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おはようございます。だいまんです。
2021年2月19日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、米長期金利の上げ渋りを受けて、ドルの売り戻しが優勢となった。株価面では、金利の上昇懸念からNY3市場ともマイナス圏の推移となったが、リスクオフのドル買いは限定された。米経済指標としては、週間新規失業保険申請件数や1月住宅着工件数が予想より弱い結果も、2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を上回り、相場の反応は限られた。
ドル円は、105.60まで下落、ユーロドルは、ECB議事会議事録で、預金ファシリティ金利の引き下げなどさらなる政策調整の可能性や為替水準について、メンバーの一部が懸念を示していることが示唆されたが、ユーロ相場への影響は限られ1.2093まで反発、ポンドドルは、1.3987まで一時上昇後も、1.3927が下支えした。
一方クロス円では、ユーロ円が127.81、ポンド円が147.80まで反発、オージー円は82.31から81.83まで売りに押され、NZD円が76.31から76.01、カナダ円が83.43から83.12で揉み合った。
2月19日の注目材料
- 08:30 (日) 1月全国消費者物価指数 [前年同月比] (前回-1.2% 予想-0.7%)
- 08:30 (日) 1月全国消費者物価指数・除生鮮食料品 [前年同月比] (前回-1.0% 予想-0.7%)
- 08:30 (日) 1月全国消費者物価指数・除生鮮食料品 [前年同月比] (前回-0.4% 予想0.0%)
- 09:01 (英) 2月GFK消費者信頼感調査 (前回-28 予想-26)
- 09:30 (豪) 1月小売売上高 [前月比] (前回-4.2%(-4.1%) 予想2.0%)
- 09:30 (日) 2月日経製造業PMI・速報値 (前回49.7)
- 16:00 (独) 1月生産者物価指数 [前月比] (前回0.8% 予想0.9%)
- 16:00 (英) 1月小売売上高 [前月比] (前回0.3% 予想-2.5%)
- 16:00 (英) 1月小売売上高 [前年同月比] (前回2.9% 予想-0.5%)
- 16:00 (英) 1月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回0.4% 予想-2.1%)
- 16:00 (英) 1月小売売上高・除自動車 [前年同月比] (前回6.4% 予想2.7%)
- 16:30 (スイス) 第4四半期鉱工業生産 [前年同期比] (前回-5.1%)
- 16:45 (仏) 1月消費者物価指数・改定値 [前月比] (前回0.2% 予想0.2%)
- 16:45 (仏) 1月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回0.6% 予想0.6%)
- 17:15 (仏) 2月製造業PMI・速報値 (前回51.6 予想51.5)
- 17:15 (仏) 2月サービス業PMI・速報値 (前回47.3 予想47.0)
- 17:30 (独) 2月製造業PMI・速報値 (前回57.1 予想56.5)
- 17:30 (独) 2月サービス業PMI・速報値 (前回46.7 予想46.5)
- 18:00 (ユーロ圏) 12月経常収支・季調済 (前回246億ユーロ)
- 18:00 (ユーロ圏) 12月経常収支・季調前 (前回268億ユーロ)
- 18:00 (ユーロ圏) 2月製造業PMI・速報値 (前回54.8 予想54.3)
- 18:00 (ユーロ圏) 2月サービス業PMI・速報値 (前回45.4 予想45.7)
- 18:30 (英) 2月製造業PMI・速報値 (前回54.1 予想53.1)
- 18:30 (英) 2月サービス業PMI・速報値 (前回39.5 予想42.0)
- 20:00 (英) 2月CBI受注動向調査 (前回-38)
- 22:30 (加) 12月小売売上高 [前月比] (前回1.3%)
- 22:30 (加) 12月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回2.1%)
- 23:45 (米) 2月マークイット/製造業PMI・速報値 (前回59.2 予想58.5)
- 23:45 (米) 2月マークイット/サービス業PMI・速報値 (前回58.3 予想57.9)
- 23:45 (米) 2月マークイット/総合PMI・速報値 (前回58.7)
- 00:00 (米) 1月中古住宅販売件数 [年率換算件数] (前回676万件 予想663万件)
- 00:00 (米) 1月中古住宅販売件数 [前月比] (前回0.7% 予想-2.0%)
- 01:00 (米) ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
2月19日の相場見通し
昨晩は、直近のドル買いに、巻き戻しが優勢となりました。米長期金利の影響かもしれませんが、一方で米国株価の下落によるリスクオフのドル買いは限定されています。若干相場が何を基準に動いているのか不透明となっていることは注意しましょう。
経済指標としては、日本では1月全国消費者物価指数、豪州では1月小売売上高、英国では、2月GFK消費者信頼感調査、英1月小売売上高と2月製造業とサービス業PMIの速報値、ユーロ圏では、独1月生産者物価指数と仏1月消費者物価指数・改定値、ユーロ圏各国の2月製造業とサービス業PMIの速報値や12月経常収支、カナダでは12月小売売上高、米国では、マークイット2月製造業・サービス業・総合PMIの速報値と1月中古住宅販売件数などが公表されます。
経済指標に対する反応の鈍い展開が続いていますが、ユーロ圏では、ZEW景況感指数が良好だったことで、製造業とサービス業PMIも良い結果が想定されます。その場合ユーロ相場を支えそうですが、ただ、サプライズの結果には注意しておきましょう。また米国では、雇用指数は弱い状況が続いていますが、景況感指数は良好を維持しています。マークイットのPMIが、良い結果となるなら、米長期金利の下支えとなるか注目しましょう。
その他、米国のパリ協定への復帰に関しては、既に原油価格に影響が見えていますが、為替市場には影響はなさそうです。本日も米国の長期金利の動向に注意ですが、週末であることやアストロ的には、週末水星の逆行が終了します。この時期には、円高になり易く、株価が調整を深めるなら一時的なリスクオフの円高に注意しておきましょう。
2月19日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ドル円
- 予想レンジ:105.35~106.05
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:09:33 予想時レート: 105.70
下落を102.59で維持して、日足の雲を上抜ける上昇となるも、上値は106.22の高値が、レジスタンスやファンラインで抑えられており、特に106円は、過去の相場の上下を司るネック・ラインとなっており、現状では戻り高値をつけた可能性が高く、上値追い厳しい。
ただ、下値も堅く当面もみ合いが続く可能性が高いが、105.32の転換線、104.78の基準線の維持では、上昇サポートからも堅調が続く。ただし、104.41の戻り安値を割れると104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
一方上値は既に106円が抑えると弱い。106.22を超えても106.50のサイコロジカルなどが上値を抑えると上昇も厳しい。106.55の戻り高値を超えて106.95-107.05なども視野となるが、上抜けは不透明で、107.54や108.17の戻り高値を順次超えるまでは、完全なあく抜けは見えない。
従ってデイの戦略としては、戻り売りで、106.22の高値越えをトップに、106円方向への上昇で売場探し。ターゲットは、105.60前後が維持されると買い戻しも、割れるなら、105.35-40では一旦利食って置きたい。ただ、反発が弱ければ、売り直して、売り回転を利かせることも検討したい。
一方買い狙いは、105.35-40は維持を確認できればだが、ストップは105.18割れで、買っても106円が抑えると弱いので注意。また超えても105.85-00では利食いとなる。また、もし、105.18を割れるなら、105円前後から104.55-85ゾーンは買い下がっても、ストップは104.41割れで。この買いの場合のターゲットは、105.35-65が抑えると利食いが安全となる。
豪ドル・ドル
- 予想レンジ:0.7700~0.7800
- 基本戦略:逆張り
- 予想時間:09:55 予想時レート:0.7769
豪ドル・ドル相場は、下値を0.7006と0.6992でダブル・ボトムを形成して、上昇が0.7820まで拡大も、更なる展開となっていない。
上値は、0.7806-20が抑えると上値追い出来ないが、超えると月足からは0.7917の戻り高値、サイコロジカルな0.80が視野となるが、ロング・ランのマイナーレジスタンスが控えている。一旦しっかりと買い手は利食っておきたい。また、更に上値では、0.8068や0.8337の2018年の戻り高値が視野となるが、こういった位置の上抜けは現状不透明となる。
一方下値は、0.7681-0.7713ゾーンに、基準線や雲の上限が控えており、維持では堅調も、0.7652の戻り安値を割れると0.7584が視野となるが、維持では良いが、0.7565の戻り安値まで割れると0.7516-58,0.7463まで割れると0.7374-0.7423の戻り安値に日足の雲の下限が控えており、維持では買いが入り易い。ただし、維持できない場合0.7339―52、0.7255―81まで視野となるが、この維持は不透明も0.7223の安値まで割れると、若干崩れ気味となり、その場合0.7029-50まで視野となる。また0.6992安値まで割れると下落が加速する可能性となり、0.6878-73ゾーン、0.6810-33ゾーンまでターゲットとなる。この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.6778の戻り安値まで割れと過去のレンジゾーンとなる0.6255-0.6571までターゲットとなる。
デイの戦略では、揉み合い気味の展開を想定して、上値は0.7806-20をストップに、0.78方向への上昇では売り狙い。ターゲットは、0.7713-32ゾーンの維持では買い戻しで、またこの位置の買いは、0.7695をストップ、買いの場合のターゲットは、0.7770-00が上値を抑えると利食いとなる。
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