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おはようございます。だいまんです。
2021年6月25日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、揉み合い気味もまちまちの展開となった。米1-3月期GDPの確定値は市場予想通りの結果となったが、5月耐久財受注額や週間新規失業保険申請件数などが予想を下回り、米長期金利が低下傾向を示したことが、一時ドル売りを誘ったが、一方「バイデン大統領は、1.2兆ドル規模のインフラ投資計画で超党派の上院議員グループと合意した」との報道を受けて、米長期金利が反発、総じてレンジでの推移となり、影響は限られた。またNY株価3指数は、インフラ投資の合意を好感する形で、ナスダックとS&Pが高値を更新するなど堅調に上げ幅を拡大したが、リスクオンの動きは広がっていない。
尚インフラ投資額は当初から減額となったが、法人増税は盛り込まれなかった模様。また、バーキン・リッチモンド連銀総裁が「数カ月間の物価上昇よりも相対的な物価の安定の方が重要」、ウィリアムズNY連銀総裁は「インフレ率は来年と再来年に約2%に低下するだろう」、ブラード・セントルイス連銀総裁は「金融政策は上向きのインフレリスクに備える必要がある」、カプラン・ダラス連銀総裁は「インフレ率は、上振れリスクがある」と述べたが、強弱入り混じる発言に、相場の反応は見えなかった。
ドル円は。110.92から110.69で推移、ユーロドルは1.1956まで上昇後、1.1920まで下落、ポンドドルは、英中銀が政策金利と資産購入枠の据え置きを発表、議事録では「インフレ率の上昇は一時的」と示され、一部テーパリングの思惑もあったことで、失望感もあって1.3987から1.3890まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は132.44から132.13の狭いレンジの推移、ポンド円は155.06から153.83まで一時売りに押され、オージー円は83.90から84.12、NZD円は78.11から78.36で小動きとなったが、カナダ円は90.24から89.83まで売りに押された。
6月25日の注目材料
- オスロ市場休場(夏至祭)
- 07:45 (NZ) 5月貿易収支 (前回3.88億NZドル)
- 07:45 (NZ) 5月貿易収支/輸入 (前回49.8億NZドル)
- 07:45 (NZ) 5月貿易収支/輸出 (前回53.7億NZドル)
- 08:01 (英) 6月GFK消費者信頼感調査 (前回-9)
- 08:30 (日) 6月東京都区部消費者物価指数・除生鮮食料品 [前年同月比] (前回-0.2%% 予想-0.1%)
- 08:30 (日) 6月東京都区部消費者物価指数・総合 [前年比](前回-0.4%)
- 15:00 (独) 7月GFK消費者信頼感調査 (前回-7.0 予想-4.0)
- 17:00 (ユーロ圏) 5月マネーサプライM3 [前年同月比] (前回9.2%)
- 19:00 (英) 6月CBI小売売上高調査 (前回18)
- 21:30 (米) 5月個人所得 [前月比] (前回-13.1% 予想-2.8%)
- 21:30 (米) 5月個人消費支出 [前月比] (前回0.5% 予想0.5%)
- 21:30 (米) 5月個人消費支出デフレーター [前年同月比] (前回3.6%)
- 21:30 (米) 5月個人消費支出コア・デフレーター [前月比] (前回0.7% 予想0.6%)
- 21:30 (米) 5月個人消費支出コア・デフレーター [前年同月比] (前回3.1%)
- 23:00 (米) 6月ミシガン大学消費者感指数・確報値 (前回86.4 予想87.2)
- 23:00 (米) 6月ミシガン大学消費者感指数/現況指数・確報値 (前回89.4)
- 23:00 (米) 6月ミシガン大学消費者感指数/期待指数・確報値 (前回78.8)
- 00:35 (米) メスター・クリーブランド連銀総裁講演
- 01:00 (米) 6月ダラス連銀・PCE価格指数 (前回2.4%)
- 02:00 (米) ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演「金融の安定について」
- 欧州連合(EU)首脳会議
6月25日の相場見通し
昨晩は、株価の上昇にも、相場は総じて保合気味の展開に留まりました。本日は週末もあって、サプライズがなければ、様子見ムードが続くかもしれません。
経済指標としては、NZ5月貿易収支、英国では、6月GFK消費者信頼感調査とCBI小売売上高調査、日本の6月東京都区部消費者物価指数、独7月GFK消費者信頼感調査、米国では、5月個人所得・個人消費支出デフレーター、6月ミシガン大学消費者感指数・確報値とダラス連銀・PCE価格指数などが発表されます。
経済指標に対する反応が限定される展開が続いています。一部結果が予想に対して、強弱が出ても、相場の反応は限られそうです。
要人発言としては、欧州連合首脳会議からは、主だった話がみえていませんが、FRB要人発言は、タカ派が続くとドルの下値を支えそうです。
その他、引き続き株価と米長期金利の動きには注意ですが、アストロ的には、満月もあって、一時的な円買いが出る可能性には注意しておきましょう。
6月25日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ポンド円
- 予想レンジ:153.30~154.80
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:07:07 予想時レート:154.36
上昇が156.08まで拡大も上値を抑えられる形。
上値は、155.15-16が抑えるとレジスタンスが有効となる。超えて155.39-94の戻り高値が視野となるが、上抜けは不透明で、あくまで156.08を超えて、月足の156.60の戻り高値、更に157.05には横ばいとなる月足の雲の上限が位置しており、上値を抑える可能性が残っている。
一方下値は、153.10-83の基準線や転換線と絡む位置、151.6い8-152.97の雲の上下限が維持されるとスロー・ストキャスティクスの反転もあって堅調も、151.32の下ヒゲを割れると、150.88-151.26、149.54-150.11の戻り安値圏が視野となるが、維持では良いが、ただし149.06の戻り安値や148.53-77の戻り安値を割れるケースでは調整が深まり、148.12、147.29-41まで割れると146.36-56,145.22の戻り安値を割れると144.04-50、142.85、142.20まで視野となるが、維持は不透明も維持できない場合141.08-29、140.76、140.35-37などが視野となる。また139.48-52を割れると138.00-33の戻り安値圏、136.80-97の下ヒゲまで割れると相場は崩れ、134.88-135.72の戻り安値圏までターゲットとなる。ただこの下方ブレイクが、一気に実現するかは不透明も134.41まで割れると133.62-84の戻り安値圏、133.05や132.95の戻り安値割れると相場は更に崩れ気味となり、132円のサイコロジカル、131.78の安値まで割れると130円までターゲットとなる。
従ってデイの戦略としては、慎重に戻り売りを考えたい。上値は、154.60-00ゾーンを売って、ストップは155.16越え。ターゲットは、153.83-00が維持さると利食いも、割れるなら153.30-70ゾーンでは利食いを優先したい。またこの位置の維持では買っても、ストップは153.10割れで、この買い緒ターゲットは、154円が逆レジスタンスするなら利食いを優先したい。
スイスフラン円
- 予想レンジ:120.20~121.50
- 基本戦略:戻り売り
- 予想時間:07:15 予想時レート: 120.78
上昇が122.77まで一時拡大もトピッシュとなる形。
上値は、スロー・ストキャスティクスの反転下落もあって121円が抑えると弱い。超えて121.46-94ゾーンが視野となるが、抑えるとレジスタンスが有効となる。あくまで122.68や122.77を越えて、月足からは124.03-125.91ゾーンまでポイントが薄くなるが、サイコロジカル的には、123円や125円などは一旦上値を押さえそう。更に超えて129.00の戻り高値、130円のサイコロジカル、131.37、133.57の月足の雲の上限が順次視野となるが、134.59の上ヒゲを前に、上値追いは不透明となる。
一方下値は、雲の上限と絡む119.88-120.15、雲の下限となる119円近辺の維持では堅調が続くが、118.87の下ヒゲを割れると、それまでの高値圏となる118.74-87ゾーン、118.09-32が視野となるが、一旦買いが入り易い。ただし、117.51を維持できない場合116.82-93,116.42の戻り安値まで視野となるが維持は不透明も、115.91-116.09の戻り安値圏を割れると相場が崩れ気味となり、115.64まで割れると、114.56-68や114.16-22までポイントが薄くなる。また113.77や113.28の戻り安値を割れると、相場は崩れ気味となり112.96-113.02、112.43-67なども視野となるが、更に112円を荒れると110円方向への調整リスクとなる。
デイの戦略としては、突っ込み売りは避けたいが、反発があれば、121.50-00ゾーンを慎重に売り上がる形。ストップは122.77越えで、ターゲットは、120.50―00ゾーンが維持されると利食い優先が良い。もし、割れても120円を前にしっかりと利食いたい。またこういった位置の買いは1119.88をストップ、または、119円ミドルまで買い下がるなら、ストップは118.87割れとなるが、こういった下落では、120円ミドルが抑えると利食い優先が安全となる。