[AD] 運営維持のため、一部広告リンクを設置する場合がございます(詳細)
こんにちは。鈴木郁雄です。
今週の、為替相場予測です。
目次
【2020年11月2日週】概況・展望
今週は大統領選の結果に注視せざるを得ないが、これまでのTV討論会では優劣はつけ難い状況ではあるが、市場ではバイデン大統領誕生後の米財政支出拡大を見込むと同時に、国債増発に伴う米長期金利の上昇を背景に、ドル買い・円買いが併用される部分が多く、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。
そして、今週も米追加景気対策が合意に達するかが注目されるが、米選挙後の大統領就任には一悶着ありそうな雰囲気なだけに、当面は予測不能の段階にあり、基本的には相場が動意づいてからの始動を心掛けるべきであろう。また、欧州各国で新規感染者数の激増により、各国は都市封鎖に追い込まれるなど、課題は山積しており、ECBの追加緩和策が待ったなしの状態にあるだけに、引き続き戻り売り優先の展開と見なした方が一考であろう。
【2020年11月2日週】注目経済指標
今週は米大統領選挙を前にして、神経質な展開と同時に、憶測先行相場になる可能性が高いが、コロナウィルス感染第2波の影響を受けて、欧州では一旦追加緩和策を強調せざるを得ないが、既にマイナス金利導入しており、利下げ余地はほぼ消滅している。
そして、米国もFRBが超低金利政策の長期化を示唆してはいるが、米債券利回りが上昇過程にあり、依然として、米金利の優位性が改めて意識されている。いずれにしても、米大統領選挙の進捗状況を睨みながら、臨機応変な売買が求められる。
注目指標
- 02日(月)米10月ISM製造業景況指数 若干改善の見込み
- 03日(火)豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表 0.25%→0.10%へ引き下げ
- 米大統領選挙 五分五分?
- 04日(水)日銀金融政策決定会合議事要旨
- 10月ISM非製造業景況指数(総合)
- 05日(木)イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 0.10%据え置き
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 据え置き
- パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
- 06日(金)10月米雇用統計 失業率やや改善見込み
- 非農業部門雇用者数変化(前月比)
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。
ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。売買基準は乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。
各通貨ペア動向
各通貨ペアの動向です。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.0450
- 現状乖離幅 0.0378→0.0382
先週の弱い買いシグナル104.70円から変化はなく、今週も様子見に近い買いシグナル104.60円が点灯している。
★売りシグナル(ドル円105.00円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 19.00円
- 現状乖離幅 19.50→17.30円
先週の売りシグナル1.1862から下落基調を強めており、今週は利益確定買いを伴い、弱めの買いシグナル1.1648が点灯している。
★売りターゲット(1.1730)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 29.75円
- 現状乖離幅 29.95→31.05円
先週の様子見0.7139から下落しており、今週は弱めの買いシグナル0.7028が点灯している。
★売りターゲット(0.7100)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 32.25円
- 現状乖離幅 31.90→30.90円
先週の弱めの売りシグナル1.3047から下落しており、今週はポジション解消買いを伴い、様子見1.2948が点灯している。
★様子見(1.2948)
本ペットチャートは3~5段階の少な目からの分散投資をお勧めします。尚、売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。