ミシガン大消費者信頼感指数【今週の為替相場予測】|2021年8月16日週

乖離幅チャート

こんにちは。鈴木郁雄です。

今週の、為替相場予測です。

【2021年8月16日週】概況・展望

米国株式市場はNYダウとS&P500が小幅上昇し、終値ベースで市場最高値を更新したものの、米ミシガン大学が発表した8月の消費者信頼感指数(速報値)は70.2と2011年以来、約10年ぶりの低水準となり、7月の81.2から大幅に低下したことが嫌気され、相対的にドルの調整売りが優勢になっている。但し、ファンダメンタルズ的には、年内テーパリング観測を織り込み始めた米国と、未だに、金融緩和策の出口戦略を見いだせない日本と欧州との金融政策格差は歴然であり、拙速的にドルを手仕舞う動きは限定されている。

その中、パウエル議長が来週8/26ー8/28に開催されるジャクソンホール会議において、テーパリング(量的緩和の縮小)に関して何らかの具体策が表面化するとの観測もあり、シナリオ的には9月半ばに開催される次回FOMCで年内テーパリング開始時期に現実味を帯びるとの憶測がある。

ただ、新型コロナウイルス(デルタ株)よる感染拡大懸念が再燃しており、本格的な金融引き締めにはほど遠い状況にある。今後、FRBが資産購入ペース縮小を開始したとしても、インフレ率の低下を背景に、利上げ開始時期が後退する可能性もあり、現時点では、逆にドル安になる可能性も否定出来ないだろう。引き続き疑心暗鬼な狭いレンジ幅での攻防が予想されるだけ、相場が大きく動意づいてからの始動を心がけるべきであろう。

【2021年8月16日週】注目経済指標

ミシガン大消費者信頼感指数の悪化は今後数カ月で米景況感の悪化を促す材料であるが、今週も8月ニューヨーク連銀製造業景気指数の悪化が見込まれており、相対的にポジション調整及び縮小に走りやすい外部環境にある。ただ、市場にはコロナ禍が間もなく収束するとの期待と不安が渦巻く中、米中覇権争いの不確実性もあるため、短期筋としても、安易にポジションを取り切れない状況に置かれている。

注目指標

  • 16日(月)日4-6月期四半期実質国内総生産(GDP)(前期比)0.2%←-0.1%
  • 8月ニューヨーク連銀製造業景気指数 29.0←43.0
  • 17日(火)豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
  • 欧4-6月期四半期域内総生産(GDP)(前年同期比)13.7%←13.7%
  • 米7月小売売上高(前月比) -0.2%←0.6%
  • パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言
  • 18日(水)ニュージーランド準備銀行(RBNZ中央銀行)政策金利)0.5%←0.25%
  • 欧7月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) 2.2%←2.2%
  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
  • 19日(木)8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 24.0←21.9
  • 米前週分新規失業保険申請件数 36.0万件←37.5万件
  • 20日(金)日7月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比) -0.4%←0.2%

乖離幅チャート分析

2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。

乖離幅チャート

【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)の乖離幅から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。

各通貨ペア動向

ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)

ドル円

  • 平均乖離幅 0.0725
  • 現状乖離幅 0.0790→0.0743

先週の弱めの売りシグナルドル円110.25円が下落を強めており、今週は利益確定買いを伴い、様子見ドル円109.60円が点灯している。
★様子見(ドル円109.60円)

ユーロドル(ユーロ円-ドル円)

ユーロドル

  • 平均乖離幅 21.25円
  • 現状乖離幅 19.40→19.65円

先週の弱めの買いシグナル1.1760から若干上昇しているが、今週も引き続き弱めの買いシグナル1.1793が点灯している。
★売りターゲット(1.1870)

豪ドル(ドル円-豪ドル円)

AUD

  • 平均乖離幅 27.75円
  • 現状乖離幅 29.15→28.85円

先週の買いシグナル0.7356から若干上昇しており、今週は弱めの買いシグナル0.7368が点灯している。
★売りターゲット(0,7430)

ポンドドル(ポンド円-ドル円)

GBP

  • 平均乖離幅 42.25円
  • 現状乖離幅 42.70→42.40円

先週の弱めの売りシグナル1.3873からほぼ変わらず、今週も弱めの売りシグナル1.3869が点灯している。
★買いターゲット(1.3800)

本ペットチャートは3~5段階で少なめからの分散投資をお勧めします。

売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判

断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。