6中銀の政策発表で荒れた展開に【2021年12月16日】

ユーロポンド円

おはようございます。だいまんです。

2021年12月16日の相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、注目のFOMCで、声明から「インフレは一時的」の文言を削除、テーパリングを来年3月に終了し、FOMCメンバーのFF金利見通しでは、来年3回の利上げが想定されたことで、一時ドル買いが強まるも、総じて市場の想定範囲の結果となったことで、その後はドルに売り戻しが強まる形で引けた。米10年物国債利回りは、1.44%から1.484%まで上昇したが、上げ渋ったこともドルの上値を抑えた。また、米経済指標としては、11月小売売上高が予想を下回るも、12月NY連銀製造業景気指数が予想を上回ったことで、影響は限られた。

ドル円は、114.27まで一時上昇、ユーロドルは、1.1222まで下落後、1.1299まで反発、ポンドドルは、英11月消費者物価指数が、約10年ぶりの高い水準となったことで1.3283まで買われるも、FOMC後1.3172まで売りに押され、その後は1.3274まで買い戻された。

一方クロス円は、パウエルFRB議長が、「テーパリング終了まで利上げは行わない」と述べたこともあって安心感が広がり、NY株価3指数が大きく反発したことで、一時の安値から買い戻しが優勢となった。ユーロ円が128.02から128.80、ポンド円は150.28から151.31、オージー円は80.94から81.86、NZD円は76.54から77.42、カナダ円は88.08から88.86まで反発した。

12月16日のの注目材料

  • ヨハネスブルク市場休場(和解の日)
  • 08:30 (豪) ロウ豪中銀総裁講演
  • 08:50 (日) 11月通関ベース貿易統計・季調前 (前回-674億円 (-685億円) 予想-5952億円)
  • 08:50 (日) 11月通関ベース貿易統計・季調済 (前回-4447億円 予想-3208億円)
  • 08:50 (日) 11月通関ベース貿速報値 (前回58.1 予想57.6)
  • 18:30 (英) 12月サービス業PMI・速報値 (前回58.5 予想57.0)
  • 19:00 (ユーロ圏) 10月貿易収支・季調済 (前回61億ユーロ 予想58億ユーロ)
  • 19:00 (ユーロ圏) 10月貿易収支・季調前 (前回73億ユーロ)
  • 20:00 (トルコ) トルコ中銀・政策金利公表 (現行15.00% 予想14.00%)
  • 20:00 (トルコ) トルコ中銀・後期流動性貸出金利公表 (前回19.5%)
  • 21:00 (英) 英中銀・政策金利公表 (現行0.10% 予想0.10%)
  • 21:00 (英) 英中銀・資産買取プログラム規模公表 (前回8950億ポンド 予想8950億ポンド)
  • 21:00 (英) 英中銀金融政策委員会・議事録公表
  • 21:45 (ユーロ圏) 欧州中央銀行・政策金利公表 (現行0.00% 予想0.00%)
  • 21:45 (ユーロ圏) 欧州中央銀行・スタッフ経済見通し公表
  • 22:30 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁・定例記者会見
  • 22:30 (加) 10月卸売売上高 [前月比] (前回1.0%)
  • 22:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回18.4万件 予想20.0万件)
  • 22:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回199.2万人)
  • 22:30 (米) 11月住宅着工件数 [年率換算件数] (前回152.0万件 予想157.0万件)
  • 22:30 (米) 11月住宅着工件数 [前月比] (前回-0.7% 予想3.3%)
  • 22:30 (米) 11月建設許可件数 [年率換算件数] (前回165.0万件 (165.3万件) 予想166.0万件)
  • 22:30 (米) 11月建設許可件数 [前月比] (前回4.0% (4.2%) 予想0.4%)
  • 22:30 (米) 12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (前回39.0 予想28.5)
  • 23:15 (米) 11月鉱工業生産 [前月比] (前回1.6% 予想0.7%)
  • 23:15 (米) 11月設備稼働率 (前回76.4% 予想76.8%)
  • 23:45 (米) 12月製造業PMI・速報値 (前回58.3 予想58.5)
  • 23:45 (米) 12月サービス業PMI・速報値 (前回58.0 予想58.8)
  • 23:45 (米) 12月総合PMI・速報値 (前回57.2)
  • 01:00 (米) 12月カンザスシティー連銀・総合指数 (前回24)
  • 01:00 (米) 12月カンザスシティー連銀・製造業活動指数 (前回17)
  • 04:00 (メキシコ) メキシコ中銀・政策金利公表 (現行5.00% 予想5.25%)

12月16日のの相場見通し

昨晩は、荒れた動きも、注目のFOMCの結果が、想定の範囲に留まったことで、リスクオンの相場展開で終了しました。本日も多くの中銀の政策金利の発表されることもあって、荒れた動きが続くか注目しましょう。

金融政策としては、スイス国立銀行、ノルゲバンク、トルコ中銀、英中銀、欧州中央銀行とメキシコ中銀が政策金利を公表します。

一応スイス銀行やノルゲバンクは据え置き、メキシコ中銀は利上げが想定されています。予想通りなら影響は少ないでしょう。注意はトルコ中銀ですが、一応利下げが想定されていますが、トルコリラ売りが強まっているだけに、利上げはないとしても、据え置きの可能性は残っています。その場合、一定のトルコリラの買い戻しに繋がるかもしれません。また、英中銀は、直近では、据え置きに見通しが鈍化していますが、昨日発表されたCPIが、10年ぶりの強さとなったこともあり、利上げが発表される可能性に注目しましょう。

一方ECB議事会では、PEPPの来年3月の終了、APPの継続などは既に織り込みの範囲ですが、恐らく2022年内は、マイナス金利が継続する見通しです。こういった面が、ユーロ相場の上値を抑える可能性に留意しておきましょう。

経済指標としては、日本の11月通関ベース貿易統計、豪11月雇用統計、ユーロ圏各国の12月製造業とサービス業PMI・速報値、英12月製造業とサービス業PMI・速報値、ユーロ圏10月貿易収支、加10月卸売売上高、米国では、週間新規失業保険申請件数、11月住宅着工・建設許可件数、12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、11月鉱工業生産・設備稼働率、12月製造業・サービス業・総合PMI・速報値、12月カンザスシティー連銀の総合指数と製造業活動指数などが発表されます。

材料も多いですが、豪雇用統計は強い結果が見えた場合、一定の豪ドル相場のサポートとなりますが、ユーロ圏や英国のPMIは、アミクロン株の感染拡大もあって、総じて弱い結果がリスク、米国では、週間新規失業保険申請件数が、2週連続で強かったこともあって、流石に予想を上回る結果に注意、その他住宅関連や設備稼働率、フィラデルフィア連銀製造業景気指数やPMIなど、良好な結果が想定されますが、既に昨日のFOMCでタカ派姿勢が示されており、影響は少なそうです。

その他、タカ派のFOMCを受けて、昨日は買われた米株価や長期金利の反動の動きには注意して対応しましょう。

2月16日のデイ・トレード戦略

本日のデイトレード戦略です。

ユーロポンド

  • 予想レンジ:0.8460~0.8560
  • 基本戦略: 大きめの動きで逆張り
  • 予想時間:09:18 予想時レート: 0.8515


一時下落が0.8378まで拡大も、これを維持する形。ただ、この位置からの反発が、0.8600でCapされて、スロー・ストキャスティクスが反転下落となっており、調整が続く可能性に注目したい。

下値は、基準線と絡む0.8486の戻り安値維持では強いが、割れると0.8446-73,0.8399-08,0.8384-86の戻り安値が視野となるが、維持では良いが、直近安値の0.8378を割れると、0.8339の戻り安値までターゲットとなる。一旦こういった位置は買いが入り易いと見るが、このリスクは0.8282や0.8273の安値割れとなる。
  
一方上値は、0.8531の雲の上限、0.8543の転換線、0.8554の戻り高値が抑えると弱い。0.8591-00の戻り高値を越えて、0.8625-44の戻り高値、0.8659-72の上ヒゲを超えて、0.8691-0.8701の戻り高値圏が視野となるが、上抜けは不透明で、あくまで0.8720や0.8731の戻り高値をしっかりと超えて、一定のあく抜け感から0.87850、0.8792-98などが視野となるが、売りが出易い。

超えて0.8919-35,0.8989-97、0.9037-49、0.9077-0.9106が順次視野となるが、やれやれの売りが出易い。あくまで0.9157や0.9218-30の上ヒゲを超えて0.9259まで視野となるが、上抜けは不透明。ただ、ユーロポンドは、こういった上昇では、ほとんどのケースが上ヒゲで終わることは留意しておきたい。あくまで、0.9292を超えて、0.9325、0.9388なども視野となるが、0.9498の高値を越えるかは不透明。ただ、もし超えるなら0.9616の2016年10月の不透明な上ヒゲまで視野となる。 

従ってデイの戦略としては、今夜は英中銀とECB理事会が予定されており、結果次第で荒れる可能性に注目して、大きめの動きで逆張り戦略を検討したい。上値は、0.8600越えをストップに、08540-60,0.8580-90と売り上がって、ターゲットは、0.8480-90が維持されると利食いとなる。割れても0.8440-60ゾーンでは利食い優先。また0.8440-60、0.84まで買い下がって、ストップは0.8378割れ。こういった買いのターゲットは、0.8480-90がCapされると利食いを優先したい。 

ユーロポンド円

ユーロ円

  • 予想レンジ:128.30~129.50
  • 基本戦略: 押し目買い
  • 予想時間:09:27 予想時レート:128.82


上値を133.48でCapされて、下落が、トリプル・ボトムの安値を割れて127.39まで拡大もこれを維持する形。スロー・ストキャスティクスもどうにか、売られ過ぎから反転を見せており、一旦下値つきとなるか注目したい。

上値は、129.07-11の基準線と絡む位置が抑えると弱いが、超えると129.30-60、129.99-130.12の戻り高値、130.60-131.00の雲の下限と絡む位置、131.42-60の雲の上限と絡む位置が視野となるが売りが出易い。132円のサイコロジカルを越えて、132.56-93の戻り高値が視野となるが、上抜けは不透明。あくまで133.48の直近高値を越えて、133.58-70の戻り高値や134円のサイコロジカルが視野となるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで134.13の高値を越えて、134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。 

一方下値は、転換線の128.25、127.60-98の戻り安値の維持では、サポート形成から良いが、127.39の直近安値を割れると126.98-127.32ゾーンまで視野となるが、この位置は過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-70、125.60-10の戻り安値圏まで視野となる。こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。 

従ってデイの戦略としては、追いかけて買うのは厳しいが、押し目では買い狙い。下値は、128.35-50を買って、ストップは127.98割れとするか、更に128円まで買い下がって、ストップは127.81や127.60割れ。ターゲットは129円や129.11―20の高値や基準線が抑えると利食いとなる。 またこういった位置のCapでは売っても、ストップは129.60越え。この売りのターゲットは、128円ミドルが維持されると利食いとなる。

ユーロ円

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