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おはようございまず。だいまんです。
2021年11月17日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場もドル買いが継続した。米10月小売売上高や輸入物価指数、鉱工業生産指数などが予想を上回り、米長期金利の上昇を背景に、ドルが堅調な展開を続けた。
米10年物国債利回り、1.635%まで上昇後、1.599%まで一時低下も、その後1.640%まで利回りを切り上げた。またNY株価3指数は、揃って反転上昇したが、為替市場の反応は限られた。
ドル円は、104.85までじり高、ユーロドルは、ユーロ圏第3四半期GDP・改定値は、速報から変化はなく影響は限られ、1.1309までじり安となり、ポンドドルは、良好な英10月雇用統計を受けて1.3473まで反発後、一時1.3415まで売りに押され、その後はもみ合いとなった。
一方クロス円では、ユーロ円が129.67から130.12で上下、ポンド円が154.11まで上昇、オージー円は84.02から83.70、NZD円も80.36から80.09で小動きに留まり、カナダ円は91.09から91.38まで反発した。
11月17日の注目材料
- 08:50 (日) 10月通関ベース貿易統計・季調前 (前回-6228億円(-6241億円) 予想-3200億円)
- 08:50 (日) 10月通関ベース貿易統計・季調済 (前回-6248億円 予想-6092億円)
- 08:50 (日) 9月機械受注 [前月比] (前回-2.4% 予想1.8%)
- 08:50 (日) 9月機械受注 [前年同月比] (前回17.0% 予想17.7%)
- 09:00 (豪) 10月景気先行指数 [前月比] (前回-0.02%)
- 09:30 (豪) 第3四半期賃金指数 [前年同期比] (前回1.7%)
- 09:30 (豪) 第3四半期賃金指数 [前期比] (前回0.4% 予想0.6%)
- 16:00 (英) 10月消費者物価指数 [前月比] (前回0.3% 予想0.8%)
- 16:00 (英) 10月消費者物価指数 [前年同月比] (前回3.1% 予想3.9%)
- 16:00 (英) 10月消費者物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回2.9% 予想3.1%)
- 16:00 (英) 10月小売物価指数 [前月比] (前回0.4% 予想0.8%)
- 16:00 (英) 10月小売物価指数 [前年同月比] (前回4.9% 予想5.7%)
- 17:00 (南ア) 10月消費者物価指数 [前月比] (前回0.2% 予想0.2%
- 17:00 (南ア) 10月消費者物価指数 [前年同月比] (前回5.0% 予想5.0%)
- 18:00 (ユーロ圏) ECB金融安定報告発表
- 19:00 (ユーロ圏) 9月建設支出 [前月比] (前回-1.3%)
- 19:00 (ユーロ圏) 9月建設支出 [前年同月比] (前回-1.6%)
- 19:00 (ユーロ圏) 10月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回4.1% 予想4.1%)
- 19:00 (ユーロ圏) 10月消費者物価指数コア指数・改定値 [前年同月比] (前回2.1% 予想2.1%)
- 20:00 (南ア) 9月小売売上高 [前年同月比] (前回-1.3% 予想-0.1%)
- 22:30 (加) 10月消費者物価指数 [前月比] (前回0.2% 予想0.6%)
- 22:30 (加) 10月消費者物価指数 [前年同月比] (前回4.4% 予想4.5%)
- 22:30 (米) 10月住宅着工件数 [年率換算件数] (前回155.5万件 予想158.0万件)
- 22:30 (米) 10月住宅着工件数 [前月比] (前回-1.6% 予想1.6%)
- 22:30 (米) 10月建設許可件数 [年率換算件数] (前回158.9万件(158.6万件) 予想163.0万件)
- 22:30 (米) 10月建設許可件数 [前月比] (前回-7.7%(-7.8%) 予想2.8%)
- 23:10 (米) ウィリアムズNY連銀総裁・基調講演(債券市場に関する会議)
- 00:30 (米) 週間石油在庫統計 (前回+100.2万バレル)
- 01:00 (米) ボウマンFRB理事講演(ダラス連銀主催円卓会議)
- 01:20 (米) メスター・クリーブランド連銀総裁、ウォラーFRB理事講演(金融安定会合)
- 02:40 (米) デーリー・サンフランシスコ連銀総裁・イベント参加(NY連銀主催米国債市場関連会議)
- 02:40 (米) ウォラーFRB理事講演
- 03:00 (米) 財務省・20年物国債入札
- 06:05 (米) エバンス・シカゴ連銀総裁「Q&A参加」
- 06:10 (米) ボスティック・アトランタ連銀総裁・閉会挨拶
11月17日の相場見通し
昨晩も米長期金利の高止まりを背景に、ドルの堅調が続きました。
本日は、米国でインフレを見る上で重要な指標の発表はありません。ただ、結果は不透明ですが、米10月住宅着工件数・建設許可件数や20物国債入札の結果次第で、米長期金利がどういった展開となるか注目して対応しましょう。
その他の経済指標としては、日本の10月通関ベース貿易統計と9月機械受注、豪10月景気先行指数と第3四半期賃金指数、英10月消費者・小売物価指数、ECB金融安定報告発表、ユーロ圏9月建設支出と10月消費者物価指数・改定値などが発表されます。
大きな材料はありませんが、 豪10月景気先行指数と第3四半期賃金指数、英10月消費者・小売物価指数や加10月消費者物価指数などの強弱次第で、一定の動きがありそうですが、大きな流れには繋がり難そうです。
また、要人発言の機会も多いですが、総じてタカ派的発言が続きそうです。一応こういった発言がドル相場を支える可能性はありますが、総じて織り込みの範囲の展開に留まりそうです。
11月17日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ユーロドル
- 予想レンジ:1.1260~1.1360
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:08:08 予想時レート:1.1317
上値を1.2351や1.2266でCapされて、下落が1.15309まで拡大。スピード感が早く、行き過ぎ感もあり、加えてレジスタンスと過去のファンラインで形成したウェッジ・フォーメーションの下限に到達、日足のスロー・ストキャスティクスが、既に売られ過ぎ圏に突入しており、一旦下げ止まりを見せても良い状況。ただ、突っ込み売りには警戒感が残るが、反発ではやれやれの売りが出易い状況は続きそうだ。
上値は、1.1386の戻り高値が抑えると既に弱く、超えても1.1433の窓の上限、1.1443-88お戻り高値圏で、転換線や基準線の位置、1.1513-70の窓上限が抑えると弱い。1.1609-17の戻り高値圏の上抜けから、1.1650のサイコロジカル、1.1692の戻り高値を越えて、1.1704-25の雲の上限、1.1748-56の戻り高値圏で90日移動平均と絡む位置、1.1789を越えて1.1821-51戻り高値で雲と絡む位置、1.1885-86の戻り高値が、視野となるが抑えると上値追い出来ない。1.1909の戻り高値を越えて、一定の反発期待も、1.1930-45、1.1975の戻り高値、1.1995-1.2009、1.2032-57、1.2094-1.2101の日足の窓の上限、1.2135-48の戻り高値を超えても1.2193-95,1.2218-55が抑えると上値は追えない。あくまで直近高値の1.2254-66を超えて、1.2285の戻り高値を目指す動きとなるが、上抜けは不透明で、1.2349の今年の高値をしっかりと超えて、1.2400のサイコロジカル、月足からは、1.2414-1.2476の戻り高値圏、1.25のサイコロジカルまで視野となる。ただ、1.2555の戻り高値を越えるかは、現状不透明となる。
一方下値は、1.1309や1.13のサイコロジカルまで割れると週足からは1.1168-1.1238の戻り安値圏、1.1100を割れると1.0728-1.0871の戻り安値圏まで視野となるが、月足のサポートからは維持できれば良いが、リスクは、1.0636の安値割れとなる。
従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ない。ベンチャー気味には買いも検討したいが、あくまで買い下がりの余裕を持って対応。出来ればストップを1.1195割れに置いて、1.13前後は維持を確認しながら、1.12ミドルまで買い下がる形を想定したい。ただ、ターゲットは、1.1355-65が抑えるなら利食いが安全。またこの位置の売りは、ストップを1.1386越え。ターゲットは、1.13を維持すると利食いとなる。また、売りは出来れば、1.1400-33ゾーンへの反発での売り狙いで、このストップは、1.1464越えで、ターゲットは、1.13ミドルが逆サポートされると利食い優先となる。
カナダドル円
- 予想レンジ:91.00~92.00
- 基本戦略:押し目買い
- 予想時間:07:41 予想時レート: 91.43
上昇が93.03でCapされて、調整が90.43で維持する形。一旦下値付きとなるか注目されるが、ただスロー・ストキャスティクスは、未だ下落を続けており、戻りでは売りが出易い状況は続きそうだ。
上値は、基準線の91.73が抑えると弱い。超えて92.21-52の戻り高値、93円のサイコロジカルが視野となるが抑えると上値追い出来ない。93.03を越えて、93.26の戻り高値が視野となるが、この位置は106.52の高値をトップとしたH&Sの右肩の位置で、売りが出易い。ただ、超えると94.37の戻り高値が視野となるが、こちらも同左肩のトップ位置で、同様に売りが出易いが、超える動きがあると96.01、98.49や101.15の戻り高値まで視野となるが、106.52の高値を前に上値追いは不透明となる。
一方下値は、90.68の戻り安値の維持では良いが、90.43の直近安値を割れると89.90-90.06の窓の上限、更に88.88-89.01の窓の下限と雲の上限が絡む位置、87.98-88.35の戻り安値と雲の下限が絡む位置、87.68を割れると86.85-87.19の下ヒゲ圏、85.85-86.27の窓の下限まで視野なるが、維持では堅調が続くが、84.90-85.10の戻り安値や84.68の下ヒゲを割れると調整が深まり、84.11-45ゾーン、83.52-59の戻り安値、83.04-20の戻り安値圏、81.97-82.35ゾーン、81.88の戻り安値、81.16-58順次視野となるが、過去の高値圏からは買いが入り易い。ただし、80.99を割れると80.38-57の戻り安値、80.15の戻り安値を割れると下落拡大リスクが高まり、79.82-94の戻り安値、また79.24の戻り安値まで割れると78.72、78.08-23まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、77.93や77.63を割れると調整が76-77円ゾーンまで視野となる。このリスクは、75.58、74.77、73.77の安値を順次割れるケースとなる。
従ってデイの戦略としては、上値追いは厳しく、押し目があれば買い狙い。ストップを90.43に置いて、91.00-20、90.80-00、90.55-70と買い下がりの余裕を持って対応。ただ、ターゲットは91円ミドルの60分足のレジスタンスが抑えると利食いとなる。また超えても91.70-00では利食い優先が安全となる。