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おはようございます。だいまんです。
2020年12月23日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、クリスマス休暇を控えて、ドルの買い戻しが優勢となった。株価面では、ナスダック指数は、巣籠需要で最高値を更新するもNYダウは、新型コロナ変異種の感染拡大懸念で200ドルを超える下落となったこともドルの買い戻しを誘った。米経済指標としては、7-9月期GDPの確定値は、予想を上回ったが、コンファレンスボードの12月消費者信頼感指数は、予想を下回り、影響は限定された。
ドル円は103.74まで反発、ユーロドルは、IMFが「ユーロ圏の来年の経済回復が鈍化する」と発表したことなどから1.2152まで下落、ポンドドルは、新型コロナ変異種の感染拡大で各国から入国停止措置が発表されたことや「EUが、英国の漁業権に関する提案を拒否」との報道を受けて1.3304まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は126.03、ポンド円は138.01まで下落、オージー円は77.86から78.22、NZD円は72.82から73.18、カナダ円は08.41から80.15で揉み合った。
12月23日の注目材料
- 08:50 (日) 日銀・金融政策決定会合議事録公表(10月28-29日開催分)
- 09:30 (豪) 11月住宅ローン (前回0.3%)
- 09:30 (豪) 11月民間部門貸付 (前回0%)
- 14:00 (日) 10月先行指数・改定値 (前回4)
- 14:00 (日) 10月景気一致指数・改定値 (前回89.7)
- 14:00 (日) 10月景気先行指数・改定値 (前回93.8)
- 16:00 (独) 11月輸入物価指数 [前月比] (前回0.3% 予想0.3%)
- 16:00 (独) 11月輸入物価指数 [前年同月比] (前回-3.9% 予想-4.0%)
- 16:45 (仏) 11月卸売物価指数 [前月比] (前回0.1%)
- 22:30 (加) 10月月次GDP [前月比] (前回0.8% 予想0.8%)
- 22:30 (加) 10月月次GDP [前年同月比] (前回-3.9% 予想-3.6%)
- 22:30 (米) 11月耐久財受注 [前月比] (前回1.3% 予想0.6%)
- 22:30 (米) 11月耐久財受注・除輸送用機器 [前月比] (前回1.3% 予想0.5%)
- 22:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回88.5万件 予想85.0万件)
- 22:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回550.8万人)
- 22:30 (米) 11月個人所得 [前月比] (前回-0.7% 予想-0.3%)
- 22:30 (米) 11月個人消費支出 [前月比] (前回0.5% 予想-0.2%)
- 22:30 (米) 11月個人消費支出・PCEデフレーター [前年同月比] (前回1.2% 予想1.2%)
- 22:30 (米) 11月個人消費支出・PCEコアデフレーター [前月比] (前回0.0% 予想0.1%)
- 22:30 (米) 11月個人消費支出・PCEコアデフレーター [前年同月比] (前回1.4% 予想1.5%)
- 23:00 (米) 10月住宅価格指数(前月比) (前回1.7% 予想0.6%))
- 00:00 (米) 11月新築住宅販売件数 [前月比] (前回-0.3% 予想-0.9%)
- 00:00 (米) 11月新築住宅販売件数 [年率換算件数] (前回99.9万件 予想99.0万件)
- 00:00 (米) 12月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値 (前回81.4 予想81.0))
- 00:00 (米) 12月ミシガン大消費者信頼感/現況指数・確報値 (前回87)
- 00:00 (米) 12月ミシガン大消費者信頼感/期待指数・確報値 (前回70.5)
- 00:30 (米) 週間原油在庫統計 (前回-313.5万バレル)
- 02:00 (米) 11月ダラス連銀PCE価格指数 (前回0.6%)
- 03:00 (米) インフレ指数連動2年物国債入札
12月23日の相場見通し
昨晩もクリスマス休暇を控えて、ドルの買い戻しが優勢となりました。
本日もこの状況が続くか注目ですが、引き続き参加者が減少しています。思わぬ材料が出た場合、値動きが荒くなる可能性には注意しておきましょう。
アジア時間では、10月28-29日開催分の日銀・金融政策決定会合の議事録、豪11月住宅ローン・民間部門貸付、日本の10月景気一致指先行指数・改定値が公表されますが、総じて重要なものはなく、影響は見えないでしょう。
海外では、独11月輸入物価指数と仏11月卸売物価指数、カナダ10月月次GDP、米国では、11月個人所得・消費支出、11月耐久財受注と週間新規失業保険申請件数、10月住宅価格指数と11月新築住宅販売件数、12月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値などが発表されます。
経済指標に対する関心度が低下している状況が続いていますが、米国では、重要度は高くありませんが、弱めの結果がリスクです。弱い結果が株価に悪影響を与えるとリスク回避の動きにつながり易いことは、留意しておきましょう。
その他引き続き新型コロナウイルスやワクチン関連、英欧FTA交渉の行方に関する報道や発言には注目して対応しましょう。
12月23日のデイ・トレード戦
本日のトレード戦略です。
ドル円
- 予想レンジ: 103.00~104.00
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:09:32 予想時レート: 103.57
上値を日足の雲にCapされて、下落が102.88まで拡大も更なる展開となっていない。ただ上値は引き続き雲やレジスタンスが控えており、スロー・ストキャスティクスの下落傾向も続き、反発では売りが出易い。
上値は、既に日足の基準線となる103.82が抑えると弱く、超えても104円前後に短期のレジスタンスが控え、104.15-27の戻り高値圏、今後横ばいとなる日足の雲の下限104.32、上限の104.65などが上値を抑えると弱い状況が続く。104.58-76ゾーンの戻り高値円を超えて、105.13-16の戻り高値、105.68の戻り高値を超えて、一定の上昇期待となるが、106円のサイコロジカルは、過去の相場の上下を司るネック・ラインとなっており、このCapでは、引き続き上昇もおぼつかない。更なる上昇には、106.11の戻り高値を超える必要があるが、その場合も106.50のサイコロジカル、106.55の戻り高値を超えて106.95-107.05なども視野となるが、上抜けは不透明で、107.54や108.17の戻り高値を順次超えるまでは、完全なあく抜けは見えない。
一方下値は、103.09-27の戻り安値が支えるなら良いが、102.88を割れると102.50のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
デイの戦略としては、現状はクリスマス・ムードもあって大きな動きは想定されないことで、基本は逆張り戦略で、上値は直近の戻り高値となる103.73や103.89を睨んで、この手前を売ってみるか、104.15または、104.58をストップに、104円台まで慎重に売り上がりとなる。ターゲットは、103.40前後の維持では買い戻しながらも、103.20-30を割れるなら、103円前後を前に利食いとなる。また買い狙いは、103.40前後は維持を見ながらか、103円まで買い下がるならストップは102.88割れ。買いのターゲットは、同様に103.73-80を上抜けることが出来れければ、利食いとなる。
ドルカナダ
- 予想レンジ: 1.2850~1.2950
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:09:51 予想時レート: 1.2905
ドルカナダは、上値を1.3421や1.3391で押さえられて下落が、1.2688まで拡大も、現状この位置は、下落チャンネルの下限となっており、下げ止まりを見せる形。スロー・ストキャスティクスも反転上昇を示しており、下値は1.28前後でサポートを維持されきれば強く、割れても1.27の維持では堅調な可能性となる。ただし、1.2688の安値を割れると月足からは1.2528、1.2398-1.2451などが順次ターゲットとなるが、1.2250まで割り込むと、1.2083-1.2172の戻り安値圏まで視野となる。このリスクは1.2062の安値割れで、その場合は、サイコロジカルな1.20、更に月足のフィボナッチ・リトレースメント(0.9059~1.4690)からは50%となる1.1875まで視野となるのか注意しておきたい。
一方上値は現状の反発が1.2958レベルで、指摘した1.2929-95ゾーンのネック・ラインを超えておらず、上値追いも厳しい。この位置を超えて1.30前後のサイコロジカルとレジスタンス、1.3025-35の戻り高値を越えて1.3092-1.3138、1.3173-78の戻り高値を超えて、1.3300のサイコロジカルが視野となるが、順次売りが出易い。あくまで1.3391や1.3421の戻り高値を超えて、一定の反発期待となる。
デイの戦略としては、原油価格に注意だが、直近の戻り高値となる1.2935や1.2958をストップに反発では売りを狙って、ターゲットは、1.2844-55ゾーンのウ維持では買い戻し。また1.2820を割れても、1.28前後では利食いを優先したい。また買い戦略は、この位置から1.27ミドルまで買い下がって、ストップは1.2688割れで、できれば1.27前半まで買い下がりの余裕を持って対応したい。買いの場合のターゲットは、1.28ミドルから1.29前後が抑えると利食い優先となる。