豪ドル円見通し 3日連続の日足陽線=赤三兵で83円に迫る

豪ドル円

おはようございます。大塚亮です。

2021年12月24日の相場分析です。

概況

豪ドル円の12月23日終値は82.863円、前日比0.534円高と続伸した。取引レンジは82.979円から82.077円。
NYダウの連騰と同調してNY原油も連騰、為替市場ではドルストレートにおいてユーロの上昇がやや鈍ったもののポンド、豪ドル、NZドル、南アランド等が株高と同調して連騰、クロス円もリスク選好感から全面高となり、ドル円も米長期債利回り上昇による日米金利差を意識した流れで上昇したため、豪ドル円は豪ドル高と円安が重なる状況での連騰となった。

NYダウと原油が連騰

NYダウは12月20日安値34665.50ドルを起点としてV字反騰に入ったが12月21日に560.54ドル高と上昇したところから22日、23日と3連騰の上昇で20日深夜安値から千ドルを超える規模の切り返しとなった。オミクロン株の感染拡大がすさまじい事への懸念は継続しているが、デルタ株よりも重症化率は低いのではないかとの報告が出ていること、ファイザーやメルコの経口薬への緊急承認等により過度の悲観は後退している。リセッション入りとなるような負荷はかからないだろうと株式市場は楽観優先であり、豪株価も23日まで3連騰している。
株高に触発されて原油相場も連騰しておりNY原油は21日から23日へ3連騰、20日安値で66.04ドルまで下げたところから73ドル台後半まで戻しており、12月2日安値62.43ドル以降の高値を更新して74ドルに迫っている。原油高にプラチナ、ゴールドの上昇もあって資源通貨買いが進んでおり、豪ドルに加えて南アランドの上昇も顕著になっている。

テクニカルポイント 日足は赤三兵、10月21日からの下げ幅の半値戻しをクリア

豪ドル円の日足は12月21日から3日連続陽線=赤三兵となった。12月3日安値から反発に転じ、12月6日から8日にかけて最初の赤三兵で上昇、いったん調整安を入れて二度目の赤三兵で勢い付いている。
10月21日高値86.248円から12月3日安値78.787円までの下げ幅に対する半値戻しが82.517円だったが、23日の上昇でこれをクリアした。
12月3日からの上昇幅は4.192円高であり、8月20日安値77.896円から9月3日高値82.023円までの4.127円高を若干超えてきたが、勢いとしてはその時よりも9月22日からの上昇時に近い印象もある。83円前後の現状では連騰に対する高値警戒感も出やすい水準だが、調整安を消化しつつ高値切り上げに入れば84円試し、さらに10月21日高値へ迫る可能性も出てきた印象だ。ただしそのためには株高原油高とドルストレートでのドル安、クロス円全般の上昇が揃う必要があり、感染関連問題でリスク回避感が再び高まる場合には流れも逆行に転じる可能性を抱えていると注意したい。

短期テクニカル分析

豪ドル円の60分足チャートにおいては概ね3日から5日周期での騰落リズムがみられる。
12月16日夜高値を起点とした下落が12月20日夕安値を底として反騰入りしたとして12月21日午前時点では21日夜から23日夜にかけての間への上昇を想定した。
12月24日未明へ高値を切り上げてからやや失速しており、既に高値形成の想定期を超えてきているので、82.50円を割り込む場合はいったん下落期に入るとみて24日の日中から27日夕にかけての間への下落を想定するが、24日未明高値を上抜き返すところからは新たな上昇期に入るとみて28日深夜から31日朝にかけての間への上昇を想定する。

60分足の一目均衡表では12月21日夜の上昇で遅行スパンが好転、21日深夜には先行スパンも突破し、その後も両スパン揃っての好転を維持しているので遅行スパン好転中は高値試し優先とするが、遅行スパンが悪化するところからはいったん下げに入るとみて安値試し優先とし、先行スパンの上下限を試す流れと考える。

60分足の相対力指数は12月22日深夜から24日未明への一段高に際して指数のピークが切り下がる弱気逆行がみられるので下落期入り注意とし、65ポイントを超える反発へ進めないうちは50ポイント割れから40ポイント前後試しへ向かうとみる。50ポイント割れの後に65ポイントを超える場合は上昇再開の可能性を優先する。

12月24日の売買戦略

12月3日からの上昇基調はさらに継続する可能性があるとみるが、目先は3連騰後の調整安注意とし、安値の落ち着き処を探って押し目買いのタイミングを計りたいところ。
82.50円割れからは82円前後への下落を想定するが、82.10円から81.70円台にかけてのゾーンは押し目買いされやすいとみる。
24日未明高値83.979円超えからは84円台中盤(84.30円から84.70円)へ向かう流れとみる、またその場合は週明けへ続伸しやすい状況とみる。

12月24日の主な予定