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こんにちは。鈴木郁雄です。
今週の、為替相場予測です。
目次
【2020年11月9日週】概況・展望
民主党のバイデン候補が現職のトランプ大統領を破って米大統領選に勝利したと伝えられるなど、ほぼ当選は確実視されているが、トランプ現大統領が敗北を認めない限り、不安定な相場展開に陥りやすい。ただ、たとえトランプ氏が法廷闘争に持ち込んだとしても、バイデン氏の勝利揺るがずとの見方が支配的になりつつあり、トランプ劇場は終焉に向かっていると言えるだろう。
いずれにしても、どちらが勝利するにしても、FRBによる追加支援策への期待は強く、堅調な株高志向には大きな変化は見られない。ただ、コロナ下にも拘わらず、株価自体は既に史上最高値近辺で推移しており、いつ何時暴落しても何ら不思議ではないとの観測もある。また、バイデン新大統領誕生後も米議会のねじれ現象が危惧されており、引き続き相場自体は神経質な展開を余儀なくされると見なした方が無難であろう。
【2020年11月9日週】注目経済指標
表面的には米大統領選挙を終えて、やや安堵感が広がってはいるが、コロナウィルス感染第により、欧州圏では都市封鎖に追い込まれ、そして、米国でも新規感染者数の拡大を踏まえて、バイデン候補がコロナ対策として、感染拡大阻止を前面に打ち出す可能性もある。それ故に、FRB議長が改めて低金利政策の長期化を唱える可能性が高く、拙速的なドル買いは自重局面に差し掛かっている。
注目指標
- 09日(月)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言 追加緩和策継続
- ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言
- 10日(火)11月ZEW景況感調査(期待指数)
- 11日(水)米国休場
- ニュージーランド準備銀行NZ中央銀行)政策金利 0.25%据え置き
- ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言
- 12日(木)米10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
- パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言 低金利政策強調
- 13日(金)欧7-9月期四半期域内総生産(GDP、改定値(前年同期比)
- 米10月卸売物価指数(PPI)(前月比)
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。
ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。売買基準は乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。
各通貨ペア動向
各通貨ペアの動向です。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.0425
- 現状乖離幅 0.0382→0.0273
先週の弱い買いシグナル104.60円から下落に転じており、今週は強めの買いシグナル103.35円が点灯している。
★売りシグナル(ドル円105.00円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 19.25円
- 現状乖離幅 17.30→19.40円
先週の弱めの買いシグナル1.1648から上昇しており、今週は利益確定売りを伴い、弱めの売りシグナル1.1877が点灯している。
★買いターゲット(1.1800)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 29.25円
- 現状乖離幅 31.05→28.35円
先週の弱めの買いシグナル0.7028から上昇を速めており、今週は利益確定売りを伴い、売りシグナル0.7257が点灯している。
★買いターゲット(0.7150)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 33.00円
- 現状乖離幅 30.90→32.65円
先週の様子見1.2498から上昇しており、今週は売りシグナル1.3159が点灯している。
★買いターゲット(1.3000)
本ペットチャートは3~5段階の少な目からの分散投資をお勧めします。尚、売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。