小動きを前提に対応したい【2021年12月24日】

小動きを前提に対応したい【2021年12月24日】

おはようございます。だいまんです。

2021年12月24日の相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、クリスマス休暇で市場参加者が減少する中、オミクロン株に対する懸念が和らいだことで堅調が続く株価を受けて、リスクオフ相場の巻き戻しが続いた。米経済指標としては、週間新規失業保険申請者数は予想通り、11月個人消費・消費支出や耐久財受注額、11月新築住宅販売件数などが強い結果を示したが、相場の反応は見えなかった。また、プーチン大統領が「軍事行動は望んでいない」、「ウクライナへの軍事進攻は、欧米の対応次第」と述べ、バイデン政権の高官は「ウクライナを巡るロシアの安全保障提案、同意できない部分もあるが検討すべき事項も含まれている」、「NATOの東方拡大停止とのロシアの提案にまだ実質的な返答をしておらず、1月の会談で返答予定」と述べており、相場に影響は出ていない。

ドル円は、米10年物国債利回りが1.5015まで上昇したことで、114.45まで強含み、ユーロドルは、1.1290を安値に1.1338まで反発、ポンドドルは、ユーロクロスでの買いに支えられて1.3438まで上昇した。ユーロポンドは、0.8416まで一時下落した。

一方クロス円では、ユーロ円は、129.05まで下落後129.73まで反発、ポンド円は153.72、オージー円は82.99、NZD円は77.81から78.24、カナダ円は89.42まで値を回復した。

12月24日の注目材料

  • ウェリントン、シドニー、香港、シンガポール、ロンドン、パリ市場短縮取引
  • チューリッヒ、フランクフルト、ストックホルム、オスロ、NY市場(クリスマスの振替休日)
  • ブラジル市場休場(クリスマス・イブ)
  • 08:30 (日) 11月全国消費者物価指数 [前年同月比] (前回0.1% 予想0.5%)
  • 08:30 (日) 11月全国消費者物価指数・除生鮮食料品除 [前年同月比] (前回0.1% 予想0.4%)
  • 08:30 (日) 11月全国消費者物価指数・除生鮮食料品/エネルギー [前年同月比] (前回-0.7% 予想-0.7%)
  • 08:50 (日) 11月企業向けサービス価格指数 [前年同月比] (前回1.0% 予想1.0%)
  • 14:00 (日) 11月新設住宅着工戸数 [前年同月比] (前回10.4% 予想7.5%)

  • 12/27(月)
    ウェリントン、シドニー、香港、ヨハネスブルク、ロンドン、カナダ市場休場(ボクシングデー)

12月24日の相場見通し

昨晩の海外市場は、クリスマス休暇で市場参加者が減少する中、堅調が続く株価を受けて、リスクオフ相場の巻き戻しが続いた。米経済指標としては、11月個人消費・消費支出や耐久財受注額、11月新築住宅販売件数などが良好な結果を示したが、相場の反応は見えなかった。

ドル円は、米10年物国債利回りが1.5015まで上昇したことで、114.45まで強含み、ユーロドルは、1.1290を安値に1.1338まで反発、ポンドドルは、ユーロクロスでの買いに支えられて1.3438まで上昇した。ユーロポンドは、0.8416まで一時下落した。

一方クロス円では、ユーロ円は、129.05まで下落後129.73まで反発、ポンド円は153.72、オージー円は82.99、NZD円は77.81から78.24、カナダ円は89.42まで値を回復した。

12月24日のデイ・トレード戦略

本日のデイトレード戦略です。

ユーロドル

  • 予想レンジ:1.1280~1.1370
  • 基本戦略: 逆張り
  • 予想時間:07:39 予想時レート:1.1328

上値を1.2351や1.2266でCapされて、下落が1.1186まで下落を拡大も現状はこれを維持している。またスロー・ストキャスティクスが反転上昇となっており、下値の堅い状況が続くか注目される。ただ、月足のスロー・ストキャスティクスは、反転下落を継続しており、戻りではやれやれの売りが出易い。

上値は、1.1360-86の戻り高値圏が抑えると弱いが、超えて1.1464-88の戻り高値圏、1.1514-70の窓上限で雲の上下限や90日移動平均と絡む位置、1.1609-17の戻り高値圏と雲からむ位置、1.1624やサイコロジカルな1.1650が視野となるが、売りが出易い。1.1692の戻り高値を越えて、1.1716の雲の上限、1.1748-56の戻り高値圏、1.1789を越えて1.1821-51戻り高値、1.1885-86の戻り高値が、視野となるが抑えると上値追い出来ない。1.1909の戻り高値を越えて、一定の反発期待も、1.1930-45、1.1975の戻り高値、1.1995-1.2009、1.2032-57、1.2094-1.2101の日足の窓の上限、1.2135-48の戻り高値を超えても1.2193-95,1.2218-55が抑えると上値は追えない。あくまで直近高値の1.2254-66を超えて、1.2285の戻り高値を目指す動きとなるが、上抜けは不透明で、1.2349の今年の高値をしっかりと超えて、1.2400のサイコロジカル、月足からは、1.2414-1.2476の戻り高値圏、1.25のサイコロジカルまで視野となる。ただ、1.2555の戻り高値を越えるかは、現状不透明となる。

一方下値は、1.1200-31戻り安値が維持されるとサポート形成だが、1.1886の直近安値を割れると週足からは1.1168の戻り安値、1.1100を割れると1.0728-1.0871の戻り安値圏まで視野となるが、月足のサポートからは維持できれば良いが、リスクは、1.0636の安値割れとなる。

従ってデイの戦略としては、海外勢の参加者の減少もあって、揉み合いを想定して逆張り戦略となる。上値は1.1360をストップに、この手前での反発では売っても、ターゲットは、1.1260-90が維持されると利食い。また超えるケースでは、1.14前後の反発を売り直しで、このストップは1.1464越え。この売りのターゲットは、1.1355-65が維持されると利食いとある。一方買いは、1.1280-00で維持を見ながら買って、ストップは1.1260割れ。この買いのターゲットも1.1340-50が抑えると利食いとある。また割れるケースでは、1.1.12ミドルから1.12方向への調整を買って、ストップは直近安値の1.1186割れ。この場合の利食いは、1.13が抑えると利食い優先が良い。 

ポンド円

  • 予想レンジ:152.00~154.00
  • 基本戦略: 売場探しから、深押し買い
  • 予想時間:07:51 予想時レート:153.46

上昇が一時158.22でCapされて、148.98まで下落も、現状はこれを維持する形。スロー・ストキャスティクスも反転上昇となっており、堅調な展開が続くか注目される。ただ、戻りではやれやれの売りが出易い。

上値は、日足の雲の下限と絡む153.72前後が抑えると弱い。超えて154.07-46戻り高値が視野となるが、雲の上限が控え売りが出易い。154.75の上ヒゲを越えて、155.33の雲の上限、156円のサイコロジカルまでポイントが薄くなるが、抑えると上値追い出来ない。156.26-50の戻り高値圏を越えて、157.11-157.28、157.67-00の戻り高値圏の上抜けは不透明。あくまで158.22の高値を越えるとポイントが薄くなり、月足の戻り高値からは、160.65-163.89などが視野となるが、この位置は、195.89の高値を基準とした月足のH&Sのショルダーのトップ圏であり、195.89から124.85への下落のフィボナッチ・リトレースメントの50%=160.37と重なる位置で、上値は抑えられ易い。ただ、しっかりと超えると175.01-177.35、186.34-188.80、195.27などが順次ターゲットとなるが、195.89の2015年6月の高値を前に、上抜けは不透明となる。

一方下値は、151.62-72の基準線や転換線の位置が維持されると強く、割れても151.10、149.90の戻り安値が維持されるとサポートが有効となる。リスクは149.36-53の戻り安値を維持できずに、148.98の直近安値を割れると148.96や148.46の安値まで視野となるが、こういった位置まで割れると相場が崩れ、148.12、147.29-41まで割れると146.36-56,145.22の戻り安値を割れると144.04-50、142.85、142.20まで視野となるが、維持は不透明も維持できない場合141.08-29、140.76、140.35-37などが視野となる。また139.48-52を割れると138.00-33の戻り安値圏、136.80-97の下ヒゲまで割れると相場は崩れ、134.88-135.72の戻り安値圏までターゲットとなる。ただこの下方ブレイクが、一気に実現するかは不透明も134.41まで割れると133.62-84の戻り安値圏、133.05や132.95の戻り安値割れると相場は更に崩れ気味となり、132円のサイコロジカル、131.78の安値まで割れると130円までターゲットとなる。

従ってデイの戦略としては、追いかけ買いは厳しく、早期は売り目線で、153.72が抑えるならこの位置をストップ、または、154.22や154.46をストップに売り上がって、ターゲットは153円前後、割れても152.65を前に利食い優先。またこの位置の買いは、維持を見て買っても、ストップは152.17割れ。この買いのターゲットは、153.10が抑えると利食いとなる。また割れるケースでは、152円前後、151.50前後まで買い下がって、ストップは151.10割れ。この買いの場合は、152.65が逆に上値を抑えると利食っておきたい。 

ポンド円日足チャート