コロナ後の期待トレード

コロナ後の期待トレード

こんにちは。YEN蔵です。

今週の相場振り返りです。

今週(2月15日週)の振り返り

今週はいくつかの米国の景気指標が予想を上回る強い数字となりました。欧米はまだ外出制限などがありますが米国の数字を受けて外出制限解除後の経済への期待感も高まりました。

16日に発表されたニューヨーク連銀製造業危機指数は12.1と前回の3.5、予想の6を上回りました。この数字はニューヨーク州の製造業200社に景況感を聞き取り調査したもので地味な指標ですが注目されています。

17日に発表された1月の米小売売上高は前月比5.3%と12月の-1%、予想の1.1%を上回りました。

18日に発表された1月の米住宅建設許可件数は188.1万件と前月比10.4%と急増化しました。これは金利上昇前の駆け込みなのかもしれません。

このように今週発表された米国の経済指標は地味ながら強い数字が続き米国経済に明るい兆しが見えてきました。ただいいことばかりではありません。米国の景気回復期待から米国の長期金利が上昇してきました。指標となる米国の10年債利回りは1.333%まで上昇しコロナ後の高値付近まで上昇しました。

これは景気回復が早くなればFRBの緩和の終了も近づくのではないかとの思惑も出てきます。金利の上昇による株価の頭が抑えられ、ドルはやや堅調に推移しましました。

経済が回復する前に長期金利が急上昇すると株価下落の引き金になる可能性もありますから金利の動きには注意が必要です。

注目ポイント

米国の景気指標が改善しているお話はしましたが、まだ経済は再スタートしていません。このような中で小売り売上高とかが増加しているのですが、それでは経済が再スタートしたらどうなるかという期待感があります。

日本人は貯蓄好きですが米国人は日本人と比べると消費好きです。日本の貯蓄率は常に米国を上回っていますが、その米国でここ1年は貯蓄率が上昇しています。巣ごもりでお金を使う先がなく貯蓄率が上昇しているようです。もし経済が再スタートになればこれらの貯蓄とこれから行われる経済対策による給付金を一気に消費に使う可能性があります。そうなれば米国経済が一気に加速するという期待感が高まっています。

そうなると経済がいつ再スタートできるのかということがポイントになります。これはワクチンの接種率が上昇して免疫獲得が広がったらということになりますから最近はワクチンの接種率が注目されています。

ワクチンの接種率が一番高いのがイスラエルで79.48%、UAEが52.56%、英国が24.3%、米国が16.68%となっています。

ここで注目されるのが英国です。高いワクチン接種率を受けて経済の再スタートが速いのではないかとの期待感からポンドが上昇しています。

ポンドの予想

ポンドドルは節目の1.35を超えて1.3980付近まで上昇しています。短期的には1.3800付近のサポートが維持され節目の1.40を目指しています。2020年3月20日の安値1.14付近を起点にしたフィボナッチエクステンション1.618倍が1.4060付近に位置しています。

コロナ後の期待トレード

また一目均衡表雲の上限が1.40付近に位置し1.40台は長期的に重要ポイントになっています。

1.40台がしっかり超えられるようであれば2014年7月の高値1.72付近~1.14付近の50%戻しが位置する1.4280付近がターゲットになるでしょう。またこのレベルは2018年の高値1.4370というレジスタンスもあるので、1.40台を完全に超えれば1.42台後半から1.43付近への上昇が予想されます。

一方で1.40台がレジスタンスになるようならば、短期的には1.38~1.40のレンジ、1.38付近を下抜けした場合は1.35付近への下落を予想します。

チャートはポンドドルの月足です。

月足に一目均衡表、フィボナッチ・リトレースメント、フィボナッチ・エクステンションを組み合わせています。

またRSI、MACD、スローストキャスティックスも組み合わせています。