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こんにちは。鈴木郁夫です。
今週の、為替相場予測です。
目次
【2020年10月26日週】概況・展望
先の米大統領討論会が注目されたが、終わって見れば優劣つけ難い状況であり、依然として、トランプ大統領は苦戦を強いられているが、対立候補バイデン氏にも不正疑惑が台頭しており、11月3日の選挙結果を見極めるまでは、安易にどちらにも仕掛けづらい相場環境にある。
その中、市場ではユーロ圏を中心に新規コロナ感染者が激増しており、感染第2波による経済活動の停止を余儀なくされるなど米欧ともに不安材料を抱えており、相対的に安全資産である円買い傾斜している。ただ、既に円買いが進行している嫌いがあるだけに、拙速的に円を買い上がる雰囲気とは言い切れないだけに、引き続き直近のレンジ幅の半で売買を模索することが賢明であろう。
【2020年10月26日週】注目経済指標
今週は日本及びユーロ圏での政策金利の発表があるが、コロナウィルス感染第2波により、日欧共に金利据え置きが有力視される中、米国もFRBが超低金利政策の長期化を示唆してはいるが、米債券利回りの上昇を踏まえて、米金利の優位性が改めて意識されている。そして、今週は米大統領選挙を前にして、神経質な展開と同時に、憶測先行相場になる可能性が高いだけに、引き続き相場が大きく動意づいてからの逆張り待機が得策であろう。
注目指標
- 26日(月)9月新築住宅販売件数(前月比)
- 27日(火)米9月耐久財受注(前月比)
- 28日(水)日銀・金融政策決定会合(1日目)
- 29日(木)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表(据え置き)
- 黒田日銀総裁、定例記者会見
- 7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値
- 米新規失業保険申請件数 (横這い)
- 欧州中央銀行(ECB)政策金利(据え置き)
- 30日(金)欧9月期四半期域内総生産(GDP、速報値)
- 10月シカゴ購買部協会景気指数
- 10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。売買基準は乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。
各通貨ペア動向
各通貨ペアの動向です。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.0450
- 現状乖離幅 0.0437→0.0378
先週の様子見ドル円105.40円から下げ足を強めており、今週は買いシグナル104.70円が点灯している。
★売りシグナル(ドル円105.50円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 19.25円
- 現状乖離幅 18.15→19.50円
先週の買いシグナル1.1722から上昇に転じており、今週は利益確定売りを伴い、売りシグナル1.1862が点灯している。
★買いターゲット(1.1800)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 29.50円
- 現状乖離幅 30.75→29.95円
先週の買いシグナル0.7083から上昇しており、今週は弱い買いシグナル0.7139が点灯している。
★売りターゲット(0.7180)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 32.25円
- 現状乖離幅 30.70→31.90円
先週の弱めの買いシグナル1.2913から上昇しており、今週は利益確定売りを伴い弱めの売りシグナル1.3047が点灯している。
★買いターゲット(1.2980)
本ペットチャートは3~5段階の少な目からの分散投資をお勧めします。尚、売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。