【2020年9月10日】ECB理事会で荒れた動き

おはようございます。だいまんです。

2020年9月10日の相場分析です。

昨日のマーケット

昨日の市場は、ドルの買い戻しが優勢でスタートも、米国株の大幅反発を受けてリスク・オフの動きに巻き戻しが優勢で引けました。ドル円は105.79から106.27の小動きが続き、ユーロドルは1.1753を安値に、ECB関係者筋の話として「ECB当局者は経済見通しへの自信を深めている」との報道を受けて、1.1834まで買い戻されました。また、ポンドドルも、1.2885を安値に、英国の「国内市場法案」を受けて、EUに離脱に関する交渉の一時停止を求めないとの報道を受けて、1.3024まで反発しています。一方クロス円では、リスク・オフの巻き戻しから、ユーロ円が124.43の安値から125.64、ポンド円が136.75から138.37まで買い戻しが優勢となっています。

9月10日の注目材料

  • 08:01 (英) 8月英RICS住宅価格指数 (前回12 予想25)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回-1151億円)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回-5905億円)
  • 08:50 (日) 7月機械受注 [前月比] (前回-7.6% 予想2.0%)
  • 08:50 (日) 7月機械受注 [前年同月比] (前回-22.5% 予想-18.2%)
  • 未 定 (中) 8月マネーサプライ M2 (前年比) – 2020/8 (前回10.7%)
  • 未 定 (中) 8月人民元建て新規融資 (前回9927億人民元)
  • 未 定 (中) 8月人民元建て融資残高 [前年比] (前回13%)
  • 未 定 (中) 8月社会融資総量 (前回16940億人民元)
  • 15:45 (仏) 7月鉱工業生産指数(前月比) (前回12.7% 予想4.9%)
  • 20:45 (ユーロ圏) 欧州中央銀行・政策金利公表 (現行0.00% 予想0.00%)
  • 20:45 (ユーロ圏) スタッフの経済見通し公表、
  • 21:30 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁・定例記者会見
  • 21:30 (米) 8月卸売物価指数 [前月比] (前回0.6% 予想0.2%)
  • 21:30 (米) 8月卸売物価指数 [前年同月比] (前回-0.4% 予想-0.4%)
  • 21:30 (米) 8月卸売物価指数・コア指数 [前月比] (前回0.5% 予想0.2%)
  • 21:30 (米) 8月卸売物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回0.3%)
  • 21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回88.1万件 予想83.0万件)
  • 21:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回1325.4万人)
  • 23:00 (米) 7月卸売在庫 [前月比] (前回-1.4% 予想-0.1%)
  • 23:00 (米) 7月卸売売上高 [前月比] (前回8.8%)
  • 00:00 (米) 週間原油在庫 (前回-936.2万バレル)
  • 01:30 (加) マックレム加中銀総裁ビデオ講演
  • 02:00 (ユーロ圏) ラガルドEC総裁講演(独連銀イベントでオンライン)
  • 02:00 (米) 30年物国債入札(230億ドル)

9月10日の相場見通し

昨日も株価の動きに相場が一喜一憂する展開でしたが、本日は注目のECB理事会が開催されます。この結果次第で、ドルが大きな動きを示すか注目しましょう。

ECB理事会では、今回は政策の変更は特別想定されていません。これ自体は織り込みですので、影響は少ないですが、同時にECBスタッフの経済見通しが公表されます。前回は、コロナ騒動の真っ最中でしたので、今回は見通しの引き上げが想定されています。タカ派的な見方がユーロ相場を支えるか注目となりますが、一方でECB高官によるユーロ高懸念発言が、直近のユーロ相場を押さえています。ラガルドECB総裁の定例記者会見などで、こういった見方が否定される可能性もありそうです。ECB理事会が、ユーロ相場の買い戻しにつながるか注目しましょう。その他経済指標としては、日本の7月機械受注、中国の8月融資残高、仏7月鉱工業生産指数、南アの第2四半期経常収支、7月金・鉱工業生産と製造業生産、米国では、8月卸売物価指数、週間新規失業保険申請件数、7月卸売在庫・卸売売上高が公表されます。

経済指標に対する関心度が低下していますが、米国の週間新規失業保険申請件数の結果樹次第では、相場が一定の反応を示す可能性には注意しておきましょう。
その他新型コロナウイルス関連、米中関係や米大統領選挙に関する報道、株価の荒れた動きなども、注視して対応しましょう。

9月10日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ドル円

  • 予想レンジ:105.50~106.50
  • 基本戦略:逆張り
  • 予想時間:06:00 予想時レート:106.18

下値を105.10-20で支えて、反発が日足の雲の中に突入も鈍い動きが続いている。上値は106.51-55の戻り高値を超えて、降りて来る日足の雲の上限となる107.02が視野となるが、こういった位置が上値を押さえると上値追い出来ない。あくあまで107.05を超えて、107円ミドル方向、107.54の戻り高値を超えて、108円のサイコロジカルが視野となるが、それでも108.17の戻り高値を超えるまではあく抜け感は出ない。

下値は日足の雲の下限が105.66まで落ちることで、総じて105円ミドルが支えるとサポートから堅調だが、105.10-20や105円をしっかりと割れると104円ミドルまでターゲットとなる。ただこれも維持では、直ぐに下落は進まないが、こういった下落があった場合、上値が相当重くなりそう。最大のリスクは104.19割れとなることは変わらない。

デイでは、ECB理事会でドルが荒れても、ドル円が大きな動きとなる可能性は低そう。引き続き逆張り的な戦略が検討される。上値は、106.50方向への上昇があれば、売りを狙って、このストップは106.55越え。超えても106円後半から107円までは売り直しで、このストップは、一旦107.05越えて対応したい。またこの位置を超えても順張りは止めて、108.17をストップに、再度107円ミドル、107円後半と売り上がりとなる。

一方下値は、106円が維持すると強い可能性があることで、106円前後を買っても、105.79や105.59をストップとするか、105.50前後、105.30まで買い下がっても、ストップは105.10-20割れとなる。 またこういった下落があった場合、106円前後が上値を抑えるなら利食いを優先しておきたい。

ユーロドル

  • 予想レンジ:1.1700~1.1900
  • 基本戦略:大きめの動きで逆張り
  • 予想時間:06:00 予想時レート:1.1807

反発を1.2011でCapされて、調整が昨日指摘した1.1754-65ゾーンに到達も、これを維持している。ただ、未だスロー・ストキャスティクスは下落傾向を維持しており、直ぐに下値を拡大せずとも、上値が1.1849-65ゾーンの戻り高値圏が抑えると弱く、日足の基準線と転換線が1.1862-82ゾーンに控えており、こういった位置から1.1900-30、1.1950前後や1.20が再度、上値を抑えるなら上値追いは出来ない。あくまで1.2011を超えて、1.2055-90、1.2167の月足の雲の上限がターゲットとなる。

一方下値は、昨日の安値1.1753が次のチェック・ポイントとなるが、この維持では、揉み合い気味も、割れると急上昇を支えるサポート割り込むこととなり、1.1695の戻り安値まで割り込むと相場の転換が確認される。その場合、パラレル・サポートとなる1.16前後、更に割れるとそれ以前の高値1.1495から1.1422ゾーンが視野となるが、日足の雲が重なり買いが入り易い。またもし割れても1.12-1.14ゾーンは、揉み合いを経たゾーンで、こちらも買いが入り易いだろう。あくまで1.1168の戻り安値を割れるまでは、堅調相場が続くと見たい。

本日は、ECB理事会の結果次第で、相場が荒れる可能性があるので注意が必要となるが、既にユーロ高けん制や強い経済見通しが発表されるとの思惑は織り込んでいることで、こういった面が明らかになっても、織り込み済みで、逆の反応となるリスクがあることは注意しておきたい。

戦略としては、大きな動きが見えた場合に逆張りが検討される。上値はまず1.1866の高値をストップに、1.18ミドルへの反発で売り狙い。また超えても1.1930をストップに、1.19までの反発では売り直して考えたい。ただ、こういった反発の利食いは、1.1785-95などが維持されると買い戻しとなる。あくまで1.1752を割れて、1.17前後がターゲットとなるが、本日こういった下落には、よほどショックなニュースが必要となりそうだ。また買い戦略は、1.1753を守る動きが続くならこれをストップに、手前で買いとなるが、それでも1.18ミドルが抑えると利食い優先が良い。また割れるケースからは、次のポイントが1.1696となることで、これを前に1.17前半を買い下がっても、割れるとトレンドが崩れることで、倍返しも検討される。その場合のターゲットは、1.16ミドルを前にしっかりと利食いながら対応したい。