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おはようございます。だいまんです。
2021年9月14日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、主だった材料がなく、総じて様子見ムードの小動きの相場展開に留まった。NY連銀が発表した1年先の期待インフレ率が、過去最高となったが、米10年物国債利回りは、1.316%まで若干低下、米株価3指数は、NYダウとS&Pは6日ぶりに反発、ナスダックは4日連続下落とまちまちの展開となったが、影響は見えなかった。
ドル円は、110.16を高値に109.90まで売りに押され、ユーロドルは、1.1770まで下落後1.1817まで反発、ポンドドルも1.3798から1.3852まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が129.59から129.95、ポンド円が152.34から151.91、オージー円は80.88から81.14、NZD円が78.40から78.13、カナダ円は87.01から86.75の狭いレンジでの推移に留まった。
9月14日の注目材料
- 未 定 (NZ) 第3四半期ウェストパック消費者信頼感調査 (前回107.1)
- 09:00 (豪) エリス豪中銀総裁補・議会出席
- 10:30 (豪) 第2四半期住宅価格指数 [前期比] (前回5.4% 予想6.2%)
- 10:30 (豪) 第2四半期住宅価格指数 [前年同期比] (前回7.5% 予想14.0%)
- 10:30 (豪) 8月NAB企業景況感指数 (前回11)
- 10:30 (豪) 8月NAB企業信頼感指数 (前回-8)
- 11:45 (豪) ロウ豪準備銀行総裁講演
- 13:30 (日) 7月鉱工業生産・確報値 [前月比] (前回-1.5%)
- 13:30 (日) 7月鉱工業生産・確報値(前年同月比) (前回11.6%)
- 13:30 (日) 7月設備稼働率 [前月比] (前回6.2%)
- 15:00 (英) 8月失業保険申請件数 (前回-0.78万件)
- 15:00 (英) 7月就業者数増減 (前回9.5万人)
- 15:00 (英) 7月平均賃金・除ボーナス (前回7.4%)
- 15:00 (英) 7月週間平均賃金。3ヵ月ベース [前年比] (前回8.8%)
- 15:00 (英) 8月失業率 (前回5.7%)
- 15:00 (英) 7月ILO方式失業率 (前回4.7% 予想4.6%)
- 15:30 (スイス) 8月生産者輸入価格 [前月比] (前回0.5%)
- 19:00 (加) 8月景気先行指数 [前月比] (前回0.17%)
- 19:00 (米) 8月NFIB 中小企業楽観度指数 (前回99.7)
- 21:30 (加) 7月製造業出荷 [前月比] (前回2.1% 予想-1.1%)
- 21:30 (米) 8月消費者物価指数 [前月比] (前回0.5% 予想0.4%)
- 21:30 (米) 8月消費者物価指数 [前年同月比] (前回5.4% 予想5.3%)
- 21:30 (米) 8月消費者物価指数・コア指数 [前月比] (前回0.3% 予想0.3%)
- 21:30 (米) 8月消費者物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回4.3% 予想4.2%)
- 21:30 (米) 8月週平均実質所得 [前月比] (前回-0.1%)
- 00:00 (米) 8月クリーブランド連銀・消費者物価指数 (前回0.3%)
- 第76回国連総会開幕(NY)
- 米アップル・新製品発表イベント
- カリフォルニア州知事・リコール投票
- FOMC・ブラックアウト期間スタート(FOMC終了時まで)
9月14日の相場見通し
昨晩は、静かな動きに留まりましたが、本日は今週の注目となる米消費者物価指数が発表されます。一定の動きが出るか注目しましょう。
NZ第3四半期ウェストパック消費者信頼感調査、豪第2四半期住宅価格指数と8月NAB企業景況感・信頼感指数、日本では、7月鉱工業生産・確報値と設備稼働率、英国では、8月雇用統計、カナダでは、8月景気先行指数と7月製造業出荷、米国では、8月NFIB中小企業楽観度指数、8月消費者物価指数とクリーブランド連銀・消費者物価指数などが発表されます。
注目は、やはり8月消費者物価指数となります。予想は前回から若干弱い見通しですが、予想比で、サプライズ的に強含んだ場合、米長期金利の上昇や株価の下落を伴って、リスクオフの動きが広がり易いので、注目しましょう。
要人発言としては、米国ではブラックアウト期間がスタートすることで、FRBの要人発言はありませんが、豪州で要人発言が続くことから、何か金融政策に関連した発言が出た場合、一定の動きがありそうです。
その他カリフォルニア州知事のリコール投票が実施されます。投票結果の発表は、翌日となるので、本日の影響は少ないでしょうが、もしリコールが成立した場合、共和党の知事となる可能性があることで、バイデン政権の支持率にも影響がありそうです。また、米アップルの新製品発表イベントでは、新商品に対する期待感が、失望に変わるなら、株価の調整要因となるので、注意しておきましょう。
2021年9月14日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ポンドドル
- 予想レンジ:1.3750~1.3950
- 基本戦略: 大きめの動きで逆張り
- 予想時間:07:57 予想時レート:1.3839
高値を1.4251でCapされて、下落も1.3572や1.3603で支えて、現状は反発的。ただ、スロー・ストキャスティクスが、下落傾向を維持しており、戻りでは売りが出易い。
上値は、1.3889や1.3892の戻り高値を越えて、雲の上限となる1.3912や90日移動平均が視野となるが抑えると弱い。超えて1.3934-58の戻り高値圏が視野となるが抑えると上値追い出来ない。1.3984や1.4009-1.4035の窓を超えて1.4134の戻り高値、1.4186-1.4203の戻り高値圏が視野となるが、上抜けは不透明で、あくまで1.4251の高値を越えて、1.43のサイコロジカル、2016年のブレグジット決定後の戻り高値となる1.4377が視野となるが、この位置までほとんど目立ったポイントがなくなることで、1.4250,1.4300や1.4350のサイコロジカルが上値を抑えるか注目したい。
一方下値は、1.3798の転換線と絡む位置、1.3754の戻り安値で、サポートや基準線の絡む位置の維持では堅調も1.3727の戻り安値を割れると1.3603-80の窓まで下落が進むが、維持されると更に突っ込み売りは出来ない。ただし、1.3592-1.3603の戻り安値圏を維持出来ずに、1.3572や1.3565の戻り安値を割れると1.3503-20の下ヒゲ圏、1.3430-51の下ヒゲ圏までターゲットとなるが、維持では良いが、維持出来ないケースからは1.3304-50の戻り安値まで視野となる。この最大のリスクは、1.3188や1.3135の下ヒゲを割れるケースで、その場合相場は崩れ気味となり1.30のサイコロジカル、1.2906-33の戻り安値圏までの調整の可能性が高まりそう。ただ、一旦下支える可能性はあるが、1.2855まで割れると1.2806-1.2845ゾーン、1.2752までターゲットとなり、更に1.2676や1.2645の戻り安値を割れるケースからは、1.2438-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360まで視野となり、1.2252の戻り安値まで割れると1.2162などがターゲットとなるが、最大のリスクは1.2073の戻り安値割れで、その場合1.20のサイコロジカルがターゲットとなる。
デイの戦略としては、今夜の米消費者物価指数次第で、動きが一過性となる可能性に注意だが、大きめの動きがあれば、逆張りで臨みたい。上値は、まず1.3892の戻り高値が抑えるなら、これをストップに売っても、ターゲットは1.38前後の維持では買い戻し。割れても1.37ミドルを前に利食いが安全。またこの位置の買いは、1.3727割れをストップに買っても、ターゲットは、1.3830前後が抑えると利食いとなる。また、1.3892を越える動きがあっても、1.38ミドル方向への上昇で売り上がって、ストップは1.4009越え。この場合のターゲットは、1.3865―70が維持されると利食いが良い。
豪ドル円
- 予想レンジ:80.50~81.50
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:08:08 予想時レート:81.05
上昇が85.81でCapされて、下落が月足の雲の下限を若干割り込んで77.90まで拡大も現状はこれを維持して反発。ただ、上値は日足の雲に抑えられており、スロー・ストキャスティクスも反転下落気味となっており、戻りでは売りが出易い。
上値は81.44-65が抑えると弱い。82.04を越えて、82.52の雲の上限が視野となるが、売りが出易い。82.83-86の戻り高値を越えて、83.35の戻り高値、84円のサイコロジカルが視野となるが、抑えると上値追い出来ない。84.20や84.36上ヒゲを超えても84.42-82、84.94-85.06の戻り高値圏の上抜けは不透明。あくまで85.19や85.29-45の戻り高値圏の上抜けから、85.81の直近高値を越えて、サイコロジカルや86円や87円、月足からは、87.20の窓の下限、88.12や89.08の戻り高値が視野となるが、90.30の2017年の高値越えは不透明となる。
一方下値は、80.41-67の戻り安値、79.99-80.08の戻り安値で、基準線と絡む位置、79.40-42の戻り安値、78.14-79.02、78円のサイコロジカルの維持では良いが、77.90を割れると77.50-86,76.46-77.12,75.73-76.09なども視野となるが、75.41の安値まで割れると74.57-75.08の戻り安値圏、73.62-74.08まで視野となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ない。このリスクは73.14を維持出来ずに、72.54の安値まで割れるケースで、その場合過去の揉み合いゾーンとなる67.30-70.18ゾーンまで視野となるが、フィボナッチ・リトレースメントや日足のサポートと合わせても良い位置となる。リスクはこれを維持できないケースだが、それでも64.41、62.76の戻り安値を割れるような調整は、現状あまり想定していない。
従ってデイの戦略としては、上値追いは出来ず、早期は、80.67を守るなら、80.80-00ゾーンを買っても、ターゲットは81円ミドルが抑えると利食い、超えても81.80までの反発では、しっかりと利食って、売りも狙う形。この売りのストップは、82.04越え。売りのターゲットは、81.10-20が支えるなら利食いが安全となる。また、もし、80.67を割れても、80円方向への下落では買い直し。このストップは、79.75割れで、ターゲットは、80.70-00が抑えると利食いとなる。
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