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おはようございます。だいまんです。
2021年12月23日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、クリスマス休暇で参加者が減少する中、欧米株価が堅調を維持したことで、リスクオフ相場の巻き戻しが続いた。米経済指標としては、11月中古住宅販売件数が予想を下回るも、第3四半期GDP・個人消費の確定値やコンファレンス・ボードの12月消費者信頼感指数が良好となったことFDAが、ファイザーのコロナウイルス飲み薬「パクスロビド」を緊急許可したことも株価を支えた。
ドル円は、米10年物国債利回りが、1.448%から1.481%まで上昇したこともあって、一時114.37まで値を上げ、ユーロドルが1.1343、ポンドドルが1.3363まで買い戻された。尚英第3四半期GDP・改定値は、前期比で予想を下回ったが、前年同期比で予想を上回り、影響は限定された。一方クロス円では、ユーロ円が129.50、ポンド円が152.59、オージー円は82.48、NZD円は77.91、カナダ円は88.96まで値を回復した。
12月23日の注目材料
- NY債券市場・短縮取引
- 未 定 (日) 黒田東彦日銀総裁講演(日本経済団体連合会審議員会)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回4570億円)
- 08:50 (日) 週間分対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回-6029億円)
- 14:00 (日) 10月景気先行指数・改定値 (前回102.1)
- 14:00 (日) 10月景気一致指数・改定値 (前回89.9)
- 16:00 (独) 11月輸入物価指数 [前月比] (前回3.8% 予想1.0%)
- 16:00 (独) 11月輸入物価指数 [前年同月比] (前回21.7% 予想22.3%)
- 22:00 (米) 11月建設許可増減率・改定値 [前月比] (前回4.2%)
- 22:30 (加) 10月月次GDP [前月比] (前回0.1% 予想0.8%)
- 22:30 (加) 10月月次GDP [前年同月比] (前回3.4% 予想3.6%)
- 22:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回20.6万件 予想20.3万件)
- 22:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回184.5万人)
- 22:30 (米) 11月個人所得 [前月比] (前回0.5% 予想0.5%)
- 22:30 (米) 11月個人消費支出 [前月比] (前回1.3% 予想0.5%)
- 22:30 (米) 11月個人消費支出・デフレーター [前年同月比] (前回5.0% 予想5.7%)
- 22:30 (米) 11月個人消費支出・デフレーター [前月比] (前回0.4% 予想0.4%)
- 22:30 (米) 11月個人消費支出・コアデフレーター [前年同月比] (前回4.1% 予想4.5%)
- 22:30 (米) 11月耐久財受注 [前月比] (前回-0.5%(-0.4%) 予想1.5%)
- 22:30 (米) 11月耐久財受注・除輸送用機器 [前月比] (前回0.5% 予想0.6%)
- 00:00 (米) 12月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値 (前回70.4 予想70.4)
- 00:00 (米) 12月ミシガン大学消費者信頼感指数/1年先インフレ見通し・確報値 (前回4.9%)
- 00:00 (米) 12月ミシガン大学消費者信頼感指数/5年先インフレ見通し・確報値 (前回3%)
- 00:00 (米) 12月ミシガン大学消費者信頼感指数/現況指数・確報値 (前回73.6)
- 00:00 (米) 12月ミシガン大学消費者信頼感指数/期待指数・確報値 (前回63.5)
- 00:00 (米) 11月新築住宅販売件数 [年率換算件数] (前回74.5万件 予想77.0万件)
- 00:00 (米) 11月新築住宅販売件数 [前月比] (前回0.4% 予想3.4%)
- 02:00 (米) 11月ダラス連銀・PCE価格指数 (前回4.2%)
- プーチン露大統領・記者会見
12月23日の相場見通し
昨晩も株価が底堅く推移したことで、市場に安心感が戻っていますが、明日は、主だった海外市場が、短縮取引やクリスマスの振替休場となります。この状況で更にリスク志向の動きを強める可能性は低く、逆に参加者が減少していることで、何かニュースが出た場合、急激な動きとなり易いので、慎重に対応しましょう。
経済指標としては、日本の10月景気先行指数・改定値、独11月輸入物価指数、加10月月次GDP、米国では、週間新規失業保険申請件数、11月個人所得・個人消費支出、11月耐久財受注、12月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値、11月新築住宅販売件数やダラス連銀・PCE価格指数などが発表されます。
注目としては、カナダのGDPは、月次ですが強弱が見えれば、一定の動きはありそうです。焦点は、米国指標となりますが、クリスマス・ムードで反応は出難いかもしれません。一応個人所得・個人消費支出は、既に昨日のGDPで結果は一定の織り込みとなりそうですが、週間新規失業保険申請件数は結果の強弱次第、注意はミシガン大学消費者信頼感指数のインフレ見通しの数値で、1年先の見通しは、前回4.9%となっていますが、これが強い結果となった場合、短縮取引の米債券市場で、思わぬ長期金利の上昇があるかもしれません。昨日は、ドルに売り戻しが強まりましたが、こういった面が、ドルを下支えする可能性に注意しておきましょう。
その他、プーチン露大統領の記者会見では、どういった話が出るかは不透明ですが、ウクライナ情勢などで、強硬姿勢が見えた場合、相場に悪影響を与える可能性があることは、留意しておきましょう。
12月23日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ドルカナダ
- 予想レンジ:1.2800~1.2900
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:07:31 予想時レート:1.2841
下落を1.2288で維持して、レジスタンスを越えて1.2964まで一時反発。ダブル・トップの位置を越えているが、トリプル・トップの可能性もあって、上値追いは不透明。ただ、スロー・ストキャスティクスが、再上昇気味にあり、押し目が守られると強い可能性が残っていることは、注意しておきたい。
上値は、1.2912-46の窓の上限が抑えると弱い。1.2964を越えて、それ以前の安値となる1.2995、1.3040、1.3092-1.3138が視野となる。更に1.3173-78の戻り高値を超えて、1.3300のサイコロジカルが視野となるが、売りが出易い。あくまで1.3391や1.3421の戻り高値を超えて、下落トレンドは終了する見通し。
一方下値は、転換線と絡む1.2832の戻り安値維持では相当強いが、割れると1.2763-69の基準線と絡む位置、1.2646-1.2706の戻り安値圏が視野となるが、サポートから買いが入り易い。ただし、1.2606の安値を割れると1.2585の雲の上限位置、1.2540の1.2540、雲の下限と絡む位置などが視野となるが、維持では堅調が続くが、維持出来ない場合、1.2470-93の戻り安値、1.2328-87の戻り安値圏を維持出来ずに、1.2300や1.2288の直近安値を割れると、1.2252-72から1.2204の窓まで視野となるが、こういった位置は一種のネックラインとなっており、一旦買いが入り易い。ただし、維持出来ない場合、1.2130-88,1.2030-80ゾーンなども視野となるが、不透明な位置で、維持できると更に突っ込み売りは出来ないが、1.2007-13のダブル・ボトムをしっかりと割り込むと月足のフィボナッチ・リトレースメント(0.9059~1.4690)の50%となる1.1875、サイコロジカル的に強い1.15まで視野となる。
デイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、基本は戻り売り場探し。早期は1.28前後への押し目は買って、ストップは1.2763割れ。ターゲットは1.2880-00が抑えると利食いとなる。またこの位置の売りは、1.2915-30ゾーン越えをストップとするか、浚い1.29ミドルまで売り上がるなら、ストップは1.2964越え。この売りのターゲットは、1.2830-50が維持されると利食い、割れても1.28前後では、しっかりと利食っておきたい。
ユーロ円
- 予想レンジ:128.50~129.00
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:07:49 予想時レート:129.19
上値を133.48でCapされて、下落が、トリプル・ボトムの安値を割れて127.39まで拡大もこれを維持する形。スロー・ストキャスティクスも売られ過ぎから反転上昇を続けており、一旦下値つきと見て良いと思われるが、ただ、戻りではやれやれの売りが出易い。
上値は、129.50の戻り高値が抑えると弱いが、129.64を越えると、129.99-130.12の戻り高値、130.60や131.00の戻り高値圏に雲の捻じれが控えており、抑えると上値追い出来ないが、超えると131.42-60、132円のサイコロジカルを越えて、132.56-93の戻り高値が視野となるが、上抜けは不透明。あくまで133.48の直近高値を越えて、133.58-70の戻り高値や134円のサイコロジカルが視野となるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで134.13の高値を越えて、134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。
一方下値は、転換線や基準線と絡む128.56、128.06-32の戻り安値が維持されると良いが、127.52や127.39の直近安値を割れると126.98-127.32ゾーンまで視野となるが、この位置は過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-70、125.60-10の戻り安値圏まで視野となる。こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。
従ってデイの戦略としては、追いかけて買うのは厳しい。基本押し目買い場探しだが、早期は129.64を睨んで、この位置が抑えると売りから入る形。ターゲットは、128.85-00が維持されると利食いも、割れると128.40-60では、しっかりと利食いたい。またこの位置からは、128.00-20,127.80前後まで買い下がって、ストップは127.52や127.39割れ。利食いは下落水準次第も、こういった下落では、129円を前に、上げ渋りでは利食いを優先したい。