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こんにちは。鈴木郁夫です。
今週の、為替相場予測です。
目次
【2020年11月23日週】概況・展望
世界的規模で新型コロナウィルスの感染拡大に歯止めがかからない中、財務省が緊急融資プログラムの一部を年末で失効するようFRBに要請したとの報道を受けて、米国株式市場はやや下落基調を強めている。
ただ、新型ワクチンの年内実用化への期待が下支え要因となっており、加速的な下落局面は描きづらい外部環境にある。
また、米大統領はほぼバイデン候補で決定的ではあるが、正式に発表されない以上、市場参加者としても拙速的にポジションを取り切れない状態にある。為替相場自体は様々な不確実性要因が回遊しており、引き続き相場の動意待ちの段階は否めないが、突発的な事態に備える意味でも、常に少なめのポジションで臨機応変な売買が求められている。
【2020年11月23日週】注目経済指標
今週は日米両国の休場もあり、特筆すべき材料はない中、新型コロナの新規感染者数の激化を踏まえて、米FOMCでは追加緩和対策を余儀なくされている。
ただ、依然として、超低金利政策は副作用に対する抵抗感があり、当面、現状維持で留まる公算が高く、拙速的なドル売りは自重局面に差し掛かっている。
とは言え、相場自体は株式動向や債券利回り動向にも反応薄になっており、引き続き直近のレンジ幅を重視し、ナンピン売買に特化することも一考あろう。
注目指標
- 23日(月)休日
- 米11月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) 横這い
- 24日(火)黒田東彦日銀総裁、発言
- 米11月消費者信頼感指数 若干悪化
- 25日(水)米7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 悪化見込み
- 米10月耐久財受注(前月比) 悪化
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨)追加緩和継続
- 26日(木)米国市場休場(感謝祭)
- 27日(金)欧11月消費者信頼感(確定値)
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。売買基準は乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。
各通貨ペア動向
各通貨ペアの動向です。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.0425
- 現状乖離幅 0.0371→0.0313
先週の弱い買いシグナル104.60円から再び下落に転じており、今週は買いシグナル102.85円が点灯している。
★売りシグナル(ドル円105.00円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 19.25円
- 現状乖離幅 19.20→19.30円
先週の様子見1.1836から若干上昇しており、今週は弱い売りシグナル1.1858が点灯している。
★買いターゲット(1.1800)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 29.25円
- 現状乖離幅 28.55→28.00円
先週の弱め売りシグナル0.7271から若干上昇しており、今週は通常の売りシグナル0.7304が点灯している。
★買いターゲット(0.7200)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 33.00円
- 現状乖離幅 33.40→34.15円
先週の弱めの売りシグナル1.3193から上昇しており、今週は通常の売りシグナル1.3288が点灯している。
★買いターゲット(1.3100)
本ペットチャートは3~5段階の少な目からの分散投資をお勧めします。尚、売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。