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おはようございます。だいまんです。
2020年10月27日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、新型コロナウイルスの感染再拡大の懸念、米追加経済対策に対する失望感、企業の決算発表の結果などを受けて大幅に下落、原油価格も大きく値を下げたが、米長期金利の低下もあって、リスクオフのドル買いは強まっていない。
NYダウは一時965ドル安まで下落、ナスダック総合が189ドル安、S&Pが64ドル安で引けている。米経済指標としては、9月新築住宅販売件数が、予想を下回ったが、堅調な結果が続いており、悪影響は限定された。
ドル円は、104.79から105.06で小動きが続き、ユーロドルは、独10月ifo企業景況感指数が、予想を下回ったが、影響は大きく見えておらず、1.1848から1.1803までの下落に留まり、ポンドドルも1.2993から1.3076で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が124.21から137.78、ポンド円が136.31から137.08、オージー円は74.52から74.95、NZD円は70.29から69.98で揉み合い、カナダ円は79.78から79.31まで売りに押された。
10月27日の注目材料
- 06:45 (NZ) 9月貿易収支 (前回-3.53億NZドル 予想-10.15億NZドル)
- 10:30 (中) 9月工業利益 (前回–)
- 15:00 (豪) ブロック豪中銀総裁補講演
- 16:45 (仏) 9月卸売物価指数 [前月比] (前回0.1%)
- 17:30 (南ア) 第3四半期失業率 (前回23.3%)
- 18:00 (ユーロ圏) 9月マネーサプライM3 [前年同月比] (前回9.5% 予想9.6%)
- 20:00 (英) 10月CBI小売売上高調査 (前回11
- 21:30 (米) 9月耐久財受注 [前月比] (前回0.4%(0.5%) 予想0.5%)
- 21:30 (米) 9月耐久財受注・除輸送用機器 [前月比] (前回0.4%(0.6%) 予想0.3%)
- 21:55 (米) レッドブック大規模小売店売上高 (前年比) (前回2.5%)
- 21:55 (米) レッドブック大規模小売店売上高 (前月比) (前回1%)
- 22:00 (米) 8月住宅価格指数 [前月比] (前回1.0% 予想0.7%)
- 22:00 (米) 8月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 (前回226.55)
- 22:00 (米) 8月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前年同月比] (前回3.9% 予想4.2%)
- 23:00 (米) 10月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数 (前回101.8 予想101.6)
- 23:00 (米) 10月リッチモンド連銀・製造業指数 (前回21 予想18)
- 23:00 (米) 10月リッチモンド連銀・サービス業売上高指数 (前回6)
- 23:00 (米) 10月リッチモンド連銀・製造業出荷指数 (前回13)
- 23:30 (米) 10月ダラス連銀・サービス売上高指数 (前回14)
- 23:30 (米) 10月ダラス連銀・サービス部門信頼感指数 (前回11.5)
- 02:00 (米) 2年物国債入札(540億ドル)
- 米企業決算:マイクロソフト、ファイザー、メルク、イーライリリー、3M、レイセオン、AMD、キャタピラー、コーニング、ハーー・ダビッドソン、アフラック
10月27日の相場見通し
昨晩は、新型コロナウイルスの感染再拡大、米国の追加経済対策に対する失望感、企業の決算発表の悪化などを受けて、欧米株価が大幅に下落しました。ただ、為替市場では、リスクオフの動きは強まっていません。不思議な展開ですが、もし本日も株価が、大きく調整した場合、このままの状況が続くとも思えません。本日も株価の動きに、最大の注意を払っておきましょう。
経済指標としては、中国の9月工業利益、仏の9月卸売物価指数、南アの第3四半期失業率、英国の10月CBI小売売上高調査、米国では、9月耐久財受注、8月住宅価格指数とS&P/ケース・シラー住宅価格指数、10月コンファレンス・ボードが公表する消費者信頼感指数、10月リッチモンド連銀の製造業指数やダラス連銀のサービス売上高指数などが発表されます。
引き続き経済指標に対する市場の反応は限定されていますが、米国では、住宅や景況感など重要な経済指標が発表されます。良好な結果がドル相場を支えるか注目しましょう。
10月27日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ポンドドル
- 予想レンジ: 1.2950~1.3100
- 基本戦略:突っ込みは避けて戻り売り
- 予想時間:09:34 予想時レート:1.3024
下落を1.2676で維持して反発が、日足の雲を上抜ける展開も1.3177で若干上値を抑えられており、上値追いは不透明だが、一応スロー・ストキャスティクスは、まだ上昇傾向を維持しており、下値は20日移動平均の1.2970や基準線となる1.2927が支えると強いが、1.2895-1.2933の戻り安値圏を維持出来ずに、1.2863や1.2845を割れると1.2806-1.2837ゾーンまで視野となるが、日足のマイナー・サポートが控えている。
一旦買いが入り易いが、ただし1.2752の戻り安値を維持出来ずに、1.2676や1.2648を割り込むと1.2435-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.24前後のサポートが視野となるが、維持では堅調も、1.2360や1.2252まで割れると1.2200のサイコロジカルまで視野となる。更なるリスクは1.2073の戻り安値割れとなる。
一方上値は、1.31前後が短期レジスタンスとして上値を抑えると弱い。1.3177の戻り高値を超えて、1.3255-85にギャップ、1.3358-1.3403に戻り高値圏が視野となるが上抜けは不透明で、1.3482の高値からレジスタンス形成の可能性が残っている。あくまで1.3482や1.3513の上ヒゲを超えて、一定のあく抜け感となる。
デイの戦略としては、月末に向けて対ユーロでの買いが入り易いことで、突っ込み売りは避けなければならないが、買うにも厳しいレベル。慎重に1.3100方向への上昇から、1.3150まで売り場を探して、ストップは1.3177越え。ターゲットは、1.30前後を守ると利食い優先も、割れるなら1.2950前後は利食い場となる。また、この位置の買いは、維持を確認しながら、1.2911や1.2862をストップに検討される。買いの場合のターゲットは、1.3000-50ゾーンのCapでは利食い優先となる。
ユーロ円
- 予想レンジ:123.10~124.70
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:09:39 予想時レート:123.82
反発を127.08で抑えて、日足の雲を割り込む展開も、下落は大きく進んでいないが、戻りも日足の雲が抑え、短期的には125.09と125.00がダブル・トップ気味で、特にこういった上値Capが、日足の雲が124,45-51で捻じれる10月29-30日まで続くと下落リスクが継続する。ただ、雲のねじれを超えて、このダブル・トップを上抜けると125.77-126.13まで視野となるが、上抜けは不透明だが、126.47や127.08の戻り高値を超えるとあく抜け感から130円方向への上昇期待となる。
一方下値は、123.35-42の戻り安値圏が維持されると短期サポートが有効だが、123.02や122.38、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の122.25をしっかりと割り込むならサイコロジカルな122円、次の戻り安値圏の下限となる121.84、121.48の戻り安値を割れるとフィボナッチ・リトレースメントの50%と絡めて、120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では買い狙いも検討されそうだ。
デイの戦略としては、ECB理事会を控えて、会合がペシミスティックとなる可能性がいしされている。調整の可能性を睨んで戻りでは売り狙い。まず、124.23の戻り高値をストップに、124円前後のCapでは売り。超えても125.00や125.09をストップに、124.40-80ゾーンは、売り直し場を探したい。ターゲットは、123円ミドルの維持では買い戻しも、割れるなら123円前後、更に122.50までは利食い優先が良い。また122円方向への下落の買いは、122.38をストップとするが、買いのターゲットは、123円ミドルが上値を抑えると利食い優先となる。