[AD] 運営維持のため、一部広告リンクを設置する場合がございます(詳細)
おはようございます。だいまんです。
2021年1月22日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、堅調な株価を受けてドルが軟調な展開も、米週間新規失業保険申請件数、1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や12月住宅着工件数が予想より良好な内容となったことが、ドルの下値を支えた。イエレン次期財務長官は、「為替操作の問題はバイデン大統領とともに取り組む」、「対中関税については同盟国の意見を聞かずに変更することはない」、ペロシ米下院議長は、「バイデン新米政権の大規模な追加経済対策案について、2月第1週の採決を目指す」と発言したが影響は見えていない。
ドル円は、103.33を安値に103.66まで一時反発、ユーロドルは、ECB理事会で政策金利が据え置かれ、ラガルドECB総裁が、「不確実性は依然として高い」としながらも、「見通しの下振れリスクは以前よりも顕著ではなくなった」とタカ派発言をしたことで、1.2173の日中高値まで上昇後、「ECBは為替レートを非常に注意深く見守っている」との発言を受けて1.2136まで売りに押された。また、ポンドドルは、1.3746まで上昇後1.3709と高値圏で揉み合いとなった。
一方クロス円では、ユーロ円が125.97、ポンド円が142.23まで反発、オージー円は80.51から80.20、NZD円は74.71から74.36で小動き、カナダ円は81.88から82.22で上下した。
1月22日の注目材料
- 08:30 (日) 12月全国消費者物価指数 [前年同月比] (前回-0.9% 予想-1.3%)
- 08:30 (日) 12月全国消費者物価指数・除生鮮食料品 [前年同月比] (前回-0.9% 予想-1.1%)
- 08:30 (日) 12月全国消費者物価指数・除生鮮食料品・エネルギー [前年同月比] (前回-0.3% 予想-0.4%)
- 09:01 (英) 1月GFK消費者信頼感調査 (前回-26 予想-30)
- 09:30 (豪) 12月小売売上高 [前月比] (前回7.1% 予想-1.5%)
- 09:30 (日) 1月日経製造業PMI・速報値 (前回49.7)
- 16:00 (英) 12月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回-2.6% 予想1.0%)
- 16:00 (英) 12月小売売上高・除自動車 [前年同月比] (前回5.6% 予想7.4%)
- 16:00 (英) 12月小売売上高 [前月比] (前回-3.8% 予想1.0%)
- 16:00 (英) 12月小売売上高 [前年同月比] (前回2.4% 予想3.9%)
- 17:15 (仏) 1月製造業PMI・速報値 (前回51.1 予想50.5)
- 17:15 (仏) 1月サービス業PMI・速報値 (前回49.1 予想48.5)
- 17:30 (独) 1月製造業PMI・速報値 (前回58.3 予想57.2)
- 17:30 (独) 1月サービス業PMI・速報値 (前回47.0 予想45.0)
- 18:00 (ユーロ圏) 1月製造業PMI・速報値 (前回55.2 予想54.5)
- 18:00 (ユーロ圏) 1月サービス業PMI・速報値 (前回46.4 予想44.8)
- 18:00 (ポーランド) 12月生産者物価指数 [前年比] (前回-0.2% 予想0%)
- 18:00 (ポーランド) 12月小売売上高 [前年比] (前回-5.3% 予想-0.8%)
- 18:00 (ポーランド) 12月鉱工業生産 [前年比] (前回5.4% 予想9%)
- 18:00 (ユーロ圏) ECB専門家予測調査
- 18:30 (英) 1月製造業PMI・速報値 (前回57.5 予想53.0)
- 18:30 (英) 1月サービス業PMI・速報値 (前回49.4 予想45.0)
- 21:00 (ユーロ圏) 1月消費者信頼感指数 速報値 – 2021/1 (前回-13.9 予想-15)
- 22:30 (加) 11月小売売上高 [前月比] (前回0.4%)
- 22:30 (加) 11月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回0.0%)
- 23:45 (米) 1月マークイット/製造業PMI・速報値 (前回57.1 予想56.5)
- 23:45 (米) 1月マークイット/サービス業PMI・速報値 (前回54.8 予想53.5)
- 23:45 (米) 1月マークイット/総合PMI・速報値 (前回55.3)
- 00:00 (米) 12月中古住宅販売件数 [年率換算件数] (前回669万件 予想655万件)
- 00:00 (米) 12月中古住宅販売件数 [前月比] (前回-2.5% 予想-2.1%)
- 本邦企業決算:東京製鉄
- 米企業決算:CSX、シュルンベルジェ
1月22日の相場見通し
昨晩は株価の堅調、ドルの軟調な相場となりましたが、総じて展開としては、控えめな動きに留まっています。ただ、本日は週末もあって、米大統領就任式に向けたご祝儀相場も、来週のFOMCを控えて、反動の動きも出易いでしょう。追いかけるのは止めて、動いても、しっかりと逆張り的にせめてみましょう。
経済指標としては、日本の12月全国消費者物価指数、豪12月小売売上高、英国では1月GFK消費者信頼感調査、12月小売売上高、1月製造業とサービス業PMI・速報値、 ユーロ圏では、各国の1月製造業とサービス業PMI・速報値、ECB専門家予測調査と1月消費者信頼感指数の速報値、加11月小売売上高 、米国では、1月マークイットの製造業・サービス業・総合PMI・速報値と12月中古住宅販売件数などが発表されます。
経済指標に対する相場の反応は限定されていますが、英国では、ブレグジットの駆け込み需要、ワクチン接種による期待感もありますが、一方で現状感染者は、全く減少していません。弱い結果に注意しましょう。一方ユーロ圏や米国のPMIなども、不思議に強い内容が続いていますが、弱い結果が見えた場合、やはり相場が失望的な動きをする可能性に注意しましょう。
その他、最近大人しい米長期金利、高値を更新し続ける株価の動きにも注目して対応しましょう。
1月22日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
豪ドル・ドル
- 予想レンジ: 0.7700~0.7800
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:09:21 予想時レート: 0.7766
豪ドル・ドル相場は、下値を0.7006と0.6992でダブル・ボトムを形成して、堅調な上昇も、一旦上値は0.7820が押さえている。ただ、下落も限定されており、スロー・ストキャスティクスもダイバージェンス気味。今後もこの0.7720の高値を越えることが出来るか焦点となる。
上値は超えると月足からは、0.7917の戻り高値、サイコロジカルな0.80が視野となるが、ロング・ランのマイナーレジスタンスが控えている。一旦しっかりと買い手は利食っておきたい。また、更に上値では、0.8068や0.8337の2018年の戻り高値が視野となるが、こういった位置の上抜けは現状不透明となる。
一方下値は、0.7733の転換線から0.7688の戻り安値維持では、マイナー・サポートが有効も、0.7660を割れると0.7642の基準線、更に0.7588-99,0.7515が視野となるが、最終サポートからは維持では良いが、0.7463の下ヒゲを割れると0.7374-0.7423,0.7339―52、0.7255―81が視野となるが、維持は不透明も、や0.7223の安値を割れると、若干崩れ気味となり、その場合0.7029-50まで視野となる。また0.6992安値まで割れると下落が加速する可能性となり0.6878-73ゾーン、0.6810-33ゾーンまでターゲットとなる。維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.6778の戻り安値まで割れと過去のレンジゾーンとなる0.6255-0.6571まで視野となるが底堅い位置となる見通し。
デイでは、週末もあって、深追いは危険となりそう。一旦逆張り的に戦略となるが、上値は0.7806や0.7820をストップ圏に、0.78が上値を抑えると売り狙い。ターゲットは、60分足のサポートが位置する0.7730-40の動向次第。維持では買い戻しも割れるなら0.77前後で利食いたい。またこういった下落では買っても、ストップは0.7660や0.7643割れで。ターゲットは0.7740-80が抑えると利食いとなる。また買いは更に深押しのケースで考えるとしても、0.7600-30があれば買っても、ストップは0.7558割れ。この買いのターゲットは、0.7660-70が抑えると利食いとなる。
ポンド円
- 予想レンジ:141.50~143.00
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:09:38 予想時レート:142.18
ポンド円は、高値圏でじりじりとした展開も、どうにか147.97の高値からのレジスタンスを上抜ける上昇を示現している。ただ、142.72の戻り高値を越えても、未だ144.12レベルに月足の雲の下限が残っており、積極的に上値トライできるかは不透明。超えて144.97の戻り高値、147.97を超えて、148.88-149.75、150.65、153.86などが視野となるが、156.60の戻り高値の上抜けは不透明で、更に157.05には横ばいとなる月足の雲の上限が位置しており、上値を抑える可能性が高そうだ。
一方下値は、転換線と絡む140.76-141.30ゾーンが維持すると強いが、140.35-37を割れると短期上昇サポートを割り込み、139.78-140.10がターゲットとなるが、買いが入り易い。リスクは139.48-52を割れるケースで、その場合雲の上限となる138.69、138.00-33の戻り安値圏までターゲットとなるが、137.56の雲の下限までは買い入り易い。リスクは136.80-97の下ヒゲを割れるケースで、その場合134.88-135.72の戻り安値圏までターゲットとなる。ただ直ぐにこの下方ブレイクが実現するかは不透明も134.41まで割れると133.62-84の戻り安値圏、133.05や132.95の戻り安値割れると相場は更に崩れ気味となり、132円のサイコロジカル、131.78の安値まで割れると130円までターゲットとなる。
従って、デイの戦略としては、上値追いは厳しいが、押し目があれば買い狙いで、141.08をストップ、141.20-40-60への調整を買い下がって、ターゲットは、142.35が抑えると利食いで、また割れても140.60-00ゾーンでの買い直しで、この場合のストップは、140.37割れ。ターゲットは、141.20-40が抑えると利食いとなる。
豪ドルの5年後見通しは?100円超えの可能性や相場分析から見る買い時とは【2022年最新】