英国・オセアニア・カナダ休場【今週の為替相場予測】|2020年12月28日週

英国・オセアニア・カナダ休場【今週の為替相場予測】|2020年12月28日週

こんにちは。鈴木郁夫です。

今週の、為替相場予測です。

【2020年12月28日週】概況・展望

 クリスマス休暇明けであるが、年度末にかけて、コロナウィルスの変異種拡大が市場の新たな火種になっており、一部では再び都市封鎖に追い込まれるなど危機感を深めている。その中、ワクチンの接種が各方面で進行してはいるが、本格的な実用化には不透明な部分が多々あり、安易にポジションをどちらにも傾けづらい相場環境にある。

そして、例年、流動性低下の隙をついた投機筋の仕掛けには要注意であるが、相対的には米金融緩和の長期化観測が重石となり、ドルを積極的に買い上がる雰囲気には至っていない。反面、リスク回避のドル買いと年度末需要によるドル買い戻しも想定されるだけに、過度なドル高もドル安の構図も描きづらい外部環境にあるだけに、引き続き相場が大きく動意づいてからの始動を心掛けるのが賢明であろう。

【2020年12月28日週】注目経済指標

特筆すべき経済指標は皆無に等しいが、新型コロナウィルスによる経済支援策を背景に、各主要国の超低金利政策の長期化が避けられない情勢であり、市場の関心は株価動向、米債券利回りの動向、そして、ウィルス感染拡大の進捗状況に委ねざるを得ない。ただ、投資家心理の冷え込みもあり、テクニカル分析ファンダメンタルズ分析を機能不全状態に近く、過信は禁物と言わざるを得ない。相対的には、ドルが売られ過ぎた側面があり、もう一段のドルの下落局面では一旦買戻しに転じることも一考であろう。

注目指標

  • 28日(月)英国・オセアニア・カナダ休場
  • 29日(火)米10月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
  • 30日(水)12月シカゴ購買部協会景気指数 11月住宅販売保留指数
  • 31日(木)米前週分新規失業保険申請件数
  • 01日(金)休場

乖離幅チャート分析

2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。

2020年12月28日乖離幅チャート分析

【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。売買基準は乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。

各通貨ペア動向

各通貨ペアの動向です。

ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)

2020年12月28日ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)

  • 平均乖離幅 0.0300
  • 現状乖離幅 0.0261→0.0288

先週の弱い買いシグナル103.30円から若干上昇しているが、今週も引き続き弱い買いシグナル103.65円が点灯している。
★売りターゲット(104.00円)

ユーロドル(ユーロ円-ドル円)

2020年12月28日ユーロドル(ユーロ円-ドル円)

  • 平均乖離幅 19.80円
  • 現状乖離幅 23.35→22.70円

先週の強い売りシグナル1.2260から下げ足を速めているが、今週も引き続き強い売りシグナル1.2190が点灯している。
★買いターゲット(1.1900)

豪ドル(ドル円-豪ドル円)

2020年12月28日豪ドル(ドル円-豪ドル円)

  • 平均乖離幅 28.50円
  • 現状乖離幅 24.55→25.00円

先週の強い売りシグナル0.7623から若干下落しているが、今週も引き続き強い売りシグナル0.7588が点灯している。
★買いターゲット(0.7300)

ポンドドル(ポンド円-ドル円)

2020年12月28日ポンドドル(ポンド円-ドル円)

  • 平均乖離幅 33.30
  • 現状乖離幅 36.40→36.60円

先週の強い売りシグナル1.3524から変わらず、今週も強い売りシグナル1.3531が点灯している。
★買いターゲット(1.3200)

本ペットチャートは3~5段階の少な目からの分散投資をお勧めします。売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。

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