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こんにちは。鈴木郁夫です。
今週の為替相場予測です。
目次
【2021年9月20日週】概況・展望
22日のFOMCの金利動向に注視する中、米地区連銀総裁は概ね金利正常化にはタカ派的ではあるが、今回のFOMC会合ではテーパリング開始が見送られる見通しであるが、年内にはテーパリング開始が見込まれており、現時点では11月の会合が有力視されている。ただ、デルタ株による新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する中、雇用情勢にも影響する可能性があり、一部では、米中対立構造なども重なり、未だに年内の金融緩和縮小は時期尚早との見解が絶えていない。その中、ドル円相場は110円前後で推移しているが、テクニカル的にも心地よいレベルであり、当面、相場が大きく動意づいてからナンピン売買に専念することが一考であろう。
【2021年9月20日週】注目経済指標
今週は日銀及びFOMCをはじめとして、英豪の先進国、そして、高金利通貨を代表する南アフリカやトルコなどの政策金利などが目白押しである。現時点ではブラジルとノルウェーは利上げが見込まれてはいるが、その他の国は金利据え置きが確実視されており、ファンダメンタルズ的には過剰流動性相場を背景に、株式及び債券相場主導の展開になりやすい。それ故に、どれほど為替相場に波及するかは懐疑的であるが、引き続き米金利の優位性を重視し、ドルロングに配慮したポジショニングが無難であろう。
注目指標
- 20日(月)日本休場
- 21日(火)豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
- 米8月住宅着工件数(前月比) 0.5%←-0.7%
- 22日(水)日銀金融政策決定会合 政策金利発表 -0.10%←-0.10%
- 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
- FOMC 政策金利発表 0.00~0.25%←0.00~0.25%
- パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長 定例記者会見
- 23日(木)日本休場
- 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利 3.5%←3.5%
- イングランド銀行(BOE)英中央銀行)金利発表 0.10%←0.10%
- トルコ中銀、政策金利発表 19.0%←19.0%
- 米9月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 60.8←61.1
- 24日(金)日8月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比) -0.3%←-0.3%
- 独9月IFO企業景況感指数 98.5←99.4
- 米8月新築住宅販売件数(年率換算件数) 71.0万件←70.8万件
- 米8月新築住宅販売件数(前月比) 0.3%←1.0%
- パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)の乖離幅から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。
各通貨ペア動向
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.0800
- 現状乖離幅 0.0763→0.0772
先週の弱い買いシグナルドル円109.90円からほぼ変化はないが、今週利益確定売りを伴い、様子見ドル円109.95円が点灯している
★様子見(ドル円109.95円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 20.00円
- 現状乖離幅 19.95→19.00円
先週の様子見1.1815から下落に転じており、今週は弱めの買いシグナル1.1728が点灯している。
★売りターゲット(1.1800)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 29.25円
- 現状乖離幅 29.05→30.05円
先週の弱い売りシグナル0.7357から下げ足を速めており、今週は利益確定買いを伴い、弱い買いシグナル0.7267が点灯している。
★売りターゲット(0,7300)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 41.20円
- 現状乖離幅 42.15→41.15円
先週の弱めの売りシグナル1.3835から下落に転じており、今週は様子見に近い弱い売りシグナル1.3743が点灯している。
★買いターゲット(1.3700)
本ペットチャートは3~5段階で少な目からの分散投資をお勧めします。
売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判
断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。