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おはようございます。だいまんです。
2021年4月5日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、強い米3月雇用統計を受けてのドル買いもイースター休暇で、欧米株式市場が休場、参加者が減少していることもあって、動意は限定された。
米3月非農業部門雇用者数は、+91.6万人と予想の+64.7万人を大幅に上回ったが、失業率は予想通りの6.0%、平均時給は前月比・前年比とも予想を下回った。また短縮取引の中、米10年物国債利回りは、1.753%から1.670%まで低下した。
ドル円は、110.38を安値に110.75まで上昇、ユーロドルは1.1749、ポンドドルも1.3814まで一時値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円が130.04まで一時下落、ポンド円は152.71から153.13、オージー円は84.03から84.36、NZD円は77.56から77.94、カナダ円は87.86から88.23で推移した。
4月5日の注目材料
- 豪/NZ・冬時間移行
- ウェリントン、シドニー、フランクフルト、チューリッヒ、パリ、ロンドン、ストックフォルム、オスロ、ワルシャワ市場休場(イースターマンデー)、中
- 国、香港市場休場(清明節)、南アフリカ市場休場(ファミリーデー)
- 09:30 (日) 3月サービス業PMI (前回46.3)
- 22:45 (米) 3月マークイット/サービス業PMI・改定値 (前回60.0 予想60.2)
- 22:45 (米) 3月マークイット/総合PMI・改定値 (前回59.1)
- 22:45 (米) 3月ISMニューヨーク景気現況指数 (前回35.5)
- 22:45 (米) 3月ニューヨークNAPM指数 (前回810.9)
- 23:00 (米) 3月ISM非製造業景況総合指数 (前回55.3 予想58.5)
- 23:00 (米) 3月ISM非製造業景気指数 (前回55.5)
- 23:00 (米) 3月ISM非製造業価格指数 (前回71.8)
- 23:00 (米) 3月ISM非製造業新規受注指数 (前回51.9)
- 23:00 (米) 3月ISM非製造業雇用指数 (前回52.7)
- 23:00 (米) 2月耐久財受注・改定値 [前月比] (前回3.5%)
- 23:00 (米) 2月耐久財受注/除国防資本財・改定値 [前月比] (前回2.3%)
- 23:00 (米) 2月耐久財受注/除輸送機器・改定値 [前月比] (前回1.6%)
- 23:00 (米) 2月製造業新規受注 [前月比] (前回2.6% 予想-0.5%)
- 23:00 (米) 2月製造業新規受注・除輸送機器 [前月比] (前回1.7%)
- 23:00 (米) 3月雇用傾向指数 (前回101.01)
- 国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季会合(11日まで)
4月5日の相場見通し
金曜日は強い米雇用統計にも、主要海外市場が、イースター休暇の休場で、動意に薄い展開に留まりました。本日も未だイースターマンデーで、主要国の休場が続きます。参観者の減少から、引き続き揉み合い気味の相場展開が続くか注目しましょう。
経済指標としては、米国の3月マークイットのサービス業・総合PMIの改定値や3月ISM非製造業景況総合指数、2月耐久財受注・改定値と 製造業新規受注が焦点となります。
PMIや耐久財受注は、改定値ですので、速報からブレなければ、影響は少ないでしょう。注目は、ISM非製造業景況総合指数となりますが、事前に発表された製造業景況指数が強かったことやバイデン政権の追加経済対策の効果で、製造業ほどではないとしても、良好な結果が想定されます。強い結果が米長期金利の下支えにつながるとドル相場を支えそうです。サプライズは弱い結果ですが、現状あまり想定されそうもありません。
その他、国際通貨基金と世界銀行の春季会合が始まります。一応既に景気見通しの上方修正が発表されていますが、こういった面が株価を支えるか注目しましょう。
4月5日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ドルカナダ
- 予想レンジ:1.2540~1.2620
- 基本戦略: 押し目買いから吹き値売り
- 予想時間:07:21 予想時レート: 1.2574
ドルカナダは、上値を1.3421や1.3391でCapされて、下落を1.2366まで拡大も、現状この位置を維持している。
下げ止まりは不透明だが、スロー・ストキャスティクスが反転上昇に転じており、下値は、1.2462-74ゾーンなどが維持されるとサポート形成からは、堅調な展開が想定される。ただ、維持出来ずに1.2366を割れると1.23のサイコロジカル、1.2250まで割り込むと1.2083-1.2172の戻り安値圏まで視野となる。このリスクは1.2062の安値割れで、その場合は、サイコロジカルな1.20、更に月足のフィボナッチ・リトレースメント(0.9059~1.4690)からは50%となる1.1875まで視野となるのか注意しておきたい。
一方上値は、12602-30の戻り高値が抑えると弱いが、1.2647を超えると1.2683-1.2700ゾーン、日足の雲の上限となる1.2713が視野となるが、抑えると上値追い出来ない。1.2737の戻り高値を超えて1.2763-83,1.2833-70ゾーンが視野となるが、引き続き売りが出易い。1.2882の戻り高値を越えて、一定の反発期待から1.2916、1.2935の戻り高値が視野となるが売りが出易い。1.2958の戻り高値を超えても、それ以前の安値となる1.2995、1.3040、1.3092-1.3138、1.3173-78の戻り高値を超えて、1.3300のサイコロジカルが視野となるが、売りが出易い。あくまで1.3391や1.3421の戻り高値を超えて、下落トレンドは終了する見通し。
デイの戦略としては、早期は押し目買いも、吹いたら戻り売り狙いで、下値は1.2540-50の維持では押し目を買っても、ストップは、1.2528割れで、ターゲットは、1.2600-20が抑えると利食いとなる。またこの位置の売りは、1.2647をストップに検討するが、同様に1.2540-50が維持されると利食いとなる。また、様子見なら1.2540-50を割れる動きから、1.25前後、1.2450前後、1.24前後と買い場を探して、ストップは1.2366割れとなる。ただ、こういった下落の場合の利食いは、1.2520-30が逆に上値を抑えるなら利食っておきたい。
NZD円
- 予想レンジ:77.20~78.20
- 基本戦略:押し目買い
- 予想時間:07:32 予想時レート: 77.71
NZドル円は、月足の雲の下限を超えて上昇も、79.22と79.15でダブル・トップ形成から調整気味。
ただ調整も日足の雲の上限で守られて、スロー・ストキャスティクスも反転上昇気味となっており、再度どこまで上値を回復できるか焦点となる。
上値は、77.94-20の戻り高値が抑えるとレジスタンス形成から、弱い展開が想定され上値追い出来ないが、ダブル・トップをしっかりと超えると、月足の戻り高値となる79.62、サイコロジカルな80円や81円、月足の雲の上限となる81.43を目指す動きとなるか注目される。ただ、未だ絶好の利食い場となる可能性が残っていることは注意しておきたい。
一方下値は、76.75-87、76.34の戻り安値、76円前後の日足の雲の下限が維持されると強いが、維持出来ずに、75.64の戻り安値を割れると長期のサポートが崩れ、75.33-56、74.72-00ゾーンが視野となるが、更に74.13や73.66の安値まで割れると73.20-27、72.82-85ゾーンまでターゲットとなる。こういった位置は一旦維持される可能性はあるが、更に72.73まで割れると72.26、71.68-86ゾーン、71.49-53の日足の窓の上限まで割れると相場が崩れ気味となり、窓の下限となる70.48-52、69.71-70.00、69.37-45の戻り安値圏まで視野となるが維持では更に突っ込み売りは出来ない。リスクは68.88や68.65の安値、下限レンジ最安値となる68.21を割れるケースで、その場合下落が加速するリスクが高まり、67.53の戻り安値、66.32-66.59の戻り安値圏なども視野となるが、長期のサポートが控える。更に割れても過去の揉み合いレンジとなる63.10-66.17ゾーンなどは底堅い位置となりそう。このリスクは61.79割れとなる。
従ってデイの戦略としては、若干上値追いは、厳しい位置にあって、押し目を待つ形。60分足のサポートなる77.15-25方向への下落を待って買い下がる形。ストップは、76.92割れとなるが、ターゲットは、78.00-20を前に上げ渋るなら利食いを優先したい。また、76.92を割れるケースが見えた場合、76.20-50ゾーンなどから76円前後と買い下がって、ストップは75.64割れ。ただ、こういった下落での買いのターゲットは、76.85-00が戻りを抑えるなら一旦利食って置きたい。