に関しては、ユーロ加盟国の足並みの乱れが危惧されている以上、米国の大規模な支援策を横目に、拙速的なドルショートを一旦自重すべき段階にある。
【2021年1月18日週】注目経済指標
今週は日欧の政策金利の動向に注目が集まるだろうが、市場は目先の経済指標や金利動向、そして、株価動向にも反応薄になっている。当面、20日に予定されているバイデン次期大統領の就任式が無難に消化されるかであろうが、先に暴徒化したトランプ勢力に対して、既に厳戒態勢が敷かれており、相場が大きく動意づくまでは静観し、動意づいてからの逆張りに妙味が生じている。
注目指標
- 18日(月)米国市場休場
- 19日(火)独1月ZEW景況感調査(期待指数)
- 20日(水)日銀金融政策決定会合(1日目)
- 欧12月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) 横這い
- カナダ銀行政策金利 0.25%据え置き
- 21日(木)日銀金融政策決定会合、政策金利発表 マイナス0.1%据え置き
- 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
- 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 0.00%据え置き
- 米新規失業保険申請件数 96.5→86.8万人
- ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
- 22日(金)日12月全国消費者物価指数 悪化見込み
- 米1月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) 横這い
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)の乖離幅から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。
各通貨ペア動向
各通貨ペアの動向です。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.0300
- 現状乖離幅 0.0311→0.0307
先週の弱い売りシグナル103.95円からほぼ変わらず、今週も弱い売りシグナルドル円103.85円が点灯している。
★買いターゲット(103.50円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 20.25円
- 現状乖離幅 23.10→21.60円
先週の強めの売りシグナル1.2222から下落に転じており、今週は通常の売りシグナル1.2080が点灯している。
★買いターゲット(1.1960)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 27.25円
- 現状乖離幅 23.25→23.80円
先週の強い売りシグナル0.7763から若干下落しており、今週は強めの売りシグナル0.7708が点灯している。
★買いターゲット(0.7450)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 34.00円
- 現状乖離幅 37.05→36.60円
先週の強めの売りシグナル1.3564から若干下落しているが、今週も引き続き強めの売りシグナル1.3531が点灯している。
★買いターゲット(1.3280)
本ペットチャートは3~5段階で少な目からの分散投資をお勧めします。売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。