【2020年11月12日】三大中銀総裁発言で何か起きるか?

おはようございます。だいまんです。

11月12日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、米国がコロンバスデーの休場で、主だった経済指標の発表のない中、堅調を維持した株価にも、直近のリスクオン相場に、巻き戻しのドルの買いが優勢となった。

ドル円は105.68まで反発、ユーロドルは、クノット・オランダ中銀総裁が「ECBは12月の決定でいかなる政策も排除しない」と発言、ラガルドECB総裁も12月に予定する追加金融緩和で、「新型コロナウイルス向けのパンデミック緊急購入プログラムや長期資金供給オペの拡大が焦点になる」との見方を示したことで、1.1746まで下落、ポンドドルは、テンレイロ英MPC委員が「欧州はマイナス金利政策の肯定的な証拠を反映」と発言、「英国とEUの交渉は期限とされている11月中旬には間に合わず、来週も継続して交渉を行う」との一部報道を受けて、1.3192まで売りに押された。

一方クロス円では、ユーロ円が123.92、ポンド円は139.22、オージー円が76.66まで下落、NZD円は72.73から72.42下、カナダ円は80.96から80.63で上下の動きに留まった。

11月12日の注目材料

  • 08:50 (日) 10月国内企業物価指数 [前月比] (前回-0.2% 予想-0.1%)
  • 08:50 (日) 10月国内企業物価指数 [前年同月比] (前回-0.8% 予想-2.0%)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回721億円)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回-2127億円)
  • 08:50 (日) 9月機械受注 [前月比] (前回0.2% 予想-1.1%)
  • 08:50 (日) 9月機械受注 [前年同月比] (前回-15.2% 予想-12.0%)
  • 09:01 (英) 10月英RICS住宅価格指数 (前回61 予想54)
  • 10:30 (日) 安達誠司日銀審議委員・あいさつ
  • 未 定 (中) 10月外国直接投資 [前年比] (前回5.2%)
  • 13:30 (日) 9月第三次産業活動指数 [前月比] (前回0.8% 予想1.4%)
  • 16:00 (英) 9月月次GDP [前月比] (前回2.1% 予想1.1%)
  • 16:00 (英) 第3四半期GDP・速報値 [前期比] (前回-19.8% 予想15.8%)
  • 16:00 (英) 第3四半期GDP・速報値 [前年同期比] (前回-21.5% 予想-9.5%)
  • 16:00 (英) 9月鉱工業生産指数 [前月比] (前回0.3% 予想0.8%)
  • 16:00 (英) 9月鉱工業生産指数 [前年同月比] (前回-6.4% 予想-6.1%)
  • 16:00 (英) 9月製造業生産指数 [前月比] (前回0.7% 予想1.0%)
  • 16:00 (英) 9月商品貿易収支 (前回-90.10億ポンド 予想-93.00億ポンド)
  • 16:00 (英) 9月貿易収支 (前回13.64億ポンド 予想8.50億ポンド)
  • 16:00 (独) 10月消費者物価指数・改定値 [前月比] (前回0.1% 予想0.1%)
  • 16:00 (独) 10月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回-0.2% 予想-0.2%)
  • 18:30 (南ア) 第3四半期失業率 (前回23.3%)
  • 18:30 (南ア) 第3四半期失業者合計 (前回42.95万人)
  • 19:00 (ユーロ圏) 9月鉱工業生産 [前月比] (前回0.7% 予想0.7%)
  • 19:00 (ユーロ圏) 9月鉱工業生産 [前年同月比] (前回-7.2% 予想-5.8%)
  • 22:30 (米) 10月消費者物価指数 [前月比] (前回0.2% 予想0.2%)
  • 22:30 (米) 10月消費者物価指数 [前年同月比] (前回1.4% 予想1.3%)
  • 22:30 (米) 10月消費者物価指数・コア指数 [前月比] (前回0.2% 予想0.2%)
  • 22:30 (米) 10月消費者物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回1.7% 予想1.8%)
  • 22:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回75.1万件 予想73.0万件)
  • 22:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回728.5万人 予想675.0万人)
  • 01:00 (米) 週間原油在庫統計 (前回-799.8万バレル)
  • 01:45 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演(ECBフォーラム)
  • 01:45 (英) ベイリー英中銀総裁講演(ECBフォーラム)
  • 01:45 (米) パウエルFRB議長講演(ECBフォーラム)
  • 01:00 (米) クリーブランド連銀・消費者物価指数 (前回0.1%)
  • 03:00 (米) 30年物国債入札(270億ドル)
  • 03:00 (米) エバンズ・シカゴ連銀総裁講演
  • 04:00 (米) 10月月次財政収支 (前回-1246億ドル 予想-2880億ドル)
  • 04:00 (メキシコ) メキシコ中銀・政策金利公表 (現行4.25% 予想4.25%)
  • バイデン氏・菅総理電話会談
  • ECB経済報告

11月12日の相場見通し

昨晩は、米国がコロンバスデーの休場、主だった経済指標の発表もなく、比較的堅調だった株価にも、ラガルドECBB総裁が、12月の追加金融緩和に言及したこと、英国とEUのFTA交渉が、期限とされている11月中旬には間に合わない見通しが示されたことで、直近のリスクオン相場に、巻き戻しのドルの買いが優勢となりました。

経済指標としては、日本では、10月国内企業物価指数、9月機械受注と第三次産業活動指数、英国では、9月月次と第3四半期GDPの速報値、9月鉱工業・製造業生産指数、ユーロ圏では、独10月消費者物価指数・改定値とユーロ圏9月鉱工業生産、米国では10月消費者物価指数と週間新規失業保険申請件数が注目です。

経済指標に対する市場の関心が低下していますが、英国のGDPなどは、新型コロナウイルスの再拡大もあって、弱い結果が見えた場合、ポンド相場の上値を押さえそうです。

一方ECBフォーラムが開催中ですが、昨日に続いてラガルドECB総裁、ベイリー英中銀総裁、 パウエルFRB議長が講演します。三大中銀の総裁が発言することで、各国の今後の金融政策の対するスタンスに、温度差が見えた場合、ドル相場に影響を与える可能性に注目しましょう。

また、引き続き新型コロナワクチンの感染拡大状況、ワクチン関連の報道、米大統領選に関連したニュースなどにも注意を払っておきましょう。

11月12日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ドル円

  • 予想レンジ: 104.90~105.90
  • 基本戦略: 戻り売場探し
  • 予想時間:09:18 予想時レート: 105.45

上値を日足の雲の上限に抑えられて、調整が103.18まで拡大もこれを維持して、急反発となっている。上値は日足の横ばいとなる雲を若干超える動きとなっているが、騙しのリスクもあって、106円が上値を抑えると更なる上昇は不透明。106.11の戻り高値を超えて106.50のサイコロジカル、106.55の戻り高値を超えて106.95-107.05なども視野となるが、107.54や108.17の戻り高値を順次超えるまでは、完全なあく抜けは見えない。

一方下値は、スロー・ストキャスティクスの反転もあって、もし、105円が支えると相当強いが、104.82の戻り安値を割れると、日足の基準線と転換線が位置する104.43-65ゾーン、窓の下限となる103.76などが支えると堅調が続く。あくまで、103.18の安値や103円のサイコロジカルをしっかりと割れて101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。

デイの戦略としては、案外しっかりとしていることで、買いとの思惑もあるだろうが、ドル円は、上げる時はスピードが遅く、下がる時は早いので、ここは辛抱の売り狙いを考えたい。本日は慎重に106円方向への上昇を売り上がって、ストップは106.11越え。また超えても106.55をストップに、106円ミドルまでは売り直しとなる。ターゲットは、もし105円が維持されると利食わなければならないが、104.82を割れるなら104円ミドルではしっかりと利食っておきたい。またこの位置は一応デイでは支えられる可能性もあって、買いも検討されるが、ただ105円が上値を逆に抑えるなら利食いで、ストップは不透明感が残るが、一旦104円割れとしておきたい。その場合104円前半まで買い下がりも検討するが、ともかくこういった下落では、戻りではしっかりと利食っておくことを勧める。

ユーロポンド

  • 予想レンジ: 0.8880~0.8970
  • 基本戦略: 押し目買い
  • 予想時間:09:34 予想時レート: 0.8909

ユーロポンド相場は、0.8866を下値に反発が、0.9292でCapされて、調整が0.8861まで再拡大している。ただ、この位置は0.8671の安値からのマイナー・サポートの位置で、スロー・ストキャスティクスも反転気味で更に突っ込み売りは推奨できない。

ただ、上値は0.8945-82の窓の上限が抑えると弱く、超えても0.9005の基準線、0.9049-55前後に控えるレジスタンスが抑えると弱い。また超えても0.9079-87に控える雲、0.9106-08の戻り高値などの上値抜けは不透明で、0.9149-65の戻り高値を超えて、0.9181、0.9220や0.98292を超えて0.94方向への上昇期待だが、0.9498の高値を前に、上抜けは不透明となる。

一方下値は0.8862の安値を維持できない場合、0.88前後のサイコロジカル、0.8671の戻り安値を割れると相場が崩れ、0.8600までターゲットとなるので注意しておきたい。

デイの戦略としては、ECBの利下げ思惑で、ポンドが対ユーロでビッド気味だが、FTA交渉は難航しており、もし合意があっても一部に留まる可能性からは、ポンドを更に買う気はない。今日はまず押し目買い狙いで、0.8862割れをストップ、0.8872-92ゾーンでの慎重に買い狙い。また割れても0.8850前後から0.88までは買い下がって、ストップは、0.8768割れとしたい。ターゲットは、0.8920前後が抑えると利食い優先も、超えると0.8940-70ゾーンではしっかりと利食いたい。

また売りは、0.9000-20ゾーンがあれば売りを狙って、ストップは0.9055越え。ターゲットは、逆に0.8920-40が支えると利食い優先となる。