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こんにちは。鈴木郁雄です。
今週の、為替相場予測です。
目次
【2020年10月5日週】概況・展望
10月は統計的に波乱相場になる確率が高いと言われているが、10月初めには東証のシステム障害で異例な売買停止となり、そして、米国では、トランプ大統領夫妻が新型コロナ・ウィルスに感染し、米大統領選への影響も懸念されるなど、ありとあらゆる不確実性要因が山積しており、安易にポジションを取り切れない相場環境にある。
現時点では、トランプ大統領の健康状態は良好と伝えられてはいるが、今後は隔離状態に置かれる関係上、選挙活動への支障をきたすことは避けられない情勢にある。当面、バイデン氏が優勢であることは間違いないが、劇場型のトランプ大統領の反撃も充分に考えられるだけに、引き続き波乱含みの展開と見なした方が無難であろう。
また、コロナ・ウィルスが米大統領にまで感染した以上、選挙自体は郵便投票に拍車をかける可能性が高く、11月にバイデン氏勝利で大統領選を終えたとしても、更に物議を醸しだすことが予想されている。
一方、中国では三峡ダムがいつ決壊してもおかしくなく、崩壊すれば甚大な被害が予想されており、中国経済のみならず、習近平金体制も崩壊するとの声も聞かれ始めるなど、米中対立構造以上に関心度が強まっている。
【2020年10月5日週】注目の経済指標
今週の注目材料はFRBが低金利政策の長期化に言及、FOMCの議事要旨に空目が集まるところだが、コロナ・ウィルスに感染した米大統領の健康状態に尽きると言っても過言ではないが、あまりに多種多様な売買材料が市場に回遊しており、当面、突発的な事態に備えて臨機応変な売買が求められる。
注目指標
- 05日(月)9月ISM非製造業景況指数 前回並み56.3
- 06日(火)豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表 0.25%据え置き
- ラガルド欧州中央銀行ECB総裁発言
- パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言(低金利長期化)
- 07日(水)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
- 08日(木)欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨 米新規失業保険申請件数
- 09日(金)米8月卸売売上高(前月比)
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。
ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円*ユーロドル)から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。売買基準は乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。
各通貨ペア動向
各通貨ペアの動向です。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.0500
- 現状乖離幅 0.0452→0.0434
先週の弱い買いシグナルドル円105.55円から若干下落しており、今週は弱めの買いシグナルドル円105.35円が点灯している。
★売りターゲット(106.30円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 18.00円
- 現状乖離幅 17.25→18.05円
先週の弱い買いシグナル1.1634から上昇しており、利益確定売りを伴いながら、今週は様子見に近い弱い売りシグナル1.1713が点灯している。
★買いターゲット(1.1680)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 29.50円
- 現状乖離幅 31.30→29.90円
先週の買いシグナル0.7035から上昇に転じており、今週は弱い買いシグナル0.7162が点灯している。
★売りターゲット(0.7200)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 32.00円
- 現状乖離幅 29.10→30.90円
先週の買いシグナル1.2719から上昇を速めており、今週は弱い買いシグナル1.2933が点灯している。
★売りターゲット(1.2980)
本ペットチャートは3~5段階の少な目からの分散投資をお勧めします。尚、売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。