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おはようございます。だいまんです。
2021年12月6日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、注目の米11月雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比+21.0万人と市場予想の+53.0万人を大幅に下回り、更に平均時給も弱い結果となったことで、一時ドル売りが強まったが、一方で失業率は、4.2%と市場予想の4.5%より大きく改善、強い11月ISM製造業指数やブラード・セントルイス連銀総裁が、「テーパリング完了前に利上げを検討することもできる」、「テーパリングは来年3月までに終了するべき」と発言したこともあって、米10年物国債利回りが、米雇用統計後の1.409%から1.472%まで反発し、ドル相場に買い戻しを誘った。
ただ、その後利回りが1.3329%まで低下、高く始まったNY株価3指数が、オミクロン株の米国内感染拡大を受けて、下げ足を速めたことで、リスクオフの円買いが強まる形で週末の取引を終了した。
ドル円は、米雇用統計発表直後113.00まで下落したが、一時113.61まで反発も、112.56まで売りに押された。またユーロドルは、1.1333を高値に1.1267まで下落後、1.1327まで再度反発、ポンドドルは1.3308を高値に1.3210まで一時下落した。 一方クロス円では、ユーロ円は128.34の高値から127.39,ポンド円が150.77から148.98、オージー円は80.21から78.79、NZD円も77.13から75.97まで下落、カナダ円は、強い加11月雇用統計を受けて89.13まで反発後、87.71まで売りに押された。
12月6日tの注目材料
- 16:00 (独) 10月製造業新規受注 [前月比] (前回1.3% 予想-0.3%)
- 16:00 (独) 10月製造業新規受注 [前年同月比] (前回9.7% 予想5.5%)
- 18:30 (ユーロ圏) 12月ユーロ圏投資家センチメント指数 (前回18.3)
- 18:30 (英) 11月建設業PMI (前回54.6 予想54.2) 20:30 (英) ブロードベント英中銀副総裁・議会証言 00:00 (米) 11月雇用傾向指数 (前回112.23) 岸田首相・所信表明演説 中国恒大集団・ドル建て利払いリスケ期日(?)
12月6日の相場見通し
週末は、軟調な株価や米長期金利が予想外の低下を示したことで、リスクオフの動きで終了しました。今週は週末の米11月消費者物価酢数を睨んだ展開ですが、オミクロン株の感染動向次第も、今週も株価や入札も予定される米長期金利の動向に、細心の注意を払って対応しましょう。
経済指標としては、独10月製造業新規受注、英11月建設業PMI、米国では11月雇用傾向指数などが発表されます。
大きな注目材料はなく、指標による相場の反応は限定されそうです。また特別な材料もなく、株価や金利の動向次第ですが、直近話題となっていませんが、中国恒大集団が、本日ドル建て利払い期日を迎えるようです。
情報が出て来るかは分かりませんが、悪いニュースが出る可能性に留意しておきましょう。
12月6日のデイ・トレード戦略
ユーロドル
- 予想レンジ:1.1250~1.1350
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:08:01 予想時レート:1.1308
上値を1.2351や1.2266でCapされて、下落が1.1186まで下落を拡大。ただ、現状はこの位置を守って反転的。スロー・ストキャスティクスも売られ過ぎから反転しており、一旦当面の底値の可能性はあるが、月足のスロー・ストキャスティクスは、反転下落しており、反発ではやれやれの売りが出易い。
上値は、1.1383の戻り高値で基準線と絡む位置が抑えると弱いが、超えると1.1464-88の戻り高値圏、1.1514-70の窓上限、1.1609-17の戻り高値圏と雲からむ位置、90日移動平均の1.1624やサイコロジカルな1.1650が視野となるが、売りが出易い。1.1692の戻り高値を越えて、1.1716の雲の上限、1.1748-56の戻り高値圏、1.1789を越えて1.1821-51戻り高値、1.1885-86の戻り高値が、視野となるが抑えると上値追い出来ない。
1.1909の戻り高値を越えて、一定の反発期待も、1.1930-45、1.1975の戻り高値、1.1995-1.2009、1.2032-57、1.2094-1.2101の日足の窓の上限、1.2135-48の戻り高値を超えても1.2193-95,1.2218-55が抑えると上値は追えない。あくまで直近高値の1.2254-66を超えて、1.2285の戻り高値を目指す動きとなるが、上抜けは不透明で、1.2349の今年の高値をしっかりと超えて、1.2400のサイコロジカル、月足からは、1.2414-1.2476の戻り高値圏、1.25のサイコロジカルまで視野となる。
ただ、1.2555の戻り高値を越えるかは、現状不透明となる。
一方下値は、1.1200-35戻り安値が維持されるとサポート形成だが、1.1886の直近安値を割れると週足からは1.1168の戻り安値、1.1100を割れると1.0728-1.0871の戻り安値圏まで視野となるが、月足のサポートからは維持できれば良いが、リスクは、1.0636の安値割れとなる。
従ってデイの戦略としては、逆張りで臨みたい。下値は1.1186をストップに、1.1250前後から1.12と買い下がって、ターゲットは、1.1325-60ゾーンが抑えると利食いで、またこういった位置の上昇では売って、ストップは1,1383越え。この売りの利食いは、1.1235-70ゾーンが維持されると利食いで、割れても1.12を前に、下げ止まりでは、しっかりと利食っておきたい。
ポンド円
- 予想レンジ:149.00~150.50
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:08:27 予想時レート: 149.59
上昇が一時158.22でCapされて、再度1.148.98まで下落。現状148.46-96の戻り安値圏が維持されているが、スロー・ストキャスティクスも再下落となっており、割り込むと調整が深まるので注意して対応したい。
上値は、150.77-81、151.45-92の戻り高値が圏が抑えると弱い。超えて152.36-53のそれ以前の安値、153.12-42の窓の上限、153.71を越えて、154.07-46戻り高値が視野となるが、売りが出易い。
154.75の上ヒゲを越えて、155.33の雲の上限、156円のサイコロジカルまでポイントが薄くなるが、抑えると上値追い出来ない。156.26-50の戻り高値圏を越えて、157.11-157.28、157.67-00の戻り高値圏の上抜けは不透明。あくまで158.22の高値を越えるとポイントが薄くなり、月足の戻り高値からは、160.65-163.89などが視野となるが、この位置は、195.89の高値を基準とした月足のH&Sのショルダーのトップ圏であり、195.89から124.85への下落のフィボナッチ・リトレースメントの50%=160.37と重なる位置で、上値は抑えられ易い。
ただ、しっかりと超えると175.01-177.35、186.34-188.80、195.27などが順次ターゲットとなるが、195.89の2015年6月の高値を前に、上抜けは不透明となる。
一方下値は、148.98の直近安値を維持すれば良いが、148.96や148.46の安値を割れると相場が崩れ、148.12、147.29-41まで割れると146.36-56,145.22の戻り安値を割れると144.04-50、142.85、142.20まで視野となるが、維持は不透明も維持できない場合141.08-29、140.76、140.35-37などが視野となる。
また139.48-52を割れると138.00-33の戻り安値圏、136.80-97の下ヒゲまで割れると相場は崩れ、134.88-135.72の戻り安値圏までターゲットとなる。ただこの下方ブレイクが、一気に実現するかは不透明も134.41まで割れると133.62-84の戻り安値圏、133.05や132.95の戻り安値割れると相場は更に崩れ気味となり、132円のサイコロジカル、131.78の安値まで割れると130円までターゲットとなる。
従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、反発では売り狙い。ただ、早期は148.98を維持するなら買いから入って、ターゲットは150円前後では利食いで、売りは150.00-35や150.50前後と売り上がって、ストップは150.81越え。
または、151円まで売り上がって、ストップは151.45越えで対応するが。ターゲット、149.00-40ゾーンが維持されると利食いとなる。