【2021年4月8日】ECB議事録が案外注意かも

2021年4月8日ECB議事録が案外注意かも

おはようございます。だいまんです。

2021年4月8日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、米長期金利の動向に左右される展開も、まちまちの動きとなったが、昨日来のポンド売りが続いた。米10年物国債利回りは、1.672%から1.631%まで一時下落したが、その後1.67%台を回復。米経済指標としては、2月貿易収支が過去最大となったが、相場に特別な反応は見えず、注目の米FOMC議事録では、「本格的な回復にはしばらく時間がかかる可能性が高い」、「債券利回りの上昇は景気見通しの改善を反映」と示されたが、サプライズはなく、相場の反応は限定された。また、NY株価3指数は、小幅ながらまちまちの展開で終了した。

ドル円は、109.94から109.60まで一時売りに押され、ユーロドルは1.1915まで上昇後1.1861まで売りが76.84に押され、ポンドドルは1.3725まで下落した。

一方クロス円では、ユーロ円が130.69から130.28で推移、ポンド円が150.66、オージー円が83.50、NZD円は76.84、カナダ円が86.86まで下落した。

4月8日の注目材料

  • 08:01 (英) 3月RICS住宅価格指数 (前回52 予想55)
  • 08:50 (日) 2月経常収支・季調前 (前回6468億円 予想1兆9660億円)
  • 08:50 (日) 2月経常収支・季調済 (前回1兆4998億円 予想1兆187億円)
  • 08:50 (日) 2月貿易収支 (前回-1301億円 予想4718億円)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回2007億円)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回-8524億円)
  • 10:00 (NZ) 4月NBNZ企業信頼感 (前回0.0 (-4.1))
  • 14:00 (日) 3月消費者態度指数・一般世帯 (前回33.8 予想35.5)
  • 15:00 (日) 3月景気ウオッチャー調査-現状判断DI (前回41.3 予想45.0)
  • 15:00 (日) 3月景気ウオッチャー調査-先行き判断DI (前回51.3 予想51.8)
  • 15:00 (独) 2月製造業新規受注 [前月比] (前回1.4% 予想1.0%)
  • 15:00 (独) 2月製造業新規受注 [前年同月比] (前回2.5% 予想5.1%)
  • 15:45 (仏) 2月貿易収支 (前回-39.46億ユーロ)
  • 15:45 (仏) 2月経常収支 (前回-16億ユーロ)
  • 16:00 (スイス) 3月外貨準備高 (前回914191百万CHF)
  • 17:30 (英) 3月建設業PMI (前回53.3 予想55.0)
  • 18:00 (ユーロ圏) 2月卸売物価指数 [前月比] (前回1.4% 予想0.6%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 2月卸売物価指数 [前年同月比] (前回0.0% 予想1.2%)
  • 20:00 (南ア) 2月製造業生産 [前年比] (前回-3.4%)
  • 20:00 (南ア) 2月製造業生産 [前月比] (前回0.5%)
  • 20:30 (ユーロ圏) 欧州中央銀行理事会・議事録公表(3月11日開催分)
  • 21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回71.9万件 予想65.0万件)
  • 21:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回379.4万人)
  • 00:00 (米) ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 25:00 (米) パウエルFRB議長・パネル討論会参加(IMF春季会合)
  • 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議
  • 国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季会合(11日まで)

4月8日の相場見通し

昨晩は、米長期金利が揉み合いとなったことで、一時のドル売りも大きな展開となっていません。ただ、前日に続いてポンド売りが継続しています。具体的な材料は見えず、不透明ですが、上昇を強めていた対円や対ユーロでのポンドに、売り戻しがスパイラル的に出た結果と思われます。一定のポジションの解消が終われば、このポンド独歩安も終息に向かうと見ておきましょう。

本日金融政策としては、欧州中央銀行理事会の3月11日開催分の議事録が公表されます。この時の声明では、パンデミック緊急購入プログラムの購入ペースを次の四半期で大きく加速するとの見解が示されたことで、一時ユーロ売りにつながっています。今夜の議事録で、こういった点が再確認された場合、次のECB理事会でのテーパリング拡大の思惑から、ユーロの売りを強める可能性に注意しておきましょう。

経済指標としては、英3月RICS住宅価格指数、日本の2月国際収支、3月消費者態度指数と景気ウオッチャー調査、NZの4月NBNZ企業信頼感、独2月製造業新規受注、仏2月国際収支、英3月建設業PMI、ユーロ圏2月卸売物価指数、米週間新規失業保険申請件数などが発表されます。

注目される指標は少ないですが、米週間新規失業保険申請件数は、引き続き焦点となりそうです。前回は増加した申請者数に改善が見えた場合、ドル相場の一時的な買い要因となるか注目しましょう。

その他G20財務相・中央銀行総裁会議やIMF・世界銀行春季会合が開催中で、引き続き要人発言に注意ですが、特にパウエルFRB議長が、パネル討論会参加に参加するようです。金融政策に言及があるかは、分かりませんが、現状の弱気見通しを継続する可能性が高そうです。ただ織り込みもあって、米長期金利相場が反応するかは不透明ですが、インフレ期待が高まる中、FRBと市場の見通しのずれから、米長期金利が荒れた動きとなるなら、ドルも上下に反応し易いことは、留意しておきましょう。

4月8日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ポンドドル

  • 予想レンジ:1.3650~1.3820
  • 基本戦略: 戻り売り
  • 予想時間:08:35 予想時レート: 1.3741

ポンドドルは、下値を1.2676や1.2855で支えて、上昇が月足の雲を上抜け1.4237まで一時上値を拡大も、この位置がトピッシュとなって調整気味。

ただ、下値は、90日移動平均や日足の雲の下限が支えており、維持出来れば良いが、スロー・ストキャスティクスも反転下落気味となっており、維持出来ずに1.3670の戻り安値を割れると1.3567の戻り安値、1.3503-20の下ヒゲ圏、1.3430-51の下ヒゲ圏がターゲットとなるが、維持では良いが、維持出来ないケースからは1.3304-50の戻り安値まで視野となる。この最大のリスクは、1.3188や1.3135の下ヒゲを割れるケースで、その場合相場は崩れ気味となり1.30のサイコロジカル、1.2906-33の戻り安値圏までの調整の可能性が高まりそう。ただ、一旦下支える可能性はあるが、1.2855まで割れると1.2806-1.2845ゾーン、1.2752までターゲットとなり、更に1.2676や1.2645の戻り安値を割れるケースからは、1.2438-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360まで視野となり、1.2252の戻り安値まで割れると1.2162などがターゲットとなるが、最大のリスクは1.2073の戻り安値割れで、その場合1.20のサイコロジカルがターゲットとなる。

一方上値は、1.3919の戻り高値、1.3977の雲の上限が抑えると弱い。1.4002-27の戻り高値圏を超えて、1.4182の戻り高値まで視野となるが、抑えるとレジスタンス形成の可能性が残っている。あくまで1.4237の上ヒゲを超えて、2016年のブレグジット決定後の戻り高値となる1.4377が視野となるが、この位置までほとんど目立ったポイントがなくなることは注意しておきたい。

デイの戦略としては、突っ込み売りは避けたいレベルで、しっかりと戻りを待って売り狙い。まず、1.3795をストップに、1.3760-80の戻りを売るか、超える動きから、1.3867をストップに、1.3800-50ゾーンで売り直しとなる。ターゲットは、1.37を前に下げ渋るなら利食い優先となるが、もししっかりと割れて1.3670も割れるなら、1.36ミドルではしっかりと利食いたい。

一方買いは、こういった下落では注意が必要で、あくまで1.36ミドルや1.36が維持されることを確認しながら、ストップは1.3560割れなどで対応となるが、ただ、逆に、それまで支えていた1.37前後が抑えるなら、利食っておいた方が安全となる。

2021年4月8日ECB議事録が案外注意かも

ユーロ円

  • 予想レンジ:129.50~131.00
  • 基本戦略:押し目買い
  • 予想時間:08:57 予想時レート: 130.42

上昇を一旦130.67で抑えられるも、調整を128.29で維持して、この高値を若干超えると130.69まで上値を拡大。ただ、更に上昇は強まっておらず、上値追いは厳しいが、スロー・ストキャスティクスが反転上昇気味となっており、押し目があれば買いが入り易い。

下値は、転換線と絡む129.65-82,基準線と絡む128.83-129.23ゾーンが維持すると強いが、128.18-38の戻り安値圏や雲の上限の128.08を割り込むと127.31-77の雲の下限まで視野となるが、維持では良いが、維持出来ない場合、126.98-127.13ゾーン、126.17-126.70が視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来きないが、125.98-126.10の戻り安値圏を割れると125.60,129.05-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03が視野となるが、長期のサポートが控えるが、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏、121.62や121.48の戻り安値まで割れると下げ幅を拡大して、120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。

上値は、130.67-69を超える動きから132.46-133.49の月足の戻り高値などがターゲットとなるが、ただ、137.50の高値を越えるかは不透明となる。

従ってデイの戦略としては、ECB議事録で、相場に動きが出る可能性があり、追いかけるのは避けて、押し目があれば買い狙い。130.00-20への調整で買って、ストップは129.81割れ。ターゲットは、130.67-69が抑えると利食いだが、超えると131円前後のCapでは、しっかりと利食いたい。また、もし、129.81を割れるケースがあった場合は、129.40-60、129.00-20と買い下がって、ストップは128.83割れ。この買いの場合のターゲットは129.80-130.20ゾーンが上値を抑えると利食いとなる。

2021年4月8日ECB議事録が案外注意かも