ベイリー英中銀(BOE)総裁発言【今週の為替相場予測】|2021年3月8日週

為替相場予測_ウィークリーレポート2021年3月8日週

こんにちは。鈴木郁夫です。

今週の、為替相場予測です。

【2021年3月8日週】概況・展望

パウエルFRB議長は先の講演で、雇用環境の回復の鈍さを指摘した上で、改めて、「政策スタンスは適切」とし、早期の利上げ観測に否定的な見解を示しているが、同議長は直接長金利の上昇には触れておらず、一部では米長期債利回りの上昇容認と受け止められるなど、依然として、米金利の動向は紆余曲折の段階にある。その中、市場は米債券利回りの上昇を背景にドルを買い戻す動きが強まり、ドル円は一気に108円台、そして、ユーロドルは1.20割れになるなど、相対的にドルショートを手仕舞う動きが優先されている。ただ、円は対ドルのみならず、対ユーロ、ポンド、そして、クロス円全般に対しても円全面安の状況に陥っており、いつ何時円高に振れても何ら不思議ではない相場環境にあり、更なる円安局面では円買いに転じることも一考であろう。一方、材料的に注視されているのはワクチンの進展状況に尽きるが、米商務長官が人権問題などを背景に中国に責任を問うと発言しており、米中対立構造の激化も懸念されるだけに、相場の難易度を更に高めている。当面、相場が大きく動意づいてからの始動を心がけるのが賢明であろう。

【2021年3月8日週】注目経済指標

 今週も売買材料が多様化する中、目新しい材料は希薄であるが、新型コロナウイルスのワクチン普及率への期待が株価の押し上げ要因になっていると同時に、株式及び為替相場は金利動向に敏感に反応しやすい外部環境にあるとも言える。補足的になるが、米10年債利回りが1.60%超えとなれば、株価の急落とドル買い、反面、1.4%前後では株価の押し上げ材料となり、ドル売りに移行しやすい相場環境であり、ある意味では短絡的な売買戦略も構築することも一考であろう。

注目指標

  • 08日(月)日1月国際収支・貿易収支 大幅減
  • ベイリー英中銀(BOE)総裁発言
  • 09日(火)日10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)3.0%変わらず
  • 欧10-12月期四半期域内総生産(GDP、確定値) -5%据え置き
  • 10日(水)米2月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.3%→0.4%
  • カナダ銀行 政策金利 0.25%据え置き
  • 11日(木)欧州中央銀行(ECB)政策金利 0.00%据え置き
  • ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
  • 12日(金)米2月卸売物価指数(PPI)(前月比)
  • 3月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 76.8→78.0

乖離幅チャート分析

2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。

為替相場予測_ウィークリーレポート2021年3月8日週

【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)の乖離幅から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。

各通貨ペア動向

各通貨ペアの動向です。

ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)

2021年3月8日週ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)

  • 平均乖離幅 0.0400
  • 現状乖離幅 0.053→0.0646

先週の売りシグナルドル円106.60円から上昇を速めており、今週は強い売りシグナルドル円108.35円が点灯している。
★買いターゲット(105.50円)

ユーロドル(ユーロ円-ドル円)

2021年3月8日週ユーロドル(ユーロ円-ドル円)

  • 平均乖離幅 22.00円
  • 現状乖離幅22.10→20.80円

先週の弱めの売りシグナル1.2073から下落基調を強めており、今週はポジション解消買いを伴い、弱めの買いシグナル1.1920が点灯している。
★売りターゲット(1.1980)

豪ドル(ドル円-豪ドル円)

2021年3月8日週豪ドル(ドル円-豪ドル円)

  • 平均乖離幅 24.25円
  • 現状乖離幅 24.50→25.05円

先週の弱い買いシグナル0.7702から若干下落しており、今週は弱めの買いシグナル0.7688が点灯している。
★売りターゲット(0.7750)

ポンドドル(ポンド円-ドル円)

2021年3月8日週ポンドドル(ポンド円-ドル円)

  • 平均乖離幅 38.50円
  • 現状乖離幅 41.90→41.65円

先週の弱めの売りシグナル1.3931から下落しており、今週は利益確定買いを伴い、様子見1.3844が点灯している。
★様子見(1.3844)

本ペットチャートは3~5段階で少な目からの分散投資をお勧めします。売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。

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