大きな材料はないが、アストロ的には懸念【2021年5月26日】

大きな材料はないが、アストロ的には懸念【2021年5月26日】

おはようございます。だいまんです。

2021年5月26日の相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場もまちまちの展開となったが、米長期金利の低下傾向が続いたことで、ドルは軟調な動きで終了した。米4月新築住宅販売件数や5月消費者信頼感指数が予想を下回ったこともあり、米10年物国債利回りは、クオールズFRB副議長やクラリダFRB副議長が、「インフレ圧力は一過性のもの」と見解を示したこともあって、2年物国債入札後1.555%まで低下、NY株価3指数も軟調な展開で終了した。

ドル円は、アジア夕方の安値108.56から109.07まで一時買い戻されたが、その後米長期金利の低下に値を消し、ユーロドルは、独5月ifo企業景況感指数が予想を上回るも1.2266から1.2226で揉み合い、ポンドドルは、対ユーロでの売りで1.4116まで下落、ユーロポンドは、0.8672まで上昇した。

一方クロス円では、ユーロ円が133.61まで上昇、ポンド円は154.46を高値に153.83まで売りに押され、オージー円は84.68を高値に84.30、NZD円は78.97から78.59、カナダ円は90.51から90.20で推移した。

5月26日の注目材料

  • 07:45 (NZ) 4月貿易収支 (前回0.33億NZドル)
  • 07:45 (NZ) 4月貿易収支・輸入 (前回56.5億NZドル)
  • 07:45 (NZ) 4月貿易収支・輸出 (前回56.8億NZドル)
  • 08:50 (日) 4月企業向けサービス価格指数 [前年同月比] (前回0.7% 予想0.9%)
  • 10:00 (豪) 4月先行指数 [前月比] (前回0.38%)
  • 10:30 (豪) 第1四半期建設工事完了額 (前回-0.9%)
  • 10:30 (日) 鈴木人司日銀審議委員:あいさつ
  • 11:00 (NZ) NZ準備銀行・政策金利公表 (現行0.25% 予想0.25%)
  • 14:00 (日) 3月景気先行指数・改定値 (前回103.2)
  • 14:00 (日) 3月景気一致指数・改定値 (前回93.1)
  • 14:00 (日) 4月スーパー販売額 [前年比] (前回0.8%)
  • 15:45 (仏) 5月企業景況感指数 (前回95 予想97)
  • 15:45 (仏) 5月消費者信頼感指数 (前回94 予想97)
  • 18:00 (ユーロ圏) ビルロワ仏中銀総裁・議会証言(仏議会)
  • 23:30 (米) 週間原油在庫統計 (前回+132.0万バレル)
  • 02:00 (米) 米財務省・5年物国債入札(610億ドル)
  • 02:00 (米) 米財務省・2年物変動利付国債入札
  • 5月月例経済報告

5月26日の相場見通し

昨日もドルが軟調な動きを続けましたが、本日は大きな材料はありません。ただ、米国では、本日も5年物国債の入札が実施されます。米長期金利の低下傾向が続くなら、ドル相場の圧迫要因となりそうです。

金融政策としては、NZ準備銀行が政策金利を公表します。据え置きが想定されていますので、影響は少ないと見られます。ただ、NZでは、新型コロナウイルスの感染が終息しています。声明などで警戒感を残しながらも、今後のテーパリングなどの可能性が示唆されるなら相場の押上要因となるので、注目しておきましょう。

経済指標としては、NZ4月貿易収支、日本では、4月企業向けサービス価格指数、3月景気先行指数・改定値と4月スーパー販売額、豪州では、4月先行指数と第1四半期建設工事完了額、ユーロ圏では、仏5月企業景況感指数と消費者信頼感指数が発表されます。大きな材料はなく、経済指標に対する相場の反応はなさそうです。

その他、株価やビッドコインの動きには、引き続き注意ですが、アストロ的には、本日は満月で、更に皆既月食となります。最近では、あまり「満月の円高のアノマリー」の有効性はありませんが、今回は、月が最も地球に近づく「スーパームーン皆既月食」です。何か、不穏な動きが出るか一応注意しておきましょう。

5月26日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

NZドル・ドル

  • 予想レンジ:0.7180~0.7260
  • 基本戦略: 押し目買い
  • 予想時間:07:19 予想時レート:0.7225

上昇が月足の雲の上限を超えて0.7465まで一時拡大も、これをトップに、その後はもみ合い気味の展開。

上値は、0.7305-08の戻り高値が抑えると弱く、特にこの位置が抑えると、0.7465をトップとしたH&Sの形となる可能性に注意しておきたい。また、超えても0.7360-83の窓の上限が抑えるとレジスタンス形成となる。あくまで0.7465を超えて、0.7525の戻り高値まで視野となるが、上抜けは不透明だが、2017年7月の高値0.7559まで超えると0.7625-45、0.7890-0.8036までターゲットとなる。

一方下値は、0.7135-58の戻り安値圏の維持では強いが、0.7115の戻り安値や雲の下限を割れると0.7045-609のそれ以前の揉み合い圏が視野となるが、維持では良いが、0.6997や0.6943を割れると調整が深まり、0.6876-0.6916、0.6782-0.6838まで視野となるが、それ以前の高値圏が支えると良いが、0.6752を割れると0.6680、0.6590を維持できずに、更に0.6547-54、0.6512や0.6490の安値まで順次割れると0.6382-86から過去の高値となる0.6177ゾーンまで視野となるが、長期サポートからは、買い位置となる。このリスクは、0.5920や0.5844割れとなる。

従ってデイの戦略としては、上値追いは出来ないが、調整が0.7160-80ゾーンへの押し目を買って、ストップは0.7135割れ、または買い下がっても0.7115割れで対応。ターゲットは、0.7250や0.7271の戻り高値を越えられないなら利食い優先で、またこういった位置からの売りは、0.7308をストップに対応。この売りのターゲットは、0.72が維持されると軽く利食っておきたい。

大きな材料はないが、アストロ的には懸念【2021年5月26日】

ユーロ円

  • 予想レンジ:132.80~134.00
  • 基本戦略:押し目買い
  • 予想時間:07:31 予想時レート: 133.30

上昇が、133.61まで拡大。上値は、今後134.00や134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。

一方下値は、132.04-52、131.48-64の基準線と絡む位置が維持されるとサポートからも強いが、131.01を割れると調整気味となり130.21-57の戻り安値、129.97の雲の上限、128.83-129.59ゾーン、128.70の雲の下限まで視野となるが維持では良いが、ただし128.29-39の戻り安値や128.13を割れると調整が深まり、127.50-77の戻り安値、126.98-127.32ゾーンが視野となるが、過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-126.70、125.60-126.10の戻り安値圏まで視野となる。こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。

従ってデイの戦略としては、上値追いは出来ず、あくまで押し目待ちとなるが、早期は133.50が上値を抑えるならこの位置を売って、ストップは133.61越え。この売りのターゲットは、133.00-20が維持されると軽く利食い優先で、買いは132.80-00ゾーンで買い下がる形。ストップを132.50割れに置いて対応となる。このターゲットは、133.50や現状の高値133.61が抑えると利食いとなる。またもし、超えてもサイコロジカルな134円手前ではしっかりと利食っておきたい。

大きな材料はないが、アストロ的には懸念【2021年5月26日】