FOMC後の傾向に注目【2020年9月14日週】

こんにちは。YEN蔵です。

今週の相場振り返りです。

今週(9月14日週)の振り返り

今週はここまで106.12オープン、高値は106.18、安値は104.53ととなり104円台後半で推移しています。サポートされていた105円付近が下抜けして下落が加速しています。

今週は15~16日にFOMCが開催され、8月27日に導入した平均インフレ率などを声明文やフォワードガイダンスに導入するのか、ゼロ金利がいつまで継続するかなどが注目されFOMCに向かってドル安株高の流れとなり、ドル円も14日に105円台中盤まで下落しました。

FOMC前からドル円は節目の105円を割って104.80付近まで下落しました。FOMCでは予想通り声明文に平均2%のインフレ率を目指す過程で2%超のインフレ率でもしばらく政策金利の現状維持を目指すAIT(アベレージ・インフレ・ターゲット)の言及がありました。

FOMCの結果発表後はドル高、株安となりドル円も一時105円台前半に上昇する局面がありましたが、再び104円台後半に下落しています。

注目ポイント

前評判通り菅政権が誕生しました。菅政権の為替に関するスタンスはまだ不明ですが、一つヒントがあるとすれば依然発表された菅官房長官時代のインタビューがあります。

2016年の日経新聞の記事では当時の菅官房長官は為替に関してはしっかりリスク管理をするといった円高に対しては行動するといった意味の発言をしています。市場は新政権のスタンスを試すわけではないでしょうがタイミングよく円高の洗礼を浴びせてきました。

改革や官庁の縦割り行政に対して行政改革を標榜する菅政権ですが、104円台にドル安円高が進む局面では過去において何回か官邸、日銀、財務省の3者会談が開催されて、円高に対するけん制の効果もありました。

菅政権でもそのような会談が開催され円高に対する関係当局の連携があるのかがまずは注目されます。

また今年に入り定例のFOMCの開催とドルの動きには特徴があります。今年のFOMCは11回開催されました。

しかしこのうち予定されていたものは1月28~29日、4月28~29日、6月9~10日、7月28~29日、9月15~16日の5回です。

いずれのFOMCでも事前にドル売りの流れとなり、その後は数日してドル高に反転する傾向になっています。今回もFOMCの前には緩和政策を声明などに織り込むことやゼロ金利の長期維持を期待してドル安、株高の流れとなりました。

ここまでの動きは過去4回の動きと同じでしたが、今回もこの後にドル高に反転するのかが注目されます。

ドル円の予想

ドル円は104.53まで下落しました。7月31日に示現した104.20以来の104円台で推移しています。

月間ピボットで見ると今月のピボットは106.02で、このレベルで推移していましたが、9月14日に完全に下抜けしピボットのサポート1の105円付近も下抜けしています。サポートの2が104.07付近に位置しています。このレベルは7月の安値104.20、節目の104とともに注目されるレベルとなっています。

オシレーター系のRSI(パラメータ7)を見ると22.37%まで低下してきています。RSIを見るとそろそろ安値圏を示唆しています。8月の戻り高値106.95を起点としたフィボナッチエクステンション1.618倍は103.75付近に位置しています。

これらを考慮すると104円付近は中期的にみて重要なサポートとなっており、ここを一気に下抜けするとは思えません。

短期的には本日のデイリーピボットが104.80に位置し、ピボットのサポート1が104.50、レジスタンス2が105.10に位置しています。104.50付近がサポートできないと104円付近を試す展開が考えられます。

一方で105.10~20付近を上抜けできれば105.50付近への反発を予想します。

本日は米国の株式市場がメジャーSQで株価の動きが注目されます。FOMC後の米国株は下落が続いていますが、大きく下落するようであればドル高でも円高という流れになるので注意が必要です。また日本が21日、22日連休となり流動性が低下する中で円高が進んだ場合は104円を試す展開もあるので、今晩のニューヨーク市場の動きは注目されます。

また本日のニューヨークカットで期日を迎えるオプションが105.25、105.50に、105.90には22日のニューヨークカットで期日を迎えるオプションがあります。これらのオプションの影響でこれらのレート前後はもみ合いも予想されます。

チャートはTradingViewを利用しています

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