【2021年1月15日】週末要因はリスクオンの巻き戻し

2021年1月15日週末要因はリスクオンの巻き戻し

おはようございます。だいまんです。

2021年1月15日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、まちまちの展開。バイデン次期大統領の経済対策が大規模となる報道が相次ぎ、NYダウが163ドル高まで上昇したが、米週間新規失業保険申請件数が96.5万件と予想を大幅に上回ったこと、最終的に追加の経済対策が1.5兆ドル規模に限定されるとの見方からマイナス圏に沈んだ。パウエルFRB議長は、「最大雇用にはほど遠い。世界的に需要が不足している」、「今は出口戦略について話す時期ではない」とハト派的な発言を続け、ドルの上値を抑えたが、一方で、米10年物国債利回りが、1.13%に迫る上昇となり、ドルの下値を支えた。

ドル円は、パウエル発言を受けて103.57まで下落、ユーロドルは、ECB理事会議事録で「為替レートの上昇リスクについて、インフレ見通しに悪影響を及ぼす可能性があるという懸念」が表明されたことや伊政局不安を材料に、1.2111まで売りに押された後、1.2178まで一時反発、ポンドドルは、英中銀のマイナス金利導入期待の後退などが改めて意識されて、1.3621から1.3711まで反発した。

一方クロス円では、ユーロ円が126.53から125.93まで売りに押され、ポンド円は142.25から141.78で上下、オージー円は85.57から80.86、NZD円は74.73から75.05、カナダ円は81.92から82.20での狭いレンジでの推移に留まった。

1月15日の注目材料

  • 06:45 (NZ) 12月Eカード小売業販売高 [前年比] (前回1.4%)
  • 06:45 (NZ) 12月Eカード小売業販売高 [前月比] (前回0.1%)
  • 06:45 (NZ) 11月住宅着工許可件数 (前回8.8%)
  • 06:45 (NZ) 12月食品価格指数 (前回-0.9%)
  • 未 定 (韓) 韓国中銀・政策金利公表 (現行0.50%)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回-2916億円)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回-855億円)
  • 09:30 (豪) 11月居住用住宅ローン [前月比] (前回0.8%)
  • 09:30 (豪) 11月投資用住宅ローン [前月比] (前回0.3%)
  • 10:30 (中) 12月住宅価格指数 [前年比] (前回4%)
  • 13:30 (日) 11月第三次産業活動指数 [前月比] (前回1.0% 予想0.3%)
  • 16:00 (英) 11月月次GDP [前月比] (前回0.4% 予想-4.8%)
  • 16:00 (英) 11月鉱工業生産指数 [前月比] (前回1.3% 予想0.4%)
  • 16:00 (英) 11月鉱工業生産指数 [前年同月比] (前回-5.5% 予想-4.2%)
  • 16:00 (英) 11月製造業生産指数 [前月比] (前回1.7% 予想1.0%)
  • 16:00 (英) 11月商品貿易収支 (前回-119.99億ポンド 予想-109.76億ポンド)
  • 16:00 (英) 11月貿易収支 (前回-17.38億ポンド 予想-16.18億ポンド)
  • 16:45 (仏) 12月消費者物価指数・改定値 [前月比] (前回0.2% 予想0.2%)
  • 16:45 (仏) 12月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回0.0% 予想0.0%)
  • 16:45 (仏) 11月財政収支 (前回-1599億ユーロ)
  • 19:00 (ユーロ圏) 11月貿易収支・季調済 (前回259億ユーロ 予想220億ユーロ)
  • 19:00 (ユーロ圏) 11月貿易収支・季調前 (前回300億ユーロ)
  • 22:30 (米) 12月小売売上高 [前月比] (前回-1.1% 予想0.0%)
  • 22:30 (米) 12月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回-0.9% 予想-0.2%)
  • 22:30 (米) 12月卸売物価指数 [前月比] (前回0.1% 予想0.4%)
  • 22:30 (米) 12月卸売物価指数 [前年同月比] (前回0.8% 予想0.7%)
  • 22:30 (米) 12月卸売物価指数・コア指数 [前月比] (前回0.1% 予想0.1%)
  • 22:30 (米) 12月卸売物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回1.4% 予想1.3%)
  • 22:30 (米) 1月NY連銀製造業景気指数 (前回4.9 予想5.6)
  • 23:15 (米) 12月鉱工業生産 [前月比] (前回0.4% 予想0.4%)
  • 23:15 (米) 12月設備稼働率 (前回73.3% 予想73.5%)
  • 00:00 (米) 11月企業在庫 [前月比] (前回0.7% 予想0.5%)
  • 00:00 (米) 1月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値 (前回80.7 予想80.0)
  • 00:00 (米) 1月ミシガン大学消費者信頼感指数/現況指数・速報値 (前回91.8)
  • 00:00 (米) 1月ミシガン大学消費者信頼感指数/期待指数・速報値 – 2021/1 (前回74.7)
  • 独キリスト教民主同盟(CDU)党大会(16日まで)
  • 米3年(248億ドル)、10年物国債(366億ドル)償還
  • 米企業決算:JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、チャールズ・シュワブ、PNCファイナンシャル・サービシズ・グループ

1月15日の相場見通し

昨晩は、株価やパウエル発言、バイデン新政権の経済対策の思惑で、相場が揺れましたが、基本的に保合の範囲の展開に留まりました。

本日は週末もありますが、バイデン新政権の追加経済対策の発表で、相場が揺れるかもしれません。また、経済指標の発表も多いですが、米長期金利の動きや株価の動きにも注目して対応しましょう。

経済指標としては、NZでは12月Eカード小売業販売高、11月住宅着工許可件数と12月食品価格指数、豪州では、11月居住用・投資用住宅ローン、中国12月住宅価格指数、英国では、11月月次GDP、11月鉱工業・生産指数、11月貿易収支、ユーロ圏では、12月消費者物価指数・改定値とユーロ圏11月貿易収支、米国では、12月小売売上高と卸売物価指数、1月NY連銀製造業景気指数、12月鉱工業生産・設備稼働率、11月企業在庫と1月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表されます。

経済指標に対する関心度が低下していますが、米国では長期金利が上昇しています。弱い経済発表が、米金利の低下につながるか注目しましょう。

その他、米国債の償還が予定されています。東京時間では、利払いなどの円転が出る可能性がありますので、仲値に向けたドル円の動きは注意です。

独キリスト教民主同盟の党大会は、16日までですので、何か悪いニュースが出ない限り影響は少なそうです。また米株に関しては、決算発表が本格化します。良い決算が想定されているだけに、予想を下回る結果は注意です。

1月15日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ドル円

  • 予想レンジ: 103.20~104.05
  • 基本戦略: 戻り売り
  • 予想時間:09:29 予想時レート: 103.74

上値を日足の雲にCapされて、下落が102.59まで拡大も、下値を支えて一時反しているが、引き続き日足の雲が上値を押さえている。ただスロー・ストキャスティクスが、若干反転気味となっており、当面もみ合いの範囲に留まる可能性に注目したい。現状の相場が、102円ミドルで支えて、104円ミドルまで反発していることで、このレンジの中心が103円ミドルであれば、103-104円で揉み合い気味となるか注目したい。

ただ、上値は、引き続き日足の雲が、104.32-65ゾーンに本日位置しており、このCapでは弱い。こういった位置から104.58-76ゾーンの戻り高値円を超えて、105.13-16の戻り高値、105.68の戻り高値を超えて、一定の上昇期待となるが、106円のサイコロジカルは、過去の相場の上下を司るネック・ラインとなっており、このCapでは、引き続き上昇もおぼつかない。更なる上昇には、106.11の戻り高値を超える必要があるが、その場合も106.50のサイコロジカル、106.55の戻り高値を超えて106.95-107.05なども視野となるが、上抜けは不透明で、107.54や108.17の戻り高値を順次超えるまでは、完全なあく抜けは見えない。

一方下値は、103.49-59の基準・転換線の維持では良いが、割れると103円前後が視野となるが、支えられると更に突っ込み売りは出来ない。102.96や102.59の安値を割れて、102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。

デイの戦略としては、104.20や104.40の戻り高値を睨んで、104円方向への上昇では売って、ターゲットは、103.53-57の戻り安値の動向次第。維持では買い戻しも、その後104円を越えないようなら、売り直して、ターゲットはあくまで103円ミドルをしっかりと割れて、103円前半では利食いとなる。またこの位置の買いは、102.96をストップとするか、思い切った更に102円後半を買い下がるなら、ストップは102.59割れ。また騙しも考慮するなら、102.50のクリアな下方ブレイクも検討される。ただ、こういった下落での利食いは、逆に103.50-60、104円が抑えると利食い優先となる。

2021年1月15日週末要因はリスクオンの巻き戻し

豪ドル円

  • 予想レンジ: 80.00~81.00
  • 基本戦略: 押し目買い
  • 予想時間:10:02 予想時レート: 80.66

豪ドル円は、下値を73.98と73.14で、ダブル・ボトムで支えて上昇が80.93まで堅調に拡大。既にスロー・ストキャスティクスは、ダイバージェンスで参考にはならないが、今後も堅調な展開が続くか注目される。上値は81円から83円などのサイコロジカルを順次こなして、83.90-84.55の戻り高値圏まで視野となるが、引き続き上抜けは不透明となる。

一方下値は、転換線の79.96,基準線の79.15が支えると上昇サポートから強いが、維持できない場合、79.15-96が視野となるが、日足の雲上限が絡み、77.50を割れても76.54-771.12に雲の下限が位置しており、買いが入り易い。ただ維持できない場合、75.73-76.09、75.41の安値まで割れると74.57-75.08の戻り安値圏、73.62-74.08まで視野となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ない。リスクは73.14を維持出来ずに、72.54の安値まで割れるケースで、その場合過去の揉み合いゾーンとなる67.30-70.18ゾーンまで視野となるが、フィボナッチ・リトレースメントや日足のサポートと合わせても良い位置となる。リスクはこれを維持できないケースだが、それでも64.41、62.76の戻り安値を割れるような調整は、現状あまり想定していない。

デイの戦略としては、上値追いは厳しいが、60分足のサポートからは80.40前後が維持されるなら買いだが、80.27や80円を割れるなら止めるスタンス。またターゲットは80.93や81円が抑えるなら利食いとなる。ただ、週末ということで利食いも入り易いので、この位置の買いは積極的ならの前提で、様子見なら80円を割れる動きから買い場を探したい。 79.50-80、79円前半まで買い下がって、ストップは78.85割れとしたい。ターゲットはただ、こういった下落の場合、80.00-20が抑えると利食い優先が安全となる。

2021年1月15日週末要因はリスクオンの巻き戻し