米長期金利の行方と週末要因【2021年4月16日】

2021年4月16日米長期金利の行方と週末要因

おはようございます。だいまんです。

2021年4月16日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、米3月小売売上高、4月NY連銀製造業景気指数や週間新規失業保険申請件数などの経済指標が、軒並み強い結果となったが、米長期金利が低下を強めたことが、ドルの上値を抑えた。ただ、総じて揉み合いから逸脱する展開とはなっていない。米10年物国債利回りは、日本の機関投資家が米国債買いを強めるとの思惑で1.647%から1.529%までじりじりと低下、NY株価3指数は、好調な企業決算を受けて高値を更新する堅調な展開となったが、リスクオンの動きは強まらなかった。また、バイデン政権が、米政府機関へのサイバー攻撃や2020年の米大統領選での工作活動に関わったとして、ロシアに新たな制裁策を発表したが、相場への影響は見えなかった。

ドル円は108.61まで下落、ユーロドルは1.1993から1.1956、ポンドドルも1.3810から1.3762で揉み合いの動きに留まった。

一方クロス円では、ユーロ円は130.03、ポンド円は149.69まで売りに押され、オージー円が83.89から84.42、NZD円は78.14から77.82で推移、カナダ円は87.20から86.61まで売りに押された。

4月16日の注目材料

  • 07:30 (NZ) 3月製造業PMI (前回–) 
  • 10:30 (中) 3月住宅価格指数 [前年比] (前回4.3%)
  • 11:00 (中) 第1四半期GDP [前期比] (前回2.6% 予想0.5%)
  • 11:00 (中) 第1四半期GDP [前年同期比] (前回6.5% 予想18.2%)
  • 11:00 (中) 3月小売売上高 [前年同月比] (前回33.8% 予想28.0%)
  • 11:00 (中) 3月鉱工業生産 [前年同月比] (前回35.1% 予想18.0%)
  • 11:00 (中) 3月固定資産投資 [前年比] (前回35% 予想25.3%)
  • 15:30 (スイス) 3月生産者輸入価格 [前月比] (前回0.0%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 2月貿易収支・季調済 (前回242億ユーロ 予想220億ユーロ)
  • 18:00 (ユーロ圏) 2月貿易収支・季調前 (前回63億ユーロ)
  • 18:00 (ユーロ圏) 3月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回1.3% 予想1.3%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 3月消費者物価指数コア指数・改定値 [前年同月比] (前回0.9% 予想0.9%)
  • 18:00 (英) カンリフ英中銀副総裁、ウッズ英中銀副総裁講演
  • 21:15 (加) 3月住宅着工件数 (前回24.59万件 予想25.50万件)
  • 21:30 (加) 2月対カナダ証券投資額 (前回12.7億加ドル)
  • 21:30 (加) 2月卸売売上高 [前月比] (前回4.0% 予想-0.5%)
  • 21:30 (米) 3月住宅着工件数 [年率換算件数] (前回142.1万件 予想160.2万件)
  • 21:30 (米) 3月住宅着工件数 [前月比] (前回-10.3% 予想12.7%)
  • 21:30 (米) 3月建設許可件数 [年率換算件数] (前回168.2万件(172.0万件) 予想175.0万件)
  • 21:30 (米) 3月建設許可件数 [前月比] (前回-10.8%(-8.8%) 予想1.7%)
  • 23:00 (米) 4月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値 (前回84.9 予想89.0)
  • 23:00 (米) 4月ミシガン大学消費者信頼感指数/現況指数・速報値 (前回91.5)
  • 23:00 (米) 4月ミシガン大学消費者信頼感指数/期待指数・速報値 (前回77.5)
  • 日米首脳会談(ワシントン)
  • ユーロ圏財務相会合
  • 非公式EU財務相理事会

4月16日の相場見通し

昨晩は、強い米経済指標にも米長期金利が低下したことで、ドルが軟調な展開となりました。インフレ面では、強い経済指標にも長期金利が低下するという不透明な展開ですが、恐らく既にこういった面を織り込んで、米長期金利が上昇していたことの反動の動きの可能性が高そうです。そうなると本日は、週末もあって米長期金利が低下を続けるか注目です。ただ、ドル自体は大きく下落していません。最低ドルの上値を抑えるとしても、米国債を買うためには、ドルを買う必要もあることから、大きくドルが下落すると見るのは、避けておいた方が良さそうです。

一方米10年物国債利回りでみるとテクニカル的には、1.20-1.30%は、下支えされる可能性が高そうです。ただ、逆に言うとこういった位置まで低下する可能性も残っています。今週とは言えませんが、少なくとも今後米長期金利が大きく上昇する可能性は低そうです。

本日の経済指標としては、NZ3月製造業PMI、中国の3月住宅価格指数、第1四半期GDP、3月小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資、ユーロ圏2月貿易収支と3月消費者物価指数・改定値、加3月住宅着工件数と2月卸売売上高 、米国では、3月住宅着工件数・建設許可件数と4月ミシガン大学消費者信頼感指数の速報値などが発表されます。

まず中国のGDPをはじめとした一連の経済指標が焦点ですが、良好な結果が続けば影響は少なそうです。一方米国の指標も良好が想定されますが、結果を受けた米長期金利の動きに注目しましょう。

その他、日米首脳会談、ユーロ圏財務相会合などが開催されます。ユーロ圏財務相会合の影響はなさそうですが、日米首脳会談では、中国に対して厳しい姿勢が示されそうです。バイデン政権は、思ったよりロシアや中国に対して、厳しい対応をとるようです。こういった面が、新冷戦につながるとの思惑につながるなら、将来的に株価にマイナスとなることやリスクを避けるために、ドルにビッドを与える可能性が残っていることは、留意しておきましょう。

4月16日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ドル円

  • 予想レンジ:108.50~109.50
  • 基本戦略: 押し目買いから吹き値売り
  • 予想時間:07:21 予想時レート: 108.70

ドル円は、日足の雲や123.23の高値からのレジスタンスを超えて、110.97まで上昇もこの位置でCapされて、調整が続いている。

下値は、108.50のサイコロジカルの維持では良いが、108.22-48の戻り安値を割れると調整が深まり107.82-98の窓の下限、107.16のそれ以前の高値から106.94の戻り安値、106.37-64の戻り安値が視野となるが、上昇チャンネルの上限や106円のネック・ラインからは買いが入り易い。ただ、105.83-85の戻り安値を割れると105.20、サイコロジカルな105円が視野となるが、更に突っ込み売りは出来ない。

ただ、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。

このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。

一方上値は、既に109.10の戻り高値が抑えると弱く、超えても転換線や基準線が控える109.58-69、戻り高値の109.75-95、110.55-85が抑えるとレジスタンス形成となる。あくまで110.97の高値を超えて、サイコロジカルな111.00や111.50などのサイコロジカル、111.71や112.23の戻り高値まで越えると112.44の月足の雲の上限まで視野となるが、この位置は丁度75.31のドル円の歴史的な安値から125.86の高値の50%の位置に相当することで、上抜けは相当厳しい位置となる。

デイの戦略としては、一応現状の相場がレンジが、106-111円ゾーンと仮定するとこの半値が108.50となることもあって、少なくとも突っ込み売りは出来ない。早期はこの維持では買い狙いから臨むも反発では、しっかりと利食いや売り狙いとなる。

下値はストップを108.22割れに置いて、108円ミドル前後を買ってみて、ターゲットは、109.10を越えないなら利食いで、超えても109円ミドルを前に上げ渋りでは利食いとなる。またこういった上昇での売り狙いは、110円越えをストップに、109円後半まで売り上がる形。ターゲットは、もし、109円が逆サポートすると利食いで、割れても108円後半では、軽く利食って置きたい。

2021年4月16日米長期金利の行方と週末要因

ユーロ円

  • 予想レンジ:129.50~131.00
  • 基本戦略:逆張り
  • 予想時間:07:53 予想時レート:130.11

上昇が、130.69まで拡大も、現状は上げ渋っている。

上値は、130.59-69ゾーンを超える動きから132.46-133.49の月足の戻り高値などがターゲットとなるが、ただ、137.50の高値を越えるかは不透明となる。

一方下値は、128.80や129.57の戻り安値、転換線の129.49、雲の上限と絡む128.83-129.23の戻り安値維持では、サポートから堅調が想定されるが、128.18-38の戻り安値を割れると、127.50-77の雲の下限まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ない。ただし、維持出来ない場合、126.98-127.32ゾーン、126.17-126.70、125.60-126.10の戻り安値圏まで視野となる。維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。

従ってデイの戦略としては、不透明感が残ることで、一旦逆張り的な戦略が検討される。まず、130.40-60への戻りを売って、ストップは130.69越え。このターゲットは、130円が維持されると利食いとなる。割れても129.57-80ゾーンが維持されると利食い。また130.69を超える動きが見えた場合、売り向かいは不透明となるので注意。

一方買いは、129.57-80ゾーンが維持されると買っても、買っても割れるなら止めるスタンス。利食いも130.40-60がCapされると利食いとなる。また更なる買いは出来れば、129円割れから検討するも、ストップは128.29割れで対応。この場合の買いは、サポートを割れていることもあって、129.58-80ゾーンのそれ以前の安値が上値を抑えると利食いとなる。

2021年4月16日米長期金利の行方と週末要因

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