FXで勝ち組に入る人の特徴・共通点とは?おすすめトレード手法も合わせて解説

成功するFXトレーダーには、いくつかの特徴や共通点が存在します。

逆に言えば、勝てない人はそれらを実践していないからこそ、いつまで経っても勝てないわけです。

そこで本記事では、FXで勝ち組に入る人々の特徴について解説し、実践的なトレード手法も合わせて紹介していきます。

気づきやきっかけ一つで、FXの収支は大きく改善されますので、ぜひ勝利を収めるためのヒントを掴んでみてください。

FXトレーダーの勝ち組の割合

FXはゼロサムゲームであり、勝者がいるからには敗者が存在します。

では実際、どれくらいの割合で勝ち組が存在しているのでしょうか。

外国為替証拠金取引の取引顧客における 金融リテラシーに関する実態調査によれば、FXの年間収支は約6割がプラス収支、残りの約4割がマイナス収支である旨が報告されています。

上の調査結果より、勝ち組に入るトレーダーの方が多く、また勝ち組と負け組の「割合差」は、そこまで大きくないことがわかります。

世間的には、FXで勝つことは難しいというイメージを持たれがちですが、これを見る限りさほど難しくないことがお判りいただけたかと思います。

FX勝ち組トレーダーの特徴・共通点

ここからは、勝ち組トレーダーの特徴や共通点について解説していきます。

以下の点を押さえているかどうか、ご自身のトレードについて振り返ってみてください。

1:分析・検証の反復

FXは、とにかく期待値を追求することが重要であり、期待値の高い手法を習得するためには、分析や検証を根気よく継続していかねばなりません。

そもそも、全てのトレードで勝ち続けることは不可能です。

しかし、勝率51%以上の勝負を繰り返していくことで、トータル収支は必ず伸びていきます。

分析や検証の具体的なやり方としては、一般的にバックテストが推奨されておりますが、トレードの優位性について理解しておくことも重要です。

FXはとにかくトータル収支で勝負、だからこそ一回のミスで退場しないよう、リスク管理についても日々留意しておかねばなりません。

「勝ち続ける=不可能」を知ると、FXは勝てるようになる! 勝ち続けることは不可能?FXは期待値を追求してトータルで勝つべし!

2:エントリー(取引)ルールに従う

どのようにトレードしていくのか、具体的なエントリールールがなければ一貫性や再現性が生まれないため、勝っても負けても運ということになります。

どんな状況であってもルールに従ったトレードを徹底できること、この点こそが勝ち組と負け組を分けるポイントなのです。

「トレンドフォロー」など、簡単なルールからでも構いませんので、まずはルールに従うことの重要性、また欲や意志に勝つトレーニングを積んでみてください。

【具体例あり】稼げる人にだけ共通するFXのエントリールールとは? 【参考例あり】稼げる人にだけ共通するFXのエントリールールとは?

3:資金管理の徹底

安定して勝つことと同じくらいに、「負けないこと」もまた重要です。

誰もが望んでお金を減らすことはしないでしょう、しかし資金管理を疎かにしてしまえば、気付かぬうちにロスカットされてしまうものなのです。

では、どうすれば資金管理のノウハウを習得できるのか、この点については後述しておりますが、もっとも推奨できるやり方はレバレッジを効かせすぎないことです。

レバレッジを効かせられるのはFXの醍醐味とも言えますが、一攫千金を狙った運用を続けると、いつか足元をすくわれます。

稼ぐためにレバレッジを使うのではなく、資金を守るためにレバレッジを使うという意識を持っておいてください。

FXの生存率を格段に高める方法!負けないための両建て手法3選! FXの生存率を格段に高める方法!負けないための両建て手法3選!

勝ち組に入るためのおすすめFXトレード手法

ここからは、勝ち組に入るためにもっとも重要な「トレード手法」について解説していきます。

FXで勝ち続けることは簡単ではありませんが、以下の点を踏まえることで、資金を大きく溶かすことはなくなるはずです。

手法1:低レバレッジで運用

相場で生き残り続けるためには、「低レバレッジ」での運用を意識しなければなりません。

仮に「レバレッジ5倍まで」と一定の水準を設けたとしても、相場の状況によっては、その水準を一瞬で超える可能性があるため注意が必要です。

例えば、2019年1月のフラッシュクラッシュにおいては、米ドル円やユーロ円など、クロス円の通貨ペアは大きく下落しています。

たった数十分の間に、数百pipsも変動したため、レバレッジを効かせすぎていれば一瞬で強制ロスカットされていたでしょう。

上の状況において、仮に10.0Lotの買いポジションを保有していれば、一気に50万円近くの含み損を抱えることになります。

ポジションを保有した瞬間の実行レバレッジは、含み損を抱えることによって、意図せず大きく負担がかかることを忘れてはならないのです。

何倍までに抑えるべき?FX初心者における最適なレバレッジ目安とは FX初心者はレバレッジ何倍までに抑えるべき?最適なレバレッジ目安とは

手法2:上位足を意識したトレード

日足・週足といった上位足を軸にトレードすることで、負ける可能性を減らすことができます。

なぜなら、それらの最低取引では、数ヶ月〜年単位レベルで継続する長期的なトレンドが出現するため、下位足に比べてダマシが入りにくくなるからです。

結果としてトレンドの方向性を捉えやすくなるため、期待値の薄いエントリーや、読み間違いによる損失・リスクを低減できるでしょう。

トレンドは「ダイバージェンス」で見極めよ!相性の良いおすすめインジケーターも解説! トレンドは「ダイバージェンス」で見極めよ!相性の良いおすすめインジケーターも解説!

手法3:プラススワップに限ったエントリー

上で説明した通り、上位足を軸にトレードするとなると、必然的にポジションを保有する期間は長くなります。

そこで意識しておきたいのが、スワップポイントです。勝てる可能性を少しでも高めようと思えば、なるべくプラススワップに限ったエントリーを心がけて下さい。

金利収入自体は微々たるものでも、長期的にポジションを保有するとなれば、その金額も無視することはできません。

たとえば、スワップポイント主軸のトレードをするのであれば、以下の記事でも説明している通り月利2.0~3.0%前後を安定して狙うことも可能です。

【シミュレーションあり】FXにおける効率的な複利運用とは?

また仮に、運用資金100万円で月利2.5%の運用を継続した場合、複利運用を続ける事で100ヶ月後には資金が1200万円を達成します。

毎日受け取れるスワップポイントは複利運用と非常に相性が良く、またトレードの成績にも左右されないため、生活を支える安定収入となるでしょう。

FXで勝ち組に入れない人の特徴

「負けに不思議な負けなし」という言葉があるように、負けるからには相応の理由があります。

勝つためには何が足りていないのか、以下の点を踏まえてご自身のトレードを振り返ってみて下さい。

特徴1:メンタルが備わっていない

FXは、メンタルのゲームとも言われています。

どれだけ知識やテクニックがあったとしても、それを遂行するメンタルが備わっていなければ意味がありません。

たとえば、含み益を我慢できなかったり、損切を先延ばしにしてしまったり、またルールを順守できるかどうかについては、全てメンタルの強さが関わってきます。

またメンタルの重要性については、プロスペクト理論について学ぶことで理解しやすくなるでしょう。ぜひ以下の記事を参考にしていただければと思います。

プロスペクト理論を克服しろ!4つの克服方法で損切り上手になれる プロスペクト理論を克服しろ!6つの克服方法で損切り上手になれる!

特徴2:損切りできない

FX初心者にとって、「損切り」は最初の壁と言えるでしょう。これを徹底せずして、勝ち組になることはできません。

そもそも損切とは、損失が許容範囲を超えた場合に、ポジションを手仕舞いすることです。これにより、損失を最小限に抑えることができます。

どの段階で損切りするかについては、それぞれの手法や資金によって異なり、また損切りせずとも勝つことは可能です。

とはいえ、損切もFXにおいて重要なテクニックの一つであるため、早急に慣れておくことをおすすめします。

FXにおける8つのリスクとは?リスク管理の5つのポイントもあわせて解説!

特徴3:手法を絞れていない

FXの手法は無数にありますが、必勝と呼べるものは存在しません。

では、どのように稼ぐのかと言えば、トレーダーそれぞれが頼るべく手法を見出し、それを活用していくしかないのです。

ここで重要なのは、無数にある手法を覚えていくのではなく、少数の手法に絞って、それを使い続けていくことです。

あれこれと目移りしてしまっては、手法の精度が磨かれることはありません。

まずは手法を定めて、それを少なくとも100回以上は使い続け、自分に合っている手法かどうか確かめてみてください。

稼ぎやすいFX手法ランキング!利用頻度が高いインジケーターは〇〇!?

FX初心者でも勝ち組に入れる理由

スポーツや芸術に関しては、個人のセンスや経験が極めて重要です。

もちろん、FXにおいてもそれらの類は重要ではありますが、初心者だからといって勝てないわけではありません。

なぜそのように言い切れるのか、FXでは初心者でも勝ち組に入れる以下の理由が揃っているからです。

理由1:再現性高く稼げる手法が存在するため

FXにおいて、個人のセンスや経験が活かされるのは、いつ買っていつ売るのか、この決断のタイミングです。

しかし、それらがなくともFXでは自動売買やスワップポイント運用、ミラートレードなど、個人の力量とは関係なく稼げる手法が存在しています。

実力を発揮して裁量トレードで勝てるようになれば問題ありませんが、思うように行かないのであれば、ひとまずは稼げる手法を頼って「仕組みの力」で勝つことを狙っていきましょう。

具体的な手法としては、以下の記事にて詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

理由2:勉強することで収支が改善されていくため

FXの収支は、学ぶことで必ず改善されていきます。初心者の方にとっては、それだけ伸びしろが残されているということです。

というのも、FXはスポーツやゲームと同様に、ある程度のセオリーが確立されています。

もちろん、セオリーや基本を学ぶだけで勝てるというわけではありませんが、それらの知識を踏まえておくと、なぜ負けたのか原因を追究できるようになるはずです。

勝っても負けてもその要因を分析し、再び同じ過ちを繰り返さないよう留意していくことで、いつかは自分だけの勝ちパターンが身に付いてくるでしょう。

では、手始めに何から学ぶべきかのか、それについては以下の【STEP1~9】の記事で紹介しておりますので、ぜひご一読ください。

【STEP1】FXで稼げる仕組みを知ろう!為替差益とスワップポイントについて 【STEP1】FXで稼ぐ仕組みを知ろう!為替差益とスワップポイントについて

理由3:FXトレーダーの約半数は初心者であるため

現役のFXトレーダーのうち、実に半数近くが経験年数が一年未満です。

半数が経験一年のトレーダーで、上述したように全体の約6割が勝ち組であることを踏まえると、初心者だとしても勝ち組に入るのは決して「狭き門」と言えないわけです。

一方で、経験5年以上のトレーダーは全体の4割を占め、経験年数が増えるにつれて勝ち組に入る割合も増していきます。

上述した「FXの年間収支は約6割がプラス収支、残りの約4割がマイナス収支」という事実を踏まえると、トレーダー全体の割合で最も多いのは、5年以上かつプラス収支の属性です。

この点において、因果と結果を捉え違えないようご注意ください。

プラス収支だから5年も生き残れたというわけではなく、5年生き残ってスキルや経験を習得したからこそ、プラス収支を実現できているということです。

今でこそ勝ち組に安定しては入れているトレーダーも、当たり前ですが以前は初心者でした。この点を忘れないよう、日々のトレードの積み重ねを大事にしていきましょう。

まとめ:FXで「勝ち組」に入るのは難しくない!

本記事では、FXにおいて「勝ち組」に入るための方法をお伝えしました。

記事中でもお伝えした通り、ポイントさえ踏まえれば、初心者からでも勝ち組に入ることは難しくありません。

重要なのは、大きく負けず相場に生き残り続けること、また早急に自分の武器となる手法を見つけることです。

退場さえ免れれば、稼ぐチャンスは常に残されています。

勝てるようになるまで諦めずに、試行錯誤を繰り返してみて下さい。

以上、参考にしていただければ幸いです。