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おはようございます。だいまんです。
2021年3月1日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、米長期金利が、昨日の急騰から上げ渋りを見せ、米国株市場も反転気味な展開となったが、週末を控えてドルの堅調な展開が続いた。米2月シカゴ購買部協会景気指数は、1月個人消費支出は予想を下回ったが、1月個人所得や2月ミシガン大消費者信頼感指数の確報値が、予想を上回り影響は限定された。ただ、ナスダック指数はプラス圏で引けるも、NYダウは490ドル安から一時プラス圏を回復も、引けにかけて値を消し、米10年物国債利回りは、1.52%を手前に上げ渋り、1.38%台まで低下した。
ドル円は106.69まで上昇、ユーロドルは、1.2160を上値に、1.2062までじり安となり、ポンドドルは、1.3888まで売りに押されたが、月末の対ユーロでの買い戻しで、一時1.3988まで反発した。尚ユーロポンドは0.8656まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が128.64から129.39で上下、ポンド円は147.41を下値に149.08まで再反発、オージー円が82.25、NZD円が77.18、カナダ円は83.81まで下落した。
3月1日の注目材料
- ソウル市場休場(独立運動記念日)
- 06:30 (豪) 2月AIG製造業指数 (前回55.3)
- 09:30 (豪) 第4四半期企業在庫 (前回-0.5%)
- 09:30 (豪) 第4四半期企業総利益 (前回3.2%)
- 09:30 (豪) 1月居住用住宅ローン件数 [前月比] (前回8.7%)
- 09:30 (豪) 1月投資用住宅ローン件数 [前月比] (前回8.2%)
- 09:30 (豪) 2月求人広告件数 (前回–)
- 10:45 (中) 2月財新製造業PMI (前回51.5 予想51.4)
- 16:30 (スイス) 1月実質小売売上高 [前年同月比] (前回4.7%)
- 17:30 (スイス) 2月SVME購買部協会景気指数 (前回59.4 予想60.1)
- 17:50 (仏) 2月製造業PMI・改定値 (前回55.0 予想55.0)
- 17:55 (独) 2月製造業PMI・改定値 (前回60.6 予想60.6)
- 18:00 (ユーロ圏) 2月製造業PMI・改定値 (前回57.7 予想57.7)
- 18:30 (英) 2月製造業PMI・改定値 (前回54.9 予想54.9)
- 18:30 (英) 1月消費者信用残高 (前回-10億ポンド 予想-20億ポンド)
- 18:30 (英) 1月マネーサプライM4 [前月比] (前回0.7%)
- 18:30 (英) 1月マネーサプライM4 [前年同月比] (前回13.4%)
- 18:30 (英) 1月住宅ローン承認件数 (前回103.381千件)
- 18:30 (英) 1月住宅ローン貸付額 (前回5.586十億ポンド)
- 22:00 (独) 2月消費者物価指数・速報値 [前月比] (前回0.8% 予想0.5%)
- 22:00 (独) 2月消費者物価指数・速報値 [前年同月比] (前回1.0% 予想1.2%)
- 22:30 (加) 第4四半期経常収支 (前回-75.3億加ドル 予想-70.0億加ドル)
- 23:00 (米) ウィリアムズNY連銀総裁・あいさつ
- 23:30 (加) 2月マークイット製造業PMI・季調値 (前回54.4)
- 23:45 (米) 2月マークイット製造業PMI・改定値 (前回58.5 予想58.5)
- 00:00 (米) 2月ISM製造業景況指数 (前回58.7 予想58.6)
- 00:00 (米) 2月ISM製造業景況指数・価格指数 (前回82.1)
- 00:00 (米) 2月ISM製造業景況指数・新規受注指数 (前回61.1)
- 00:00 (米) 2月ISM製造業景況指数・雇用指数 (前回52.6)
- 00:00 (米) 1月建設支出 [前月比] (前回1.0% 予想0.8%)
- 00:20 (ユーロ圏) デギンドスECB副総裁、マクルーフ・アイルランド中銀総裁、ヴィルロワ・ド・ガロー仏中銀総裁「討論会参加」
- 04:00 (米) ボスティック・アトランタ連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁「パネル討論会参加」
- 06:45 (NZ) 第4四半期交易条件 [前期比] (前回-4.7%)
- 06:45 (NZ) 第4四半期輸入価格・季調値 (前回-3.7%)
- 06:45 (NZ) 第4四半期輸出価格・季調値 (前回-8.3 %)
- 06:45 (NZ) 第4四半期輸出量・季調値 (前回5.6%)
- エネルギー会議CERAウィーク
3月1日の相場見通し
週末は、米長期金利の上げ渋りにも、株価が軟調な展開を続けたことで、リスクオフのドル買いが継続しました。本日も米長期金利や株価の行方に最大の注意を払って対応しましょう。
経済指標としては、豪第4四半期企業在庫・企業総利益、1月宅ローン件数と2月求人広告件数、中国の2月財新製造業PMI、スイス1月実質小売売上高と2月SVME購買部協会景気指数、ユーロ圏各国の2月製造業PMI・改定値と独2月消費者物価指数・速報値、英国では、2月製造業PMIと1月住宅ローン承認件数・貸付額、加第4四半期経常収支と2月マークイット製造業PMIm、米国では、2月マークイット製造業PMI・改定値とISM製造業景況指数などが発表されます。
今週は週末の米雇用統計を睨んだ展開ですが、直近米経済指標には、追加経済対策の効果もあって、明るさが見えています。良好な結果が、米長期金利を下支えするなら、ドル相場も堅調を維持しそうです。
また要人発言としては、先週米FOMC高官の「米長期金利の上昇は問題ない」旨の発言が、米長期金利を押し上げました。ウィリアムNY連銀総裁を始め、上昇に行き過ぎ感もあることで、けん制的な発言が出る可能性に注意しておきましょう。その場合、若干サプライズ的に、米長期金利が低下するなら、株価の下支えやドルの売り戻しにつながるので、注目しておきましょう。
3月1日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ポンドドル
- 予想レンジ:1.3800~1.4000
- 基本戦略: 買いから入っても、反発では利食いや戻り売り
- 予想時間:08:13 予想時レート: 1.3956
ポンドドルは、下値を1.2676や1.2855で支えて、上昇が月足の雲を上抜け1.4237まで一時上値を拡大。ただ、この位置がトピッシュとなっており、スロー・ストキャスティクスも反転下落を示しており、当面の高値となるか注目される。
上値は、既に1.4027から1.4182の戻り高値が抑えるとレジスタンス形成の可能性から弱い。あくまで1.4237の上ヒゲを超えて、2016年のブレグジット決定後の戻り高値となる1.4377が視野となるが、この位置までほとんど目立ったポイントがなくなることは注意しておきたい。
一方下値は、1.3903の基準線前後の維持では良いが、1.3888の金曜日の安値を割れると1.3830-40、1.3730-76、1.3657-80の戻り安値圏まで視野となるが、雲の上限が控え、買いが入り易い。ただし、1.3567の戻り安値を割れると1.3503-20の下ヒゲ圏と90日移動平均、1.3430-51の下ヒゲ圏や雲の下限がターゲットとなるが、維持では良いが割れると1.3304-50の戻り安値まで視野となる。最大のリスクは、1.3188や1.3135の下ヒゲを割れるケースで、その場合相場は崩れ気味となり1.30のサイコロジカル、1.2906-33の戻り安値圏までの調整の可能性が高まりそう。ただ、一旦下支える可能性はあるが、1.2855まで割れると1.2806-1.2845ゾーン、1.2752までターゲットとなり、更に1.2676や1.2645の戻り安値を割れるケースからは、1.2438-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360まで視野となり、1.2252の戻り安値まで割れると1.2162などがターゲットとなるが、最大のリスクは1.2073の戻り安値割れで、その場合1.20のサイコロジカルがターゲットとなる。
デイの戦略としては、ここからは突っ込みは避けて、慎重な買い場探しとなるが、一方で上値も重くなることで、戻り売りや吹き値売りも考慮して対応したい。
上値は、1.4182や1.4237の戻り高値をバックに、どこまで反発するかは不透明も1.4000-50、1.4080-00、1.4130-50などは売り場探しとなる。ターゲットは、現状の安値圏の1.3888-1.3908を維持するとか買い戻し優先となる。また買いは、この安値圏を守ることを確認できれば狙ってみても、維持できないなら早々と止めるスタンス。この買いの利食いは、1.4000-50が抑えると利食い優先となる。また、金曜日の安値を割れるケースでは、慎重なスタンスが必要だが、1.3830や1.3776をストップに、この手前の維持を確認しながたか、思い切って1.37まで様子をみて買い場を探すならストップは、1.3680割れとなる。ただ利食いは同様に、1.4000-50が抑えると利食いながら対応したい。
ポンド円
- 予想レンジ:147.00~149.00
- 基本戦略:買いから入っても、反発は戻り売り
- 予想時間:08:36 予想時レート: 148.73
ポンド円は、147.97の高値からのレジスタンスや月足の雲の下限を上抜け、上昇が150.45まで拡大。ただ、この高値がトピッシュとなっていること、スロー・ストキャスティクスが買われ過ぎ圏から反転していることで、当面の高値となるか注意して対応したい。
上値は、149.18から150。00が再Capされるとレジスタンス形成の可能性となる。あくまで150.45の高値を超えて、月足からは150.65、153.86などが視野となるが、156.60の戻り高値の上抜けは不透明で、更に157.05には横ばいとなる月足の雲の上限が位置しており、上値を抑える可能性が残っている。
一方下値は、147.29-41,146.36-56,145.87の転換線に、急上昇を支えるサポートが控えており、維持では堅調が続くが、145.22の戻り安値を割れると144.04-50,142.85、142.20、141.08-29、140.76、140.35-37などが視野となるが、こういった位置には日足の雲が控えおり、買いが入り易い。ただし、139.48-52を割れると138.00-33の戻り安値圏、136.80-97の下ヒゲまで割れると相場は崩れ、134.88-135.72の戻り安値圏までターゲットとなる。ただ直ぐにこの下方ブレイクが実現するかは不透明も134.41まで割れると133.62-84の戻り安値圏、133.05や132.95の戻り安値割れると相場は更に崩れ気味となり、132円のサイコロジカル、131.78の安値まで割れると130円までターゲットとなる。
従って、デイの戦略としては、突っ込み売りも厳しいが、戻りは重くなりそう。上値は、150.45をストップに、考えて149.38-58、149.82-88、150.22-36と売り場を探す形。ターゲットは、147.80-148.22ゾーンが維持されると利食いが良い。またこの位置の買いは、147.41をストップに対応するが、買っても149.08-18などが抑えると利食い優先で、超えても149.38-58などでは利食いを優先したい。またもし、147.41を割れるケースでは、146.42をストップに147円前後から146円後半で買い下がるが、この場合のターゲットは、148.50が上値を抑えると利食い優先となる。