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おはようございます。だいまんです。
2021年6月7日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、注目の米5月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を下回る結果となったことを受けてドル売りが強まった。非農業部門雇用者数は、+55.9万人と予想の+65.0万人を下回ったが、一方で失業率は5.8%に低下、平均時給も前月比及び前年比で予想を上回り、米雇用環境は着実に回復している。市場は、非農業部門雇用者数の結果で、FRBが量的緩和の縮小を急ぐほどではないと受け止めたようだ。ただ、ウォルシュ労働長官は、「雇用指標はバイデン政権の経済政策が機能していることを示している」、バイデン大統領は、「本日の雇用報告は歴史的な進展を示している」と述べている。尚米10年物利回りは、1.635%から1.552%まで低下、米株価3指数は、強い上昇で終了した。
ドル円は109.37まで下落、ユーロドルは1.2104を安値に1.2185まで反発、ポンドドルも1.4201まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が133.14、ポンド円が155.04まで下落、オージー円は84.85まで値を上げ、NZD円は78.67から79.02で上下したが、カナダ円は90.47まで売りに押された。
6月7日の注目材料
- ウェリントン市場休場(女王誕生日)
- 07:30 (豪) 5月AIGサービス指数 (前回61)
- 08:50 (日) 5月外貨準備高(前回1兆3785億ドル)
- 未 定 (中) 5月貿易収支 [米ドル] (前回428.5億ドル(428.6億ドル) 予想505.0億ドル)
- 未 定 (中) 5月貿易収支 [人民元](前回2765.0億元 予想2664.5億元)
- 未 定 (中) 5月貿易収支・輸入 [前年比] (前回43.1% 予想52.3%)
- 未 定 (中) 5月貿易収支・輸出 [前年比] (前回32.3% 予想32.1%)
- 未 定 (中) 5月月次外貨準備高 (前回3.198兆ドル 予想3.205兆ドル)
- 14:00 (日) 4月景気先行指数・速報値(前回102.5 予想102.9)
- 14:00 (日) 4月景気一致指数・速報値(前回93.0 予想95.6)
- 14:45 (スイス) 5月失業率 (前回3.3% 予想3.1%)
- 15:00 (独) 4月製造業新規受注 [前月比] (前回3.0% 予想0.5%)
- 15:00 (独) 4月製造業新規受注 [前年同月比] (前回27.8% 予想77.8%)
- 15:30 (スイス) 5月消費者物価指数 [前月比] (前回0.2% 予想0.3%)
- 15:30 (スイス) 5月消費者物価指数 [前年比] (前回0.3%)
- 16:00 (スイス) 5月外貨準備高 (前回914080百万CHF)
- 16:30 (英) 5月ハリファックス住宅価格 [前年比] (前回8.2%)
- 16:30 (英) 5月ハリファックス住宅価格 [前月比] (前回1.4%)
- 17:30 (ユーロ圏) 6月ユーロ圏投資家センチメント指数 (前回21 予想25)
- 23:00 (米) 5月雇用傾向指数 (前回105.4)
- 04:00 (米) 4月消費者信用残高 [前月比] (前回258.4億ドル 予想200.0億ドル)
- 米アップル世界開発者会議(11日まで)
6月7日の相場見通し
金曜日は、米雇用統計の結果を受けて、ドル売り、円買いが強まりました。期待感が強かった悪影響もありますが、それでも比較的良好な結果にも、動きが強まったのは若干不透明な展開でした。NY株価が強く上昇したにも、リスクオンの動きは広がっていません。ある面クロス円に利食いが強まっただけのような気がします。
そうなると本日はこの米雇用統計の結果を再吟味する形が想定されますが、若干買われ過ぎた感の強い円の上値が抑えられるか注目しましょう。
経済指標としては、豪5月AIGサービス指数、中国の5月貿易収支と月次外貨準備高、日本の4月景気先行・一致指数・速報値、スイス5月失業率と消費者物価指数、独4月製造業新規受注、ユーロ圏6月ユーロ圏投資家センチメント指数、英5月ハリファックス住宅価格、米5月雇用傾向指数が発表されます。
本日は中国の貿易収支を除くと注目度の高い材料はありません。中国の貿易収支は、サプライズがなければ、問題はないですが、減少しているケースなどは注意です。
その他では、引き続き株価や米長期金利の動きに注目ですが、今週木曜日のECB理事会や米消費者物価指数の発表を控えて、様子ムードも残りそうです。基本は逆張り的な戦略となりそうです。
6月7日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ドルスイス
- 予想レンジ:0.8960~0.9040
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:08:29 予想時レート:0.8992
ドルスイスは、一時0.8757まで下落も、この位置を維持して、反発が0.9472でCapされて、調整が0.8931でどうにか支える形。スロー・ストキャスティクスも反転しており、この位置が維持されてサポート形成できると一定の反発期待となる。
下値は0.8931-47の戻り安値の維持では良いが、維持出来ずに、0.8922を割れると0.8822-38まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.8757の安値まで割れると、その場合2015年1月のスイスフランショック前の戻り安値圏となる0.8700-04、0.8240-0.8568の窓などを目指すリスクは残っているので注意。ただ、流石に歴史的な安値の0.7072を割れるとは当面想定できず、最大下げても0.8500台では、買いが入り易い。
一方上値は、0.9053-63の戻り高値が抑えると弱いが、0.9093を越えると、0.9145-640.9181-0.9215が視野となるが、丁度雲が捻じれる位置で、一旦売りが出易い。ただ、超えると0.9246-0.9317、0.9354-0.9496の戻り高値圏まで視野となるが、売りが出易い。あくまで0.9472を超えて、0.9532-53などの戻り高値が視野となるが、売りが出易い。このリスクは0.9585越えとなるが、それでも0.9803の高値を越えるまでは、0.9650-0.9800ゾーンと売りが出易い。
従ってデイの戦略としては、慎重に買い場探しで、押し目があれば0.8960-80ゾーンで買って、ストップは0.8931割れ。ターゲットは、0.90が抑えると利食いも、超えるなら0.9030-40では利食い優先となる。また、この位置が上値を抑えると売りも検討されるが、ストップは0.9053越え。この場合のターゲットは、0.90前後が維持されると利食いも、割れるなら0.8960-80は利食いとなる。
ユーロ円
- 予想レンジ:132.70~133.70
- 基本戦略:戻り売りから、深押し買い
- 予想時間:08:43 予想時レート: 133.37
上昇が、134.13まで拡大。ただ、若干高値感が出ていることやスロー・ストキャスティクスが不透明なのは;注意。133.60-70が抑えると下値トライのリスクが見えることは注意。
あくまで134.13の高値を越えて、134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。
一方下値は、132.52-93の基準線と絡む位置、132.14-17、131.48-64の戻り安値の維持では強いが、131.00前後の雲の上限を割れると130.21-57の戻り安値、130円前後の雲の下限が視野となるが、維持では堅調も129.59を割れると、128.83-129.23ゾーンまで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、128.29-39の戻り安値や128.13を割れると調整が深まり、127.50-77の戻り安値、126.98-127.32ゾーンが視野となるが、過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-126.70、125.60-126.10の戻り安値圏まで視野となる。こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。
従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、上値は133.60-70での売り狙い。ストップは134.14越えで、ターゲットは、133.00-20ゾーンの維持では利食いも、割れると132円ミドルを前に利食い優先となる。また、この位置からは132円まで買い下がって、ストップは131.64割れ、または、更に買い下がっても、ストップは130.98割れで、この買いのターゲットは133.00-20が抑えると利食い、超えても133.60-70を前にしっかりと利食いたい。