株価の動きが最大の頂点【2020年9月9日】

株価の動きが最大の頂点【2020年9月9日】

おはようございます。だいまんです。

2020年9月9日の相場分析です。

昨日のマーケット

昨日は、海外市場の軟調な株価を受けて、リスク回避のドル買いが優勢となった。
休暇明けのNYダウは、米中対立懸念やテスラ株が21%の大きな下落となったことで、668ドル安まで下落、ナスダック総合指数も4%越えの下落となった。

ドル円は、105.86まで値を下げたが、小動きが続き、ユーロドルは、第2四半期GDP確定値は、予想や速報より若干改善したが1.1766まで売りに押され、ポンドドルも、ショルツ独財務相が「ブレグジット合意へ期待が持てない」との見解を示したこともあって、英・EU通商協議の不透明感が再燃。1.2986まで下落した。また、欧州通貨の下落で、ユーロ円が124.70、ポンド円は137.69まで調整が深まった。

9月9日の注目材料

  • 07:45 (NZ) 第2四半期製造業売上高 [前期比] (前回0.0%)
  • 09:30 (豪) 9月ウエストパック消費者信頼感指数 (前回79.5)
  • 10:00 (NZ) 9月NBNZ企業信頼感 (前回-42.4(-41.8))
  • 10:30 (中) 8月生産者物価指数 [前年同月比] (前回-2.4% 予想-1,9%)
  • 10:30 (中) 8月消費者物価指数 [前年同月比] (前回2.7% 予想2.4%)
  • 10:30 (中) 8月消費者物価指数 [前月比] (前回0.6% 予想0.4%)
  • 21:15 (加) 8月住宅着工件数 (前回24.56万件 予想22.00万件)
  • 23:00 (加) カナダ銀行・政策金利公表 (現行0.25% 予想0.25%)
  • 23:00 (米) 7月JOLTS 求人件数 (前回58.89百万人)
  • 02:00 (米) 10年物国債入札(350億ドル)

9月9日の相場見通し

昨晩は、大きくNY株が調整しているが、アストロ的な火星の逆行が影響しているのか?不透明だが、一部では、このNY株価の下落は、直近の強い上昇の調整の範囲と指摘する向きもありますが、ただ、歴史的は、ブラックマンデーやリーマンショックなど、季節的にNY株に売りが出易い時期です。まだまだ調整のリスクが残っていることは、留意して対応しましょう。
本日の材料としては、アジア時間は、NZ第2四半期製造業売上高と9月NBNZ企業信頼感、豪9月ウエストパック消費者信頼感指数、中国の8月生産者・消費者物価指数が発表されます。結果の強弱で、オセアニア通貨に動きが出る可能性はありますが、現状は戻ってもやれやれの売りが出やそうです。

一方海外では、カナダ中銀の政策金利の発表意外大きな材料はありません。またカナダ中銀も現状は政策を動かす可能性は低く、こちらの影響も限定されそうです。その他新型コロナウイルス関連のニュース、米中関係や米大統領選挙にがらみの報道に対する市場の関心度が低下していますが、サプライズ的な悪いニュースや株価の動向には、細心の注意を払って対応しましょう。  

9月9日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ユーロ円

  • 予想レンジ:124.00~125.50
  • 基本戦略:突っ込みは避けて、戻り売り狙い
  • 予想時間: 09:45 予想時レート:124.76

堅調に上値拡大も一旦126.76と127.08の高値がダブル・トップ気味となり、調整気味となっている。上値は既に、125.65-126.32ゾーンが日足の基準線や転換線と絡めて、抑えると弱い形となりそうだ。

一方下値は、ネック・ラインとパラレル・サポートが重なる124.33-42ゾーンを維持できるか、割れるか大きな焦点となる。スロー・ストキャスティクスが若干下落を見せており、もし123.85も割れると次の戻り安値圏となる122.84-123.34が視野となる。また将来的に日足の雲が123.04-124.45ゾーンに切り上がりを見せることで、サポートと絡めてもこういった位置から122円前後までは買いが入り易い。 ただ、121.45-50まで割れると、調整が深まるので注意となるが、それでも120円のサイコロジカルは当面守られると見たい。

デイでは、突っ込みは避けて、125.00-30、125.50への戻りがあれば売り狙いで、できればストップを遠目の126.03越えにおいて、126円方向まで売り上がれればなお良い。ターゲットは、現状の安値と重なる124.33-40前後が守られると利食い優先。割れても124円前後からは利食いを探しておきたい。また124円前後の維持では買っても、123.85割れをストップ。できれば123円ミドルから慎重に123円と買い場を探す方が安全となる。この買いのストップは122.85レベルで、またこういった下落では、124.33-42ゾーンが逆レジスタンスとなるなら、利食いを優先しておくのが安全となる。 

株価の動きが最大の頂点【2020年9月9日】

ポンド円

  • 予想レンジ:137.00~139.00
  • 基本戦略:突っ込みは避けて戻り売り
  • 予想時間:10:00 予想時レート:137.42

ポンド円は堅調な上昇も高値圏となる144.97や147.97を前に、一旦142.72で高値つき気味となって、指摘した139.75-140.22の戻り安値圏を割り込み、本日137.76-138.35のそれまでの揉み合いの下限で、長期のサポートを割り込む下落となっている。このサポートの下方ブレイクは大きなマイナスで、スロー・ストキャスティクスも下落傾向を強く示しており、今後この下値に控える日足の雲ゾーンとなる135.46-136.60ゾーン、更に135円まで割れると133.70-134.35ゾーン、133円までターゲットとなるので注意。ただ、こういった位置も買いが入り易いが、このリスクは131.78の安値割れとなる。

一方上値は、既に下落がスタートした139.60-140円が上値を抑えると重く、超えても142円まではやれやれの売りが出易い。

デイのトレードとしては、突っ込み売りはやはり難しく、戻りを待って売る形。138.00-40、139円前後、139.50前後まで、段階的に売り場を探して、ストップは140.10越えで対応したい。ターゲットは、現状の安値137円を守るなら買い戻し優先が安全で、また早期にこういった維持を確認できれば買いからも検討課題となる。ただ、割り込むなら止めて、サイコロジカルな136円ミドル、136円としっかりと利食いで、またこういった位置の買いは、できれば135円ミドルまで買い下がって、ストップは135円割れで対応できればベターとなる。 またこういった買いは、既に138円が上値を抑えると利食い優先が安全となる。

株価の動きが最大の頂点【2020年9月9日】